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賃貸物件を借りる時に物件によっては駐車場付きの場合がありますが、ほとんどの場合、賃貸とはまた別に駐車場代としていくらか毎月請求されます。
稀に駐車場無料の賃貸物件というのも存在しており、一見メリットしかないようにも感じられますが当然ながらデメリットもあります。
今回は車を所持していなかったり、備え付け駐車場を使わない場合でも契約しなければならないのか、契約せずに入居可能なのかを中心にまとめてみました。
備え付け駐車場のメリットとデメリットも合わせて紹介していきます!
目次
賃貸の備え付け駐車場を使わないと家賃は安くなる?
多くの備え付け駐車場は部屋数の車が置けるだけの規模はないため、部屋とは別に契約するようなタイプとなっています。
駐車場別途料金タイプであれば車がなく使わないなら契約しなければいいだけなので駐車場代も発生することはありません。
ただ、駐車場付き物件には『駐車場セット契約』というものがあり、部屋を借りるにあたって駐車場もセットでついてきてしまうケースも存在します。
- 備え付け駐車場を契約する場合:契約しなければ料金は発生しない
- 駐車場無料物件:駐車場代がすでに賃料に含まれている(駐車場セット契約)
駐車場スペースが広く、1部屋に1スペース設けているような物件は利用の有無に関わらず最初から賃料に駐車場代が含まれているため車を持っていなくても関係なく料金が発生します。
賃料にすでに含まれているので駐車場代というよりも賃料がかかってしまうので使わなくても関係がないということです。
また、別途契約の有無が選択できるタイプでも車を途中まで所持していて駐車場を使っていた場合、契約期間内では解約できなかったり違約金がかかる可能性があります。
駐車場を使わない代わりに家賃を安くしてもらう交渉はできる?
賃貸借契約では合意がある場合に限り認められるため『駐車場を使わないのでその分家賃を安くしてほしい』といった交渉を持ち掛けることはできます。
ただし、交渉が成立するかどうかは物件の需要やオーナーの意思によって異なります。
調べてみたところ、備え付け駐車場を使わない分家賃を下げてもらった人も見受けられました。
また、アンケート調査でも同様に安くしてもらった意見が見受けられました。
50代/女性
駐車場込の家賃だったのですが、車を持っていなかったので安くなりませんか?と内見時に言ったら、大家さんに電話してくれて1000円安くなった。
契約後では家賃も踏まえて合意しているので変更は難しいですが、契約前であれば多少の融通は利きそうです。
1部屋に1つずつ駐車場が設けてあるような物件の場合、自分が使わなくても代わりに使う人がいないため大家としては損をしてしまいます。
他の入居者から『駐車場2台分欲しい』といった要望が多いようなら空けておく意味もありますが、無駄に損をするので交渉に応じてくれない可能性もあります。
ただし、家賃交渉自体は賃貸物件ではよくある話で、単純に『下げてほしい』と言って成立する場合もあるため、交渉して損はありません。
入居前の家賃交渉はいくら下がる?言い方次第で5,000円も可能?家賃交渉を成功させるための方法についても詳しく解説しているので参考にしてみてください。
駐車場代の無料交渉は可能?
駐車場代別の場合でも同様に「契約するから安くしてほしい」といった交渉をすることは可能です。
30代/男性
内見時に、「駐車場代さえ無ければ契約したいなー」と言ってみたら、賃貸業者がオーナーさんに連絡してくれて、5000円の駐車場代を無料にしてくれました。
ただし安くしてもらうことはできても無料にしてもらうのは難易度がかなり高いです。
- 需要の低い物件に対して「入居するので駐車場代を無料にしてほしい」と交渉する
- 2台契約できる駐車場で「1台分を無料にしてほしい」と交渉する
- 駐車場無料物件を探して家賃交渉を行う
需要が高い人気物件に対して駐車場代を無料にしてもらうのはほぼ不可能ですが、需要が低い物件や駐車場自体にかなり空きがあるような物件なら無料にしてもらうこともできます。
交渉を行うのは営業マンなので営業マンの腕次第ですが、家賃と同様交渉できる対象なので積極的に交渉を持ち掛けたほうが良いです。
たとえ無料にならなくても安くなればお得。
駐車場代込み物件のデメリットとは?
