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お風呂とトイレ、洗面台が一緒になった3点ユニットバスの賃貸物件で悩まされるのがお風呂に入った後の湿気問題です。
特にトイレに設置しているトイレットペーパーが湿気のせいで濡れてしまい、フニャフニャで使い物にならなくなることも。
今回はユニットバスでトイレットペーパーが濡れたり湿ったりするのを防ぐ方法について、4年間ユニットバスに住んだ経験をもとに紹介していきます。
目次
ユニットバスはトイレットペーパーが湿りやすい
普通に生活している限り、ユニットバスの構造上トイレットペーパーはある程度湿ってしまいます。
3点ユニットバスの賃貸物件に住んだことのある100人にアンケート調査を行ったところ、21人が『湿気・カビが生えやすい』といった不満点を抱いていることがわかりました。
- 調査対象:『3点ユニットバス(風呂・トイレ一緒)』に住んだことのある人
- 調査期間:2023年10月13日~10月15日
- 調査年齢:20代~60代
- 調査性別:男性34人/女性66人
- 調査機関:クラウドワークス
- 有効回答数:100
50代/男性
シャワーカーテンを使うが湿気があるのでトイレットペーパーが湿気る。それを防止する為に毎回、トイレットペーパーを外してから、シャワーを浴びるので面倒だった。
30代/女性
ユニットバス物件は臭いや湿気が気になりました。特にトイレットペーパーが湿気でダメになりやすいのが嫌でした。
30代/女性
シャワーカーテンの閉まりをしっかり確認しなかったせいで、トイレットペーパーをがっつり濡らしてしまうことがあった。
- 温度の高いシャワーによって水分が蒸発するため
- 狭い空間なので湿気がこもりやすい
- お風呂後の水分が蒸発して紙に吸着するため
- 直接シャワーの水がかかっているため
夏場よりも冬場のほうが外気との温度差があるので水蒸気が発生しやすく、紙類はその水分を吸って湿りやすくなってしまいます。
また、ユニットバスにシャワーカーテン(トイレと浴槽の間に設置するもの)を設置していないとトイレットペーパーが湿るのを早めてしまいます。
普通にシャワーを浴びただけならトイレットペーパーの外周部分のみが湿るだけなので一定時間あれば乾きます。
シャワーカーテンをしていない場合は直接トイレットペーパーに水しぶきが飛ぶことがあり、これが原因で湿ってしまうこともあります。
トイレットペーパーの内部まで湿ってしまうので乾くのも遅く使い物にならなくなります。
シャワーカーテンをしていない場合は取りあえず設置しましょう。
トイレットペーパーが湿るのを防ぐ方法
ユニットバスの宿命とも言える問題ですが、工夫次第である程度の湿気は防ぐことが可能です。
僕が実践していた方法や効果があると言われている方法を紹介していきます。
換気扇をつける
意外と忘れがちですがめちゃくちゃ重要。
浴室には必ず換気扇が設置されているので、できるだけ24時間回しておくようにしましょう。
換気扇の電気代は1ヶ月ずっとつけっぱなしにしていても数百円程度と安く、湿度がこもったり嫌な臭いも防ぐことが可能です。
プロペラファン | シロッコファン (浴室乾燥機兼用) | |
---|---|---|
消費電力 | 13W | 3.5~8W (24時間換気) 15.5W (標準換気) |
1時間の電気代 | 0.39円 | 0.11円~0.24円 (24時間換気) 0.47円 (標準換気) |
1日の電気代 | 9.36円 | 0.11円~0.24円 (24時間換気) 0.47円 (標準換気) |
1ヶ月の電気代 | 280.8円 | 79円~173円 (24時間換気) 338円 (標準換気) |
「換気扇はずっとつけてるけど湿ってしまう」という人はお風呂上りに扉をしめ切っている可能性があります。
換気扇1つだけだと限界がありますが、同時にバスルームの扉を開けておくことですばやく湿気を外に逃がすことができるのでトイレットペーパーの湿りを防ぐことができます。
冬場は換気扇をつけると寒いので回さない人も多いですが、そういう時はお風呂上りに必ず回すように習慣付けしておくだけでも効果はあります。
忘れっぽい人は常時回した方が良い。
浴室の水気を取り除く
シャワーの温度が高ければ高いほど外気との差により水分は蒸発します。
夏場よりも冬場のほうが湿気りやすいのはこのため。
ただし、トイレットペーパーが湿気るのはこれだけではありません。
浴室をそのまま濡れた状態にしておくと水分が蒸発した時に内部にまで紙が吸水してしまうのでトイレットペーパーが使い物にならなくなってしまいます。
防ぐにはシャワーをあびた後にタオルで浴槽を拭いておくのも効果があります。
同時にカビの発生も抑えることができるのでやって損はありません。
ただし、かなり面倒臭いので”できれば”で構いません。
トイレットペーパーに被せものをする
『使用中のトイレットペーパーを保護したい』というのであればシャワーに浴びるときに被せものをしましょう。
例えばキッチンで使用するポリ袋をトイレットペーパーごと被せてしまえば外す手間もかかりません。
実際にやってみるとギリギリ覆うことができました。
ストックは別の場所に保存しておき、使用中のものだけ湿らないように保護すればいいだけなのでラクです。
ポリ袋に限らず、湿気を通さず覆えるものならなんでもできるので試してみてください。
除湿剤を置いておく
