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賃貸ではあまり見かけない床下収納物件ですが、探せば意外と見つかります。
僕もこれまで床下収納物件には住んだことがありませんでしたが、5回目の引っ越しでついに床下収納物件に住むことになりました。
そこで今回は僕が実際に感じた床下収納物件のメリットやデメリット、使用感などをご紹介していきますので、床下収納の使い道に困っていたり、憧れを持っている方の参考になればと思います。
ではさっそく見ていきましょう。
目次
一人暮らしに床下収納はいらない?
床下収納というのはそのままの意味でフローリング下に45×45㎝ほどの収納空間がある物件のことです。
床下収納といえばキッチンを思い浮かべる人も多いと思いますが、最近ではリビングだったりクローゼット等にも収納スペースが設けられていることがあります。
場所によってそれぞれ用途が微妙に異なりますが、基本的には普段は使わないようなものや、保存しておきたいものを収納するスペースとしての活用法が一般的です。
正直な感想を言うと、床下収納は確かにあると嬉しい設備ですが、なくても不便に感じないしそこまで困らないというのが本音です。
確かに部屋を狭めなくて良い点、収納が増える点に関しては嬉しいですが、普通の棚などとは違ってすぐに取り出したりしにくい(しゃがんで開けて取り出して)のが難点です。
一般的にはキッチン部分に設置されていることが多いです。ワンルームや1Kなんかの一人暮らしの場合は必ずしもキッチンとは限らず、リビングに設置されているケースもあります。
また、床下収納=1階のイメージが強いですが「マンション全部屋床下収納付き」のように2階でも9階でも床下収納付きになっている物件も存在します。
では実際に感じたメリット、デメリットについて挙げていきます。
床下収納があることによるデメリット
床下収納があること自体にはそれほどデメリットはないので床下収納自体の問題点についてあげていきます。
1.物件自体が少ない
そもそも物件自体少なくて、見つけるのに一苦労です。最近の物件(新築や築浅)は床下収納を設けていることが多い傾向があります。
僕が住んだ物件も築2年でした。
ばあちゃんちとか実家は床下収納があったからね〜〜 しかしながら賃貸はなかなか…
— もけ🌸Skeb募集中 (@moke_syuu) June 9, 2021
ファミリー向けの物件なら割と見つかりますがワンルームや1Kだとほぼ新築、築浅ですね。
床下収納物件をあえて探そうとすると他の条件がマッチしない可能性が高いです。
2.賃料が若干高い
床下収納を設けるのには多少のコストがかかります。
収納スペース分床の厚みが通常の物件以上に必要になるため、材料費や施工する手間もかかってしまうのでその分の費用が賃料として上乗せされてしまいます。
床下収納を新設する 床下収納を新しく設置する場合は、どんな種類の床下収納庫を使うかによって費用の相場が変わります。 床下収納を新しく設置する費用は、通常の収納ユニットなら10万~15万円ほど、和室の1畳タイプの床下収納は20万~25万円が相場です。
床下収納自体がめちゃくちゃ使い勝手が良いなら大したデメリットではないかもしれませんが、普段使いできるスペースではないので抵抗を感じる人は多いでしょう。
しかも床下収納物件は新築や築浅が多くてその分高い面もあるので、床下収納があるせいで高くなっているかどうかが見分けづらい。
3.取り出しにくい
わざわざしゃがんであげて取り出してってのは正直面倒くさいです。何度も使うようなものは入れておけませんし、床下収納の上に物を置くこともできません。
キッチン部分に設置されているならまだいいですが、リビングに設置されている場合はベッドの位置、家具の配置も限られてしまいます。
とりあえず床下収納に収納しようと考えている人はやめたほうがいいです。床下収納は出し入れが面倒です。日用品のストックだったらいいですが、頻繁に出し入れするものは入れない方がいいです。キッチンの下だと歩くたびにガタガタするのもマイナスポイントです。洗面所だけにしましょう。
— ぽりんき|間取りデザイナー (@porinki72) April 26, 2021
床下収納っていい使い道ある?
