一人暮らしのガス警報器や火災報知器の取り付けは義務?解約は可能?

以前引っ越してガス会社と契約するときに立ち合いで「ガス警報機リース」というものを勧められて「設置は義務」ということを言われましたが同じような経験をした方もいるのではないでしょうか。

今回はこのガス警報器と火災報知器についてちょっとややこしいみたいなので、出来る限りわかりやすく解説していきたいと思います。

火災報知器とガス警報器はどう違う?

火災報知器とガス警報器は混同されがちですが2つは全くの別物です。

火災報知器というのは火災に伴う煙や熱に反応して警報が鳴るシステムです。誤作動としてたまにあるのが冬場にお風呂をあがるとその湯気によって報知器が煙と勘違いして警報してしまうということ。

自分でバルサンを焚いてしまうと煙が出るタイプだと報知器が鳴ってしまうので袋を被せなければなりません。

ガス報知器というのは主に一酸化炭素(CO)に反応して警報が鳴るシステム。

2つの違いを見た目で判断するとすれば設置されている位置です。

火災報知器の場合は基本的に天井に設置されているものがほとんどで、形状は丸みを帯びています。

ガス警報器の場合は都市ガスなのかプロパンガスなのかによって異なります。

都市ガスの場合だとガスは空気よりも軽くなるので壁の高い位置に設置されます。一方プロパンガスは空気よりも重いので床から30センチ程度上のところに設置されていて形状は四角い。

ガス警報器

最近では火災報知器とガス警報器の複合型というものも出てきたせい(煙も一酸化炭素も探知する)でややこしくなっています。

ガス警報器に設置の義務はあるの?

一番気になるのはこの部分です。僕も義務があるということを言われましたが義務があるのに月々料金を取るというのも不信感を感じました。

そのケースだとNHK受信料と同じになってしまいますからね。

1.都市ガスの場合

契約しているガスが「都市ガス」の場合はぶっちゃけ取り付け義務は発生しません。

東京ガスのページにも記載されています。

CO(一酸化炭素)検知機能の付いた警報器やガス漏れ検知機能付きの警報器は、法令では設置が義務化されておりませんが、東京ガスでは安全のために設置をおすすめしております。

参照:東京ガス

こちらは大阪ガス。

法で定められた特定の場所(学校やホテル・地下街・病院・アパートなど、不特定多数の人が出入りしたり、利用する場所)を除き、ガス漏れ警報器の設置義務はありません。

参照:大阪ガス

ちなみに火災を探知する火災報知器に関しては消防法により新築物件なら2006年以降から、その他の物件は条例により違いますがいずれにせよ取り付け義務があります。場所はキッチン、階段、寝室です。

先ほども言った通りガス警報器と火災報知器は正確には違うものです。ガス漏れを検知できるのかそうでないかってことですね。

火災報知器に関して先ほど取り付けの義務があると言いましたが、これって義務化はされていても設置していないからといって罰則があるわけではないのです。

ガス会社の人が「警報機の取り付けは義務」と言っているのは火災警報器に関してですが取り付けないからいって罰則が存在しないということです。

2.プロパンガス(LPガス)の場合

プロパンガスの場合は3世帯以上の集合住宅だと取り付けの義務が発生するようです。

一部の条件により例外がありますがこの辺は難しいので省いてもいいです。

  • 家に燃焼器具(ガスコンロやガスの湯沸かし器)がない
  • ガス器具等がネジ接続でなおかつ燃焼器に立消え安全装置が組み込まれている場合
  • ヒューズガス栓で接続されていて、なおかつ燃焼器に立消え安全装置が組み込まれている場合
  • 常時設置される訳ではないガス燃焼器具

これも先ほどと同様設置義務はあるものの罰則がないので事実上の拘束力はありません。

プロパンガスの部屋だと設置する場所は床付近なので最初からついているけど気付かないことも多いです。僕が以前住んでいたアパートはキッチンのシンク下にしれっと取り付けられていました(結構邪魔だった)

そもそもこの設置義務というのはその家(部屋)を持っている人に対して発生しているわけなので借主ではなく本来大家のはずですが実際大家が払っている物件は少ないようですね。

設置する必要ってあるの?

