ワンルームはやめたほうがいい?住みにくいって本当?

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初めて一人暮らしにワンルームを選ぶ人は多いと思いますが、ワンルームというのは家賃の安さが魅力の反面住む上ではデメリットも多々あります。

今回はワンルームはやめたほうがいいのか、住みにくいと言われるデメリットとメリットについて解説していきます!

ワンルームはやめたほうがいい?

結論から言えば、『料理する人』『防犯性を重視する女性』にとってワンルームはやめたほうがいい間取りとなります。

ワンルームが不向きな人
  • 自炊中心の生活をする人
  • 自宅にいる時間の長い人
  • 寒がり・暑がり
  • 防犯性を重視したい女性

賃料の安さが魅力的なので選択肢に入れている人は多いですが、玄関からリビングが直通となっている間取りは部屋の中が丸見えになってしまいます。

一方、安さを最優先で考えているのであれば多少我慢しつつもそこまで後悔することはありません。

ちなみにsuumoが行った20代社会人単身者男女のデータによれば、ワンルームよりも1Kを選ぶ人の割合のほうがやや多くなっています。

ワンルームがやめたほうがいいと言われる理由について住んでいる人の意見をもとに紹介していきます。

料理の匂いが部屋に充満しやすい


もっとも多い意見が「キッチンの匂い」に関する問題。

リビングとキッチンが同じで仕切ることができないため、焼き魚や焼き肉等の匂いの強い料理をすると部屋中が臭くなってしまいます。

1Kなら扉を閉めて換気扇を回せばそれほど広がることもありませんが、ワンルームでは扉がないので防ぐことができません。

部屋に匂いが残るのは仕方ないとしても、布団にまでその料理の匂いが染みついてしまうと最悪です。

キッチンが狭い(ことが多い)


ワンルームのすべての部屋に共通しているわけではないですが、学生が住むような格安のワンルーム物件はキッチンがかなり狭く作られています。

キッチン部分を狭くすることで部屋のスペースを広くとるためでもありますが、キッチン部分は建設コストが高いので削減するために手狭になっているようです。

料理をする人にとってはまな板を置くスペースがなくてイライラする羽目になるかも。1Kでもキッチンが狭い部屋は多いですがワンルームよりは少なめ。

エアコンの効きが悪い

ワンルームは玄関とリビングが近く、扉等で遮ることがないため外気の影響を受けやすくなっています。

夏場はともかく、冬場は窓と玄関側両方からの冷気をもろに受けるので、エアコンをつけていても寒い状態になりやすく、エアコンを消した途端急激に寒くなります。

起きている間はいいですが、寝ているときはエアコンを消す人は多いのでしっかりと対策しないと夜中に目が覚めてしまう可能性があります。

結果的に電気代がかさんでしまう原因となります。

外からの騒音が聞こえやすい

外からの騒音というのは窓が大部分を占めていますが、ワンルームの場合は玄関側からも音が筒抜け状態になってしまっています。

通常であれば廊下にある扉を閉めることである程度騒音は緩和できますが、ワンルームでは簡易的な仕切りを設ける程度しかできないのでほぼ意味がありません。

建物の廊下を歩いている音は普通にわかりますし、こちらが聞こえる=部屋の音も外に漏れやすくなってしまいます。

友人や恋人をよく呼ぶような人にとってワンルームはトラブルの元になるのでおすすめできません。

外部の人間に部屋の中を見られやすい


ワンルームは間取りの性質上、扉をあけたらベランダ側まで視界が通るので配達員などの訪問者に部屋の中を見られる可能性があります。

わざわざ見る人は少ないと思いますが、例えばNHK受信料請求の際にテレビの有無を外から確認できてしまったり、女性の一人暮らしだと男性の配達員に中を覗かれることに抵抗を感じる人は多いと思います。

中を覗かれたところで実害は少ないように感じますが、気分が良いものではありませんしプライバシーを考えると微妙な間取り。

NHKの訪問は居留守が有効?無視し続けると来なくなるのか試してみた結果

収納スペースが少ないことが多い

ワンルームは部屋自体も広くないため、クローゼットのような収納スペースがきちんと確保されているとは限りません。


特に古い物件ではシューズボックスやクローゼットもなく、最低限生活できるだけの間取りになっていることがあります。

間取りだけを見て「家賃も手ごろだし生活しやすそう」と思っていると、いざ入居したときに収納スペースを自分で作る必要があるため、無駄なコストがかかる可能性もあります。