・今のところ掃除系や洗剤系のストック系入れてる
・蓋あけるの重たくて大変
・中の物も若干取り出しにくい
・その上には簡単に移動できそうなものしか置けない
・匂いや汚れ気になるで、うーーーん って感じなんだよね…。
メリットは、息子に荒らされる事がない。
— アイ®︎2y (@mendokotyoi) September 26, 2021
僕が住んだ物件の場合、まさにリビング部分に床下収納があったのでベッドを置いてしまって使えない状態になってしまいました。
かといって6畳や7畳程度の広さでは家具の位置はある程度固定されてしまうので基本的に使用頻度がかなり少ないものだけ入れていました。
4.床下収納部分がギシギシする
床下収納部分は空洞なのでその上を通るとギシギシすることがあります。そこまで気になるものでもないですがデメリット。
床下収納が
あるんだけど
たぶん、それの
せいでギシギシ
言うのでは— みほみほ( ´∀`)b (@mihorin1190) March 14, 2019
うちのベッド、床下収納で上に普通の布団敷いて使ってるんだけど最近ギシギシうるさいと思ったら下の板が歪んでた😩そろそろ10年経つし家具買い換えたい〜〜〜〜〜〜
— ぱり (@p1_r3) July 22, 2018
床下収納は金具を使用しているため、綺麗に施工していたとしてもわずかな段差ができてしまいます。
これによってスリッパを履いていると気付かずにつまずいてしまったり、掃除機がスムーズに動かないなどの問題も発生します。
もちろん注意していれば大したデメリットではありませんが、このわずかな段差が気になることは生活している上であると思います。
5.何を入れておけばいいかわからない
僕のように契約した物件にたまたま床下収納がついていたって人にとっては何を入れておくべきか困ります。
あまり取り出さないものしか入れて置けませんし、それほど物を持たない人にとっては結局使わず仕舞いになることもあるでしょうね。
普段使いするものを床下収納に入れてしまうと取り出すのがめちゃくちゃ面倒に感じます。
結局僕の場合は工具とかほとんどやらなくなったゲーム機器や使わなくなったPC、あとは季節外れの洋服を収納するようになりました。
6.カビが生えやすい
床下収納は密閉された容器のようなものです。
つまり雨の日が続いていたり日当たりの悪い物件の場合は湿度が高く、空気が滞留してしまうのでカビが生えやすくなってしまいます。
床下収納がカビだらけだったので丸洗いしてみた
— inuro (@inuro) September 22, 2009
起床。あづ……床下収納にカビが生えてた。梅雨に入ってかなり湿気てたからなぁ…
— 筧秀隆-たまにつぶやくのだ (@kakeihidetaka) July 4, 2010
あまり使わないものを収納しておくスペースなのに、いざ久しぶりに床下収納を開けてみたらカビが生えていたら最悪です。
7.虫が発生しやすい
床下収納スペースというのはゴキブリが部屋に侵入しやすい場所の1つと言われています。
ゴキブリは隙間がほとんどないようなところでも1mmあれば侵入できるほどの能力を持っています。
つまり、床下収納からの虫を防ぐためには設けられているボックスをガムテープでふさぐ等の対策が必要になります。
虫嫌いにとっては床下収納があるというだけで出現率があがってしまうので完全にデメリット。
僕の住んだ物件では今のところみかけたことはありませんが、床下収納のボックスには黒いフンのようなものを見かけたので見つけていないだけで侵入されている可能性も考えられます。
なんかここ2、3日小さい虫が家に入ってきてるなぁと思ってたら、床下収納にしまってあった去年の素麺にわいてた(爆) 虫を怖いとは思わないが、さすがにひいた(-o-;)
— かよう (@kayou08) June 24, 2010
床下収納開けたら虫がおったからそっ閉じしたよね( ◜ω◝ )
嫌!!まじで無理!!— リー@♨💭 (@Ree_wagyuusuki) August 10, 2019
ゴキブリの他にも小さい蚊やネズミも発生することがあるようです。
食品にも虫が湧く可能性があるので定期的なチェックが必要そう。
床下収納のメリット
実際に住んで感じたメリットについてもまとめてみました。
1.収納が増える
床下収納と言ってもそれほど広くはありませんが、収納スペースが増えるのは単純にありがたいです。
特にキッチン用品は意外とかさばって置き場所に困りますし、床下収納があるのとないので大違いです。
あまり使わないものなんかはすべて床下収納にしまっておけます。保存食品とか(カップ麺とかインスタント類)場所を無駄に取るのでかなり助かります。
普段使いしないものってかさばるわりにどこへ収納しておけばいいのかわからないって人が多いですが、ひとまとめに収納できるのは床下収納ならではの魅力。
2.部屋が狭くならない
収納スペースがたりない場合は棚を設置したりラックを設置したりして対応するしかありませんが、床下収納はその名の通り床に収納できて部屋が狭くならないのが魅力の1つ。
普段使いができるわけではないので棚やラックよりも使い勝手自体は悪いですが、友人や恋人を招くような人にとっては部屋の見栄えをよくできます。
3.隠しておける
人を呼んだ時に見られたくないもの、大切なものを隠しておくスペースとしても活用できます。
例えばタンス貯金とかもそうですし、昔の恋人との思い出のものが捨てられない人なんかもしまっておけば他人にうっかり見られるリスクは減ります。
ただ、床下収納物件は非常に珍しいので友達を読んだときに開けられる可能性はもあるので注意。
もし見られそうになったら「ちょっとごちゃごちゃしてるから見ないで」とか「開け閉め面倒だから使ってない」と言えば問題ありません。
床下収納は何を入れるべき?
使い道に困る人が多いみたいなので床下収納に入れておくべきものの例をいくつか挙げていきます。
- 缶詰類
- インスタント食品(カップ麺とか)
- 洗剤・ティッシュなどの日用品(ストック)
- 漬物
- 鍋、タコ焼き機など(季節の道具)
- あまり使わない食器類
- 非常用のもの(水とか乾パンとか)
- 掃除用具
- カセットコンロ・ガスボンベ
- お米などの長期保存が効かない食べ物(虫が湧く)
- 湿気が溜まりやすいもの
- 頻繁に取り出すもの(週1とか)
頻繁に使わないものが基本。すぐにダメになってしまう食品類はNGです。
非常時のために何か入れておくというのもありで防災グッズだったり非常食などを入れておく人も意外と多いようです。
あとはほぼ使わないガラクタ類を入れておくというのも使い道としてはありかなぁと思いますが、全く使わないならそもそも保管しておかずに捨ててしまったほうがいいかもしれません。
僕の場合使わなくなったPCやゲーム等を入れていますがこれも捨てたほうが良いものの1つでしょうね。
まとめ
- 床下収納は思っているよりも使い勝手は悪いのでいらない
- 棚やラックなど収納グッズで代用は十分可能
- カビや虫が発生するトラブルもある
- 基本的には頻繁に使わないものを収納するために使う
わざわざ床下収納付き物件を探すほどの価値はありません。もっと他に優先度の高いこだわり条件はいくらでもありますからね。
確かに床下収納があるとスペースが広く使えて便利ですが、フタのタイプだと開け閉めが面倒だし、取り出すためにかがんだりするのも疲れるので使用頻度はかなり低いです。
床下収納があることによるデメリットはほぼないのであったらラッキー程度に考えておくことをおすすめします。
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