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部屋探しをしているときに問い合わせてみると「すでに埋まってしまいました」と言われることがありますが、その後もしばらく掲載され続けていることが多々あります。
成約済み物件なのになぜ掲載され続けるのか、掲載終了のタイミングというのはいつなのかについて詳しく解説していきます!
掲載終了のタイミングとは?
物件が掲載終了するタイミングというのは明確に定義されているものではありませんが、いくつか終了するタイミングというものがあります。
物件に申し込みが入った段階
契約して入居者が決まった段階で掲載が終了するようなイメージがあるかもしれませんが、実際に掲載を終了するのは入居申し込みが入った時点です。
入居申し込み=申込書に記入して審査をしてもらっている時点で一時的に掲載をストップさせます。

仮に入居希望者が審査に落ちてしまったり、あるいは仮押さえとして申し込みをしていてキャンセルされた場合はストップしていた掲載を再開させて再度掲載されます。
物件情報の更新日
すでに埋まってった物件が即時掲載終了するわけではありません。
埋まってしまったという情報は不動産や管理会社が最新情報を持っているわけで、その情報を不動産サイトへ伝えることで初めて掲載終了の流れになります。

こういった掲載ストップに関しては基本的に手動で行われますが、不動産サイトによっては掲載の有無をシステム化させて物件情報の更新日を全体として統一しているケースもあります。
次回更新予定日までは掲載され続けてしまうということもあるわけです。
大家側が取り消しを依頼した際
掲載が終了になるタイミングは何も物件が埋まってしまったときだけとは限りません。
家賃変更や設備変更等で掲載している物件情報を一新する場合は工事期間が入る場合は一度募集を取り消さなければならないため掲載終了となります。
問い合わせてみると「埋まってしまった」と言われることがありますが、審査段階で一時的に募集を止めているケースと同じ理由で詳細が伝えられていないだけ。
入居者が決まったのに掲載されてるのはなぜ?
すでに入居者が決まっていたり「埋まっている」と言われたのに掲載され続けているような物件も一定数存在します。
その理由について解説していきます。
入居希望者が審査に落ちたため
物件が埋まっているといわれて数日後に部屋を探して掲載されていたのであればこのパターンに該当します。
先ほども言ったように申し込みが入った時点で募集を一時的にストップさせているだけなので審査に落ちているなら当然再度掲載がかかります。
埋まっていると言われたのは不動産側の自社物件ではなく、管理会社に確認したときに「募集を終了している」と言われたため。
細かく「一時的にストップしている」とは言わないので勘違いしやすいです。
掲載取り消しまでにラグがあるため
先ほども言った通りネットの物件情報というのは掲載される際も、掲載を取り消す際にもラグがあります。

サイトによっては更新日まで掲載され続けている場合もありますし、掲載を取り消すにしても手動で取り消し作業を行わなければならないため人手が割けない場合は数日間掲載され続けていることがあります。
ネットで部屋探しをしているとすでに成約済みなのに掲載され続けている物件も多いですが、その理由はこのラグが原因です。
消し忘れてしまっているため
掲載を取り消す場合は不動産ないしは管理会社から取り消し依頼が入って手動での取り消しが一般的ですが、当然人がやる作業なのでミスも出ます。
本当は成約済みだけど取り消し作業を行わなかったせいでずっと掲載され続けてしまうこともよく発生します。
実際、僕が以前部屋探しをしていた時に良さげな物件を見つけて問い合わせてみたところ「この物件は3ヶ月前に成約されたそうですがミスで掲載され続けてしまっていたようです」と返答がありました。
大家は問い合わせを受けて初めて自分の持っている物件がいまだに掲載され続けていることに気づいたそうです。
おとり物件としてわざと掲載し続けている
すでに成約済みなのは把握しているけど集客目的のためにあえて掲載している不動産もいます。
先ほども言ったようにネットの情報というのはリアルタイムで更新されるわけではなく、更新日が決まっていてその