特に狭い部屋ほど収納スペースも少なくなるので、写真や内見時に確認が必要となります。

風呂トイレ一緒のユニットバス物件が多い

山手線 物件数
総物件数 69,809件
ワンルーム 16,075件
バストイレ別 8,436件

ホームズで調査したところワンルームの中でバストイレが一緒の物件は約8,000件と半数を占めています。

いわゆる3点ユニットというもので、必ずしも悪いわけではありませんがデメリットが多く避ける人が多いです。

ユニットバスの問題点
  • 浴槽に浸かりにくい
  • シャワーカーテンにカビが生えやすい
  • 湿気がこもりやすい
  • トイレットペーパーが湿る

ワンルームで一人暮らしをしようとしたときにバストイレ別を選ぼうとすると選択の幅が最初から半分に減ってしまうというのは難点です。

住んでからのデメリットではありませんが「内見せずに契約したらユニットバスだった」とか部屋選びで後悔するリスクが高くなります。



ワンルームを選ぶメリット

ワンルームなりのメリットというのもいくつか存在します。

家賃が安い

ワンルームの最大のメリットは家賃が安い点。

ホームズを使って池袋駅にある徒歩10分以内のワンルームと1Kで比較してみました。

種類 家賃 専有面積 立地 築年数
ワンルーム 8.9万円 21.9㎡ 池袋駅7分 3年
ワンルーム 6.8万円 15.0㎡ 池袋駅8分 4年
ワンルーム 7.3万円 12.7㎡ 池袋駅9分 5年
ワンルーム 7.7万円 17.5㎡ 池袋駅10分 5年
1K 9.5万円 20.2㎡ 池袋10分 2年
1K 8.0万円 18.6㎡ 池袋駅10分 19年
1K 7.5万円 21.7㎡ 池袋9分 22年
1K 6.8万円 20.1㎡ 池袋駅9分 29年

同じ築浅物件でもワンルームと1Kでは数千円ほどの違いがあります。

全く同じ条件とはいかないものの、1Kは扉1枚設けることによるコストや、それによる平米数の増加に伴い家賃も上振れる傾向があります。

ワンルームは廊下部分を排除できるため、狭い部屋が多いですがその分のコストがカットされます。

安さを重視している人にとってはワンルームの間取りは選択肢も多く、選びやすいといった利点があります。

玄関から仕切られるものがないので部屋が広く見える

平米数的には変わらなくても見た目は1Kよりもワンルームの方が広く感じることが多いです。

玄関から部屋の端まで見通せてしまえるので空間的に広く感じます。

部屋のコーディネートでも高い家具を使用せずにローベッドやローソファなど背の低いものだけで構成して部屋を広く見せるテクニックがあるぐらいなので、広く感じるのはメリット。

部屋とキッチンを行き来しやすい

一人暮らしをしていると実際部屋の扉というのは料理する時以外そこまで役に立つものでもありません。

トイレに行くときやキッチンの冷蔵庫に物を取りに行くとき、お風呂に入る時などドアの存在がないので開け閉めする必要がなくてラク。

まぁこれに関してはドアがあってもそこまで煩わしく感じることもないので、あえて挙げるなら程度のものです。

同じ広さの1Kより家具を配置しやすい

1Kだと扉を考えて家具の配置を考えることになります。

扉が開かなくなっては話にならないので、それを踏まえた上でドア付近に物を置かないようになるため模様替えの選択肢は狭まり、だいたいよくある固定位置になってしまいます。

