全国民の最大の敵ともいえるゴキブリですが、実家暮らしと違い一人暮らししている人は出現してしまったら自分でなんとか処理しなくてはなりません。
僕のような虫嫌いにとっては本当に地獄のような出来事です。
今回は一人暮らし11年した僕がゴキブリを全く見なくて済むようになった方法やおすすめのゴキブリ対策について紹介していきます!
目次
まずはゴキブリの習性を理解しよう
ゴキブリ対策をするためにはその生態を理解する必要があります。
ゴキブリの種類について
ゴキブリ自体は世界中に約50種類の多種多様なものが存在しますが、日本の家の中に入ってくるのはチャバネゴキブリ、ヤマトゴキブリ、クロゴキブリ、ワモンゴキブリの4種類です。
特に多く見かけるのがチャバネゴキブリでその次がクロゴキブリです。
主な活動時間
ゴキブリの活動時間というのはだいたい24時間のうち4時間~6時間と言われていて日没後の約3時間活発に活動を始めてエサを探します。
一度休憩して暗いところに隠れて深夜の1時間ほど活動を再開すると言われています。
好きな場所
基本的に高温多湿の暗いところを好むので日本だと梅雨に入り始めた時期から夏終わりにかけて家の中でよく見かけるようになります。
家の中では四隅の暗い場所や本棚の裏、キッチンや冷蔵庫の裏に生息することが多いです。
物が散乱している部屋では衣類の下とかに隠れていることもあるので、掃除しようと思って衣類を取った瞬間に出くわすということもあります。
ちなみに冬場になるととたんに活動ができなくなるのでアリと同じぐらいのレベルで足が遅くなります。
見つかった時の行動
基本的に見つかると高速で逃げるのですが、部屋に男女がいる場合声の高さを認知して女性の方に向かってくる習性があります。
子供や女性が弱いということを本能的にわかっているということになります。
好きな食べ物
基本的にはほとんどなんでも食べることで強靭な生命力があると言われています。
よく好むのは油やビール。スナック菓子等の食べ残し、玉ねぎやジャガイモ等の野菜なんかも好物です。
食べ物がない時には人間の髪の毛さえも食べるようになってしまうので正直言って寄せ付けないようにするのは難しいですが少なくとも好物だけはなるべくそのままにしないようにすべきです。
嫌いな食べ物・匂い
ゴキブリを退治するために最も効果が高いのがハーブの匂いです。ハーブの匂いというのは虫全般に効果が高いですが、ハーブ製品を家に置いておくだけでゴキブリは寄ってきません。
ハーブには色んな種類がありますが、特に効果が高いと言われているのは日本ハッカ、スペアミント、クローブです。
それと塩もゴキブリにとっては食べないものの1つです。塩を置いても寄ってこないわけではないですが塩自体は置いておいても大丈夫ということです。
部屋にゴキブリが出てしまう原因
ゴキブリが苦手な人は多いですが、意外と全く対策していなかったりゴキブリが寄り付いてしまう原因を作っていることすらあります。
まずは部屋にゴキブリが出てしまう原因から紹介していきます。
部屋が散らかっているため
物が多すぎたり、衣類をそのままにしておくとゴキブリの大好きな暗がり(好みのスポット)が増えるのでそれだけ出現率はあがってしまいます。
ゴキブリは広くて明るい場所が苦手なので、本当にゴキブリ対策をしたいのであれば地べたに物を置かないように意識しつつ暗がりをなるべく作らないように断捨離をして物を減らすようにしてください。
ミニマリストの部屋をゴキブリが好まないのは隠れる場所が少ないためです。
定期的に掃除をしていない
先ほども紹介した通り、ゴキブリは人間の髪の毛でさえ食べてしまいます。
当然掃除をしていなければ食べ物をそのままにしているエサをばらまいてしまっているような状態です。
虫は基本的に汚い場所を好むようになっているので、部屋の掃除はもちろんのこと、シンクやお風呂場の排水溝のヌメリも定期的に掃除して清潔を保つようにしましょう。
食べ物残しや飲み残しをそのままにしている
当たり前ですが、ゴキブリの好物をそのままにしていれば当然ながら外や隣の部屋からこちらの部屋にゴキブリが来てしまいます。
スナック菓子を食べてそのままにしていたり、料理をしたはいいものの食器洗いをせずにそのままにして寝てしまうというのもゴキブリが寄り付く原因となります。