トイレットペーパーは言うなれば紙なので他の物よりも吸水性が良く、些細な水分でも吸ってしまうのが難点。
これを防ぐためには薬局等で購入できる除湿剤をトイレットペーパー付近に置いておくのも手です。
除湿剤はその名の通り空気中にある水分を吸ってくれるもの。
通常は湿度の高い部屋のクローゼット等に使用するんですけど、当然バスルームでも効果はあります。
ただし、吸える量には限界があるので定期的に交換したりする手間があります。
極力トイレに置かない
トイレとバスルームが一緒なのである程度トイレットペーパーが湿気ってしまうのは正直仕方ない部分です。
本気で嫌なら使用する分以外のトイレットペーパーは他の場所に置いておくのが賢明です。
すぐに取り出せるようにトイレの近くにカゴを設置して置いておいたり、洗濯機の近くの棚に収納という形でも良いと思います。
神経質な人はお風呂に入る時はセットしているトイレットペーパー含めてユニットバスの外に出しておくのが確実です。
トイレットペーパーカバーを使用する
参照:https://www.pinterest.jp/pin/757238124829790831/
「いちいち外に出すのは面倒」だと思うのであればトイレットペーパーを収納するためのカバーの購入がおすすめです。
プラスチック製のものに入れておけば空気中の湿気を吸うのを防いでくれるので簡単に対策することが可能です。
一度購入すればいいだけですが、お金がかかるのと引っ越して風呂トイレ別の物件になった時はいらなくなるので、長期的にその部屋に住む場合にのみ購入を検討してください。
トイレットペーパーが湿るのを防ぐ収納アイテム
トイレットペーパーを収納しておけるアイテムはいくらでもありますが、今回重要なのは湿気から守ってくれるものです。
隙間があるような収納グッズや湿気が入りやすい素材は選ばないようにしましょう。
場所を取らないトイレットペーパーホルダー
ユニットバスは狭い空間に無理矢理トイレと浴槽を作っているのでホルダーを置くスペース自体あまり取れないと思いますが、こういった空間を縦に使うアイテムならその場に置いておけるはずです。
長細い見た目からわかる通り、このトイレットペーパーホルダーは幅を取りません。
注意点としては前から見た感じだと四方向全てからおおわれているように見えるものの実際には裏側2辺は取り出しやすいように何もありません。
つまり四隅に置いておかないと湿気をちゃんと防いでくれないので気を付けてください。
トイレの壁際に置いて使用する専用グッズという感じ。
トイレットペーパーは最大3つまで収納可能。
収納力重視のトイレットペーパーホルダー
最大で12ロール入るのでトイレットペーパーの保存場所を考える必要はありません。
買ってきたトイレットペーパーを全てまとめて収納したい人におすすめなのがこの大容量のトイレットペーパーホルダーです。
構造は先ほどと違って裏表囲われているタイプで下にトイレットペーパーを取り出すための穴が開いています。ここから取り出すと次のトイレットペーパーが重力によって出てくるので取り出しやすさまで考えられています。
難点としてはトイレットペーパー自体軽いと言っても数が多いので下にあるやつは少し形が変形してしまうこと。気にしなければ問題ありませんが、そういうのも気にする人には不向きかもしれません。
それと大容量なので物件によってはトイレに置いておけないかもしれません。
その場合はトイレ前の壁際に置いておくのがベスト。
見た目的にはすっきりしているのでトイレ以外に置いておいてもそこまで不自然ではありません。
扉付きで完全防水のトイレ収納ケース
冷蔵庫のように扉がついており、もともとの目的は生理用品などの収納なのですがトイレットペーパーも同様に収納できます。
先ほどの収納と似ていますが、こちらは完全に湿り気を防ぐことが出来ます。
ただ、4段しかないのでトイレットペーパーの収納できる個数も限られるのが難点。
それと本体を縦向きに使用しようとすると少しグラつくので、横向きで使用する方が多いようです。
値段も先ほどとそこまで変わらないのでお好きな方どちらか一つで大丈夫です。
シンプルに湿気対策を行える収納
四方八方隙間が全くないので完全にユニットバスのために作られたような商品で湿気を気にすることもありません。
見たまんまトイレットペーパーのみを収納できるグッズです。
1ケースあたり2ロールの収納と少ないかもしれませんが、形状上そのまま上に積み重ねることができるので自分が欲しい分だけ買って上に積み重ねておけばスペースも取らずすっきりさせることができます。
トイレタンクの上に物を乗せて置けるタイプのものならその上に置いておけば邪魔にならなくて良さそうですね。
まとめ
- トイレットペーパーは使うもの以外のストックは別で収納すべき
- 湿るのを防ぎたいなら換気が重要
- 被せものをすることで使用中のトイレットペーパーが湿るのを防げる
ユニットバスだとどうしても湿気は発生してしまいますし、そこにトイレットペーパーがあれば紙なのである程度湿ってしまうのは仕方ありません。
換気扇やドアを開けておくこどでも不快になるほど湿らなくなるのでまずはそれを試してみて、それでも改善が見られないようであれば収納グッズを購入するのが良いと思います。
僕も一時的悩まされていた問題なので気持ちはわかりますが、一番は必要最低限のロールだけ置いておいてあとは別の場所に保存しておくのがいいと思いました。
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