通常は月々駐車料金を払うことでその駐車スペースを自分のものとして使うことが出来ます。
これが月極駐車場というもの。
賃貸の場合、その物件が駐車場付きだったとしても基本的に別途で駐車料金を払わなければなりません。
数は少ないですが、駐車場付きで無料で利用できる物件も存在します。
上記の例では設備項目に「駐車場1台無料」と書かれているので、契約すれば駐車料金を払わずに車を停めることが出来ます。
デメリットとしていくつか挙げていきます。
- 人が入らない不人気物件の可能性が高い
- 駐車場代が賃料に含まれている
- 車を所有していなければ意味がない
- すでに埋まっていると契約できない
人が入らない不人気物件の可能性が高い
もし本当に人気のある物件なら、わざわざ駐車場代を無料にしなくても人は集まります。
そうできない理由としては「付加価値がないと人が入らない物件」の可能性があるからです。
駐車場のスペースって土地として持っているだけで維持費を払わなければなりません。よく言われている固定資産税というやつですね。
税金がかかってくるので駐車場ありの賃貸物件と駐車スペースがない物件では税金も違ってきます。
実際に調べてみたところ、駐車場無料の賃貸は築年数が古かったり、水回りに古さを感じる物件などが見受けられました。
もちろん全ての物件は古いとは限りませんが、無料というからには必ず入居者側にも何かしらのリスクがあるということです。
『敷金礼金無料』というようなゼロゼロ物件と同じ特徴があるため、合わせてチェックしておきましょう。
敷金礼金なし物件はやめたほうがいい?ゼロゼロ物件のデメリット駐車場代が賃料に含まれていることも多い
駐車場代を無料と謳っていても実際本当に無料というわけではなく、賃料に含まれている場合も考えられます。
これは相場からある程度算出することが出来ますが、含まれているかどうかは借主側にはわからないことが多いですね。
駐車場無料と書いてあって賃料が少し高かったり、管理費が高い場合は賃料込みとなっていると思ってよいでしょう。
こうなってくると借りなければむしろ損になってしまいます。
車を所有していなければ意味がない
もう一つ根本的なことを言ってしまうと車を持っていなければ意味がないということです。
まぁこれに関してはデメリットってわけでもないですが、駐車場を使わない人にとっては無料であろうが有料だろうが意味がないということです。それで賃料に含まれていたら完全にデメリット。
ただ、車を持っていなくて車を使わない場合でも友人がよく遊びに来るような人だったら友人の車を駐車場に停めておけますし、自力での引っ越しの時に駐車場所に困らなくて良いというメリットもあります。
すでに埋まっていると契約できない
駐車場が備え付けられている物件は数がそれほど多くはないので、自分の条件に合った部屋を探しにくいのがデメリットとして1つあります。
また「駐車場付き」と書かれていても1物件に1つ専用の場所が容易されているとは限らないので、すでに埋まっているという可能性があることも懸念点です。
備え付け駐車場のメリット
月極駐車場と比較した時のメリットについてもまとめてみました。
- 駐車場代が割安
- 引っ越し作業の時ラク
- 家から近いので手間がかからない
- 駐車場を探す手間がかからない
駐車場代が割安
備え付け駐車場は月極駐車場に比べて家賃が安いことが最大のメリットです。
都内の場合は月極駐車場を借りると平均3万円程度かかってしまいますが、備え付けならその半額程度の金額で借りることができます。
これは家賃収入が得られれることでセット割することが可能だからです。
引っ越し作業の時ラク
引っ越しの時って自力で荷物を運ぶと車の置き場所にかなり困ります。
すぐ隣りに置きたいけど大通りだったり、車通りのある場所では駐停車禁止になっていることも珍しくないので、遠くの駐車場に止める羽目になることも。
駐車場が備え付けられていると長時間駐車しても怒られることも罰金を取られることもないのでゆっくり荷運びすることができて便利です。
家から近いので手間がかからない
月極駐車場だと契約する駐車場によっては150mや200m家から離れていることがざらにありますが、無料物件なら物件の隣に駐車場があるので雨の日でもそこまでストレスなく車にたどり着くことができます。
大量の買い物をしたときなんかにもすぐ隣に駐車場があるとかなり便利です。
駐車場を探す手間がかからない
駐車場を自分で探して契約する場合は安い場所をわざわざ探さないといけないのでかなり面倒ですが、備え付けの場合はそんな手間をかけずとも割安で借りることができるので余計な手間がかかりません。
月極駐車場は満車で契約できないこともざらにあるので、せっかく割安なところを見つけても契約できなければ意味がありませんし、立地の良い駐車場ほど空きがありませんからね。
備え付け駐車場も必ず契約できるとは限りませんが、借りれた場合の利便性やコスパが月極と比較すると圧倒的に上です。
引っ越し時に駐車スペースがない物件はどこに車を止めるべき?月極駐車場と賃貸の備え付き駐車場どっちがオトク?