揚げ物をして油をそのまま放置してしまう人もいますが、これもゴキブリを呼び寄せているような状態になるので気を付けてください。
また、料理した際に食材がまな板からはみ出て下に落ちてそのまま掃除しないでいるとゴキブリの出現率はあがります。
窓やドアの開けっ放し
当然ながらゴキブリが最初から部屋の中にいるというケースは非常に少なく、入居する際は消毒・抗菌作業が入っているので基本的には入居後に外からやってきたということになります。
ゴキブリはベランダやドアからも普通に入ってくることも多いですが、普通の人は気付きません。
窓を開けて換気をすること自体はゴキブリ対策になりますが、開けっ放しにするなら網戸にしてゴキブリが入れないようにしましょう。
玄関のドアに関しては開けたらすぐに閉めるように意識してください。
ゴキブリ対策におすすめのアイテム
ゴキブリ嫌いな人にとっては”ゴキブリが出現する”ということ自体がアウトで、本当に苦手だと出現しても自分で処理できないので、今回は状況別に合わせたおすすめの商品をいくつかご紹介してきます。
入居してすぐ:バルサン
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項目 | バルサン |
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おすすめ度 | ★★★★☆ |
コスパ | ★★★★☆ |
効果 | ★★★★★ |
持続時間 | 約1か月 |
まだ入居して家具家電もそろっていないような状況ならバルサンが最もおすすめです。
バルサンの良いところは殺虫成分を部屋全体に振りまくことでゴキブリを部屋から追い出し、隅々まで効果があるのが特徴です。
デメリットとしては家具家電をすでに設置していると成分が付着しないように被せものを設置したり、余計な手間がかかること。
ただ、効果としてはかなり高く、賃貸でよくある殺菌クリーニングと同じ効果を得ることができるので安く済ませることができます。
1匹程度のゴキブリならこれを使う必要はありませんが、頻繁に出現してどうしようもないって場合はバルサンを使用することをおすすめします。
また、1階がコンビニや飲食店が入っているようなマンションはゴキブリ出現率も高いので1年に1回ぐらいバルサンを炊くことをおすすめします。
最近は霧タイプだけじゃなくノンスモークタイプも売っているので賃貸でも使い勝手が良くなっています。
色んな種類があるので詳しくは「一人暮らしにおすすめの最強バルサンはどれ?煙・水・霧タイプの違いとは?」でまとめているので参考にしてみてください。
EXシリーズが現状で一番効果が高いと言われているのでおすすめ。
複数発見している時:ブラックキャップ
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項目 | ブラックキャップ |
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おすすめ度 | ★★★☆☆ |
コスパ | ★★★★★ |
効果 | ★★★★☆ |
持続時間 | 約1年間 |
ブラックキャップはAmazonの売れ筋ランキングで高い評価をあげているゴキブリ対策としては定番の商品です。
キャップに含まれている「フィプロニル」という成分がゴキブリの神経系にダメージを与えて駆逐してくれます。
キャップ内部にはゴキブリが好みそうなエサが入っていて、フンを食べたゴキブリや卵に対しても効果があるので枝分かれ式に複数に対して効果があるのが特徴です。
コスパも最強で持続時間も約1年とかなり長いのがブラックキャップの良いところですが、逆に言えば「一度ゴキブリがエサを食べるために姿を現す」というゴキブリ嫌いにとっては恐ろしい面もあります。
卵にも効くってのはなかなかないので効果だけ見れば最強です。複数現れるようならこれがおすすめ。
とにかくゴキブリを寄せ付けない:置くだけハーブ
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項目 | 置くだけハーブ |
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おすすめ度 | ★★★★★ |