ワンルームだと通れさえすれば良いので、1Kだと置けなかった場所に物を置くことができて少しだけ家具の配置を考えやすくなります。

掃除がラク

キッチンとリビングが一緒になっているおかげでドアに阻まれることもなく、掃除機をかけられるのはかなりラクに感じます。

コンセントの場所によってはキッチンまでコードが届かなかったり、いちいちコンセントから抜き差しする手間も出てきますが、ワンルームだと一気に掃除できるのは魅力です。

ワンルームを選ぶ上で抑えておくべきポイントや注意点

ワンルームで一人暮らしをすること自体は家賃を安く抑えることができるので悪くはありませんが、部屋タイプによっては後悔する可能性もあります。

ワンルームを選ぶ上で最低限押さえておきたいポイントについてまとめてみました。

廊下のある間取りを選ぶ

ワンルームと言っても色々なタイプの部屋が存在します。

扉を開けたらすぐにキッチン+部屋があるようなタイプもあれば、1Kのように廊下がありその先にリビングが設けてあるような部屋もあります。

ワンルームを選ぶのであれば廊下部分がある部屋を選ぶようにしましょう。

廊下があることで部屋との境目に仕切りを設けやすくなります。

さらに廊下にキッチンが設けてあれば1Kと同じように使用することができ、料理の匂いも廊下部分のみでとどめやすいのでワンルームならではのデメリットを最小限に抑えることができます。

ワンルームの匂い対策!キッチンの料理臭を遮る仕切り方法5選

キッチンの広さを確認する

ワンルームなど手狭な部屋は安く造られていることもあって水回りが充実していません。

特にキッチンに関してはまな板すら置けない狭さになっていることが多く、自炊を考えている人は住んでからかなり後悔します。

基本的には内見しなくても写真で判断できますが、写真を載せていない場合や見逃していることもあるのでよく確認しておきましょう。

住んでから後悔しても遅いですし、自炊する場合ずっとストレスの溜まる生活をすることになります。

クローゼットの広さを確かめる

ワンルームではクローゼットがついていなかったり、ついていたとしても洋服をかけるスペースが十分に備わっていないなど収納が手狭になっている物件がよくあります。

クローゼットがなくてもラックを購入することで代用できるものの、部屋の見栄えが悪くなったりコストがかかったり、邪魔になったりとあまりよくありません。

僕が最初に一人暮らしをしたときもクローゼットがついていないタイプの物件だったせいか、服をかける場所に困りました。

無理やり壁にフックを取り付けて対処しましたが、退去費用が高くなってしまいました。

物が少ない人でもクローゼットは必須です。

特に女性の場合は内見時にクローゼットの有無や広さをよく確認しておくべきです。

表記されている畳数を充てにしない

ワンルームの間取りの表記では『廊下部分を含めた畳数』として記載されています。

1Kの場合はリビングとキッチンが仕切られているので『リビング○○畳』といった記載となります。

上記の例だとぱっと見はワンルームのほうが広そうに見えますが、キッチン部分を含めると2畳ほど追加されるため1Kのほうが広いです。

ワンルームで廊下がある物件は表記の畳数よりも2畳ほど狭いので、それを踏まえた上でお部屋探しをしましょう。

まとめ

MEMO
  • ワンルームの最大の問題は料理の匂いが部屋に充満してしまうこと
  • ワンルームの最大の利点は家賃の安さ
  • ワンルームを選ぶなら廊下のある間取りを選ぶと1Kのような使い方ができるのでおすすめ

ワンルームは家賃を大幅に削減できるので初めての一人暮らしや社会人1年目等金銭的に余裕がない人にとってはおすすめの物件です。

家にいる時間が短い人にとっては快適性よりも家賃の安さのほうが優先すべき項目となります。

ただし、安さ故の問題はあるので快適に生活できるかどうかは微妙なところ。

特に自炊をするのであれば部屋に匂いが充満したり「布団が魚臭い」といった問題になるので物件選びは重要です。

廊下にキッチンがあるようなタイプであれば仕切りを作りやすく、家賃を抑えて1Kのような使い方ができるのでおすすめです。

ワンルームの匂い対策!キッチンの料理臭を遮る仕切り方法5選

理想のワンルームを探しやすいサイト

ワンルームといってもお部屋が広めな物件や、廊下が一切ないようなタイプと形は様々です。

理想的な形の物件に住みたくてもスーモやホームズでは『ワンルーム』としか検索できないため効率が悪いです。

さらに細かく条件を決めて探すのであればイエプラがおすすめです。

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対応エリア 関東・関西
店舗数 2店舗
物件数 対応エリアの8割以上
特徴 自宅にいながら部屋探しができる
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