賃貸物件の駐車場の場合は敷地内にある場合が多く、備え付きでない場合は自分で月極駐車場を探さなくてはなりません。
月極駐車場って割とよく見かけますが、実際どちらの方がオトクなのか気になったので調べてみました。
東京に絞って探そうと思いましたが、都内の場合は備え付きではないことが多いのであえて埼玉県内で比較してみます。
相場に関しては全国の月極駐車場を探せるサイト「カーパーキング」のデータを元にしています。
場所 | 種類 | 料金相場 |
---|---|---|
東京 | 月極駐車場① | 約30,000円 |
埼玉 | 月極駐車場② | 約10,000円 |
賃貸 | 備え付け駐車場 | 約5,000円~8,000円 |
ちなみに東京都の月極駐車場の平均相場は約30,000円です。東京の場合は土地代も高いのでその分経営するために駐車場料金も高くなる傾向があります。
埼玉県の川越市の月極駐車場の平均相場は約10,000円。都内から外れた場所だと高くても15,000円前後の駐車場が多いですね。
一方駐車場代は5,000~高くて8,000円でした。
賃貸の駐車場料金については賃貸サイト「スモッカ」に掲載されている物件を一つ一つ調べた結果です。
予想していた通り、賃貸物件に備え付けられている駐車場の場合は普通の月極駐車場代よりも安いことがわかりました。
今回は埼玉の川越で比較しましたが、これは全国どこでも同じ結果になると思われます。
こうしてみると月極駐車場よりも備え付けの駐車場のほうが安くてお得なことがわかるかと思います。
特に都内だとかなり月々の金額がかわってくるので駐車場付きの物件を探した方が良さそう。
駐車場代無料で探すべきではない理由とは
車を所有している人は出来れば無料の物件に住みたいですよね。
ただ、残念ながら無料の物件というのは本当に数が少なくて仮に住む場所で見つけられたとしてもその他の条件が希望にそぐわない可能性が高いです。
探すべきではないというわけではないですが、探してもあまり意味がないということですね。
一方都内以外であれば駐車場が備え付きになっている物件も多いのでとりあえず駐車場付き物件で検索するのが賢いと思います。
駐車場代を加味して高いと思った場合は営業マンの方に交渉を持ちかけてみましょう。「駐車場も借りたいと思っているのですが、そうなると月の出費が多くなるのでなんとかなりませんか?」と相談してみてください。
場合によってはこの交渉で賃料が安くなったり、上手いこといくと駐車場代を無料にしてくれることもあります。
これは珍しい話ではなく、割と交渉次第ではよくある話なのでぜひ諦めずに交渉してみることをお勧めします。
まとめ
- 駐車場を使わなくても無料物件だと家賃に含まれている
- 駐車場代の交渉は可能だが無料にするのは難しい
- 月極駐車場よりも備え付け駐車場のほうが圧倒的にコスパが良くて便利
- 備え付け駐車場でも埋まっていることもある
基本的に駐車場代は備え付けとして別途契約が必要になってくるので使わないなら契約しなければ料金は発生しません。
ただし家賃込みの駐車場無料物件と謳っている物件もあるので交渉するか避けるべきです。
車を所有しているなら月極駐車場よりも圧倒的にお得なので借りても問題ありません。
家賃と同様、駐車場の交渉可能なのでダメ元でも値下げ交渉してみると安く借りられてお得です。
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交渉は営業マンを介してオーナーを行われますが、不動産の営業マン全てがこちらの交渉に協力的とは限りません。
交渉は基本的に仲介業者が動かなければ大家に話を持ち込むこともできません。
協力的で有名なのは部屋を探してくれるサービスを行っているイエプラが個人的にはおすすめ。
運営会社 | 株式会社コレック |
---|---|
口コミ評価(google) | ★★★★☆(4.5) |
対応エリア | 関東・関西 |
店舗数 | 2店舗 |
物件数 | 約10万件以上 |
仲介手数料 | 基本賃料1ヶ月分+税(保有不動産に依存) |
利用料金 | 無料 |
会員登録 | 必要 |
おとり物件 | 0件 |
特徴 | 自宅にいながら部屋探しができる チャットでやり取りが可能 新着物件を手に入れられる 業者専用サイト「ATBB」が見られる 設定できない細かい条件を伝えられる |
イエプラの最大のメリットは”顔を見ずにチャットのみで交渉をお願いすることが可能”という点です。
通常は営業マンに直接お願いする必要がありますが、イエプラはチャットでのやり取りが基本となるため「駐車場を使わないので家賃を5,000円ほど下げられないか交渉をお願いします」と打つだけ。
交渉事が苦手な人でも文字を打つだけでいいのでかなりラクです。