コスパ | ★★★☆☆ |
効果 | ★★★★★ |
持続時間 | 約1か月(実践半年以上) |
僕が大学2年生の時に設置して以来、今まで約7年ぐらい一度もゴキブリを見なくなった最強の商品です。
形としてはブラックキャップと似ていますが、毒エサで殺虫するって仕組みではなく”ハーブの匂いでゴキブリを寄せ付けないようにする”というものなので、家自体にゴキブリが寄り付かなくなるものです。
成分にはゴキブリが特に嫌いなハッカ油が含まれているので非常に効果が高いです。
ブラックキャップの場合はエサを食べなければならないので、おびき寄せて倒すって感じですが、このハーブの商品のいいところは寄せ付けないことにあります。
本当にゴキブリ嫌いで死骸ですら無理って人に対してはかなりおすすめできます。
僕はこれのおかげで長年ゴキブリを見なくて済んでるので効果は実体験から見ても保証できます。ただ、このハーブ商品は効果が1か月程度しかなくて非常にコスパが悪いこと。
ただ、僕の場合は半年置きに変えていますが、今のところこの方法でゴキブリを1度も見ていません。
ゴキブリが大量出現するような物件だとあんまり効果がないかもしれませんが、1年で1回出現するかどうかのレベルならこのハーブを置いておくだけでかなりの効果を発揮してくれます。
個人的には手軽ですし、実際効果があったので最もおすすめですね。
常備しておきたいもの:ゴキブリがいなくなるスプレー
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項目 | 評価 |
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おすすめ度 | ★★★★☆ |
コスパ | ★★☆☆☆ |
効果 | ★★★★☆ |
持続時間 | 約2週間 |
最近薬局でたまたま見つけたものでかなり良さげな商品があったので紹介します。
普通はゴキジェットとかゴキブリが出現した時に退治するスプレーが一般的ですが、このスプレーはゴキブリを出現させないことを目的としたものです。
ゴキブリがよく出てくる経路「窓、玄関、壁の隙間」などハーブを置けない場所なんかに噴射することでゴキブリが嫌う薬剤の匂いで近づけさせないようにしてくれます。
もし仮にゴキブリが出現した場合でもこのスプレーを直接吹きかけることで退治できるので一石二鳥です。
効果自体は約2週間と非常に短いので面倒臭がり屋にはおすすめできませんが、これもハーブ商品と同じく思った以上に効果があるので1か月に1回程度で十分効果は感じられるはずです。
常備しておいて損はないですね。特にゴキブリ嫌いなら。
排水溝などの隙間対策
ゴキブリはキッチンやお風呂場の排水溝やエアコンの排水ホースからも侵入することがあります。
調べによると約1.5mmの隙間があれば侵入できてしまうそうなので小さな隙間を見つけたら対策する必要があります。
◇エアコンの排水ホース
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エアコンの排水ホースには専用の排水キャップというものが安価で手に入ります。
ゴキブリだけでなく他の虫の侵入も防ぐことができるのでつけておいて損はありません。
◇排水溝
お風呂場の排水溝でおすすめなのが髪の毛等を取ってくれる粘着テープです。
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排水管が汚くなるのを防止してくれますし、ゴキブリや他の虫が侵入するのも防ぐことができるのでおすすめです。
浴槽は使わない間は付属の黒キャップをつけておくだけで対策できます。
キッチンの排水溝は薬局等で購入できるネットをかけるようにしましょう。隙間がなくなるので自然と入ってこれなくなります。
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ゴキブリが出た時の対処法
虫嫌いにとってゴキブリが出ただけでも気絶ものですが、一人暮らしの場合はそんな中でも自分でなんとか処理しなければなりません。
今回はゴキブリが苦手な人のための対処法について紹介していきます。
とにかくスプレーを振りまく
ゴキブリ専用のゴキジェットスプレーがあれば理想的ですが、なければ虫よけスプレーでも意外と効果があるので取り逃がさないようにスプレーを振りまくようにしてください。
直撃させることができればこれだけで動きがだいぶ鈍くなるので処分もかなりラクになります。
もしスプレー類がなにもないのであれば、食器洗い用の洗剤等も効き目があるのでゴキブリめがけてプッシュしてみてください。
洗剤というのは虫にとって猛毒なので直撃させると弱らせることができます。
逃した場合は四隅にスプレーを振りまく
もしゴキブリを発見してスプレーを振りまく前に逃してしまった場合は状況として最悪です。
いつまた出るかもわかりませんし、おちおちと寝ることもできなくなってしまいます。
ゴキブリというのは一度出現した場所の近くに再び現れることが多く、発見された場合は即座に四隅や暗い場所に逃げる性質があります。
もし逃がしてしまった場合でもゴキブリがいそうな四隅に向かってとにかくスプレーを振りまくと弱って出てくる可能性があります。
実際、僕が初めての一人暮らしで遭遇した時に部屋中にスプレーをしていたら弱った状態で出てきました。
割りばしの先端にガムテープを取り付けて処分する
退治が出来たとしても問題はその死骸の処分方法です。
定番は紙や新聞紙ですくってそのままゴミ袋に入れたり、ティッシュを重ねて掴んでからゴミ袋に入れるというやり方がありますが、ゴキブリ嫌いにとってこの方法はかなりきついです。
おすすめは割りばし複数用意して、テープで止めて先端にガムテープをくっつけて死骸を粘着でくっつけて処分するというやり方。
この方法なら死骸から距離を取ることができますし、掴むという動作が必要ないので粘着部分にくっつけるだけで処分可能です。
もちろんこの方法でも嫌な人は多いと思いますが、ある程度距離を取るならこの方法以外ありません。
床を綺麗にする
ゴキブリを退治できたとしても、その死骸をそのまま放っておくと特有の匂いによって新たなゴキブリが集まってくる可能性があります。
また、メスのゴキブリは逃げると同時に卵を産み落とすことも結構多いので処分が終わった後はゴキブリが通った場所や四隅をウェットティッシュ等で綺麗にしておく必要があります。
ゴキブリが出にくい物件に引っ越すのも手
どうしてもゴキブリが苦手であればゴキブリが出にくいような物件に引っ越すのも1つの手です。
1階が飲食店だったりコンビニがあれば食べ物が多い環境になるので、どうしてもゴキブリというのは寄ってきてしまいます。
また、集合住宅のような人が密集している物件というのはそれだけゴキブリが生息しているので、自分が対策していても隣の部屋からやってくるということも十分考えらえます。
階数 | ゴキブリ | 蚊 | クモ |
---|---|---|---|
1階~2階 | 3.39回 | 7.46回 | 4.59回 |
3階~5階 | 3.61回 | 15.21回 | 8.43回 |
6階~10階 | 1.28回 | 8.06回 | 4.06回 |
11階以上 | 0.07回 | 5.54回 | 0.21回 |
こちらは以前まとめた部屋の階数と虫の出現頻度表した表ですが、6階以上になるとかなり見る機会が少なくなります。
つまりゴキブリが出にくい物件というのは近くに飲食店がなく、密集していない物件で6階以上を選ぶとゴキブリをほとんど見なくて済むということです。
まとめ:夏場は定期的に掃除しよう
やっぱりゴキブリは汚いところが大好きなようで、部屋が汚いほど出現率もあがってしまいます。
定期的に掃除をするのはもちろんですが、床に洋服やタオルを置いておかないようにするべき。
ゴキブリは暗いところを好むので床に落ちている服やタオル、バッグなどの下にいることが私の経験上かなり多いです。ほんと意識が飛びそうになるぐらいビビります。
ゴキブリ以外にもクモやコバエ、蛾やアリなどなど虫嫌いにとって夏場は注意しないと地獄です。
「一人暮らしの虫嫌い者超必見!部屋の虫よけ対策グッズ総まとめ」で使えるアイテムもまとめているので参考にしてみてください。
いつも参考にさせてもらってます。
たまには情報提供ということで。
ヤツ用のハーブですが、こういうのもあります。
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情報提供ありがとうございます。参考にさせていただきます。