義務かどうかはともかくとして設置する必要ってあるのか難しいところですが、料理をよくする人やちょっと不安症は人は取り付けた方が良いのかもしれません。

料金に関してはそのガス警報器の性能によってちょっと異なっていてリース(レンタル品)なら月々200~400円ほどです。

ネットでは200~300円ほどの人が多いようですが僕は400円かかっていました。

料金

今の時代にガス漏れってそう滅多に起こるものでもないので個人的には必要性はほとんど感じていませんでしたが「もしも」に備えたい人は取り付ければいいのではないでしょうか。

ちなみに1年間設置してガス漏れは結局起きなかったので400円×12カ月分=4,800円無駄になってしまいました。

僕のように設置して後悔している人もいるようです。

ちなみに警報器にはよく「リース料金」と表記されていますが、リースというのはいわゆるレンタルと同じような意味です。

レンタルは短期間であるのに対してリースは半年~と長期的に物を借りる時の用語として使用されます。レンタル物なので退去時にはガス会社が撤去を行う必要があります。

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なぜ取り付けさせようとするの?

僕の場合はガス契約の際に「警報器はつけますか?一応義務なんですけど」と言われて『あ、義務なら仕方ないか。お願いします』と言って流されて契約してしまいました。

上記にも述べたように義務とは言っても任意で罰則がない状態なのでもちろん拒否することは可能です。

しかしつけなければならないような言い回しで契約させようとするガス会社はかなり多いです。

都市ガスの場合は義務がないのになぜそんなに押し売りしようとするのかちょっと疑問でしたがこれにもガス会社なりの理由があります。

こういったガス警報器は管理している会社がガス会社に対してノルマを課しているそうです。ガス警報器の普及率の向上を目指しているのでしょう。

ノルマを達成できないとペナルティがあり、マージンが減ってしまうのを恐れて結果的にちょっと脅した勧め方をしてくるというわけです。

ガス警報器の正しい断り方

都市ガスに住んでいようがプロパンガスの物件に住んでいようが設置するかどうかは自分で決めることができます。

さも当たり前のように「ガスの警報器どこにつけますか?」と言われたらすかさず拒否しましょう。

■例「警報器はいらないのでつけなくて大丈夫です。」

■例「料理する予定は全くないので要りませんよ」

これだけで問題ありません。

仮にガス会社の人が「一応義務なので~」と言ってきたら「必要であれば後で自分で購入して設置します」と言いましょう。

実はこのガス警報器ってガス会社に頼まなくても自分で購入して設置することもできるものです。Amazonとかで調べると普通に出てきます。

ガス会社経由で設置してもらう必要は全くないわけです。しつこいようならこのように「自分で購入する」とか「持っているのであとで自分でやります」と断ることができます。

解約は可能?

ガス警報器

すでに取り付けてしまって、月々無駄なお金を払いたくないという方は解約することも可能です。

解約する場合はガス会社(料金明細に書いてある電話番号)に電話して「警報器を解約します」と連絡しましょう。

なお、リース期間が2年以内の場合は、解約金1,000円を頂戴いたします。ただし、転宅による解約の場合は、解約金は発生いたしません。
また、 再使用リース契約分は、どの時点でも解約金は無料です。

参照元:大阪ガス

東京ガスのページは見つけられませんでしたが大阪ガスだと2年以内の解約だと1,000円かかるみたいです。

インターネットや携帯のように違約金が高額に請求されることはないので安心してください。それでも違約金のようなものがかかること自体にちょっと納得がいきませんが仕方ない。

まとめ

少し長くなってしまったのでまとめます。

MEMO
  • 都市ガス・・・設置の義務なし
  • プロパンガス・・・基本的には設置義務あり
  • 設置しなくても法的罰則は存在しない
  • 火災警報器は設置の義務があり、万が一火災報知器がキッチンにない場合はつけた方が良い
  • ガス警報器は解約することも可能

設置するのが当たり前みたいな話し方をされますが、そんなことはないですし、プロパンガスでも罰則自体がないので安心してください。

ただ、もしもの場合に備えて設置する人も多いのでどうするかは自己責任です。

少しでも参考になれば幸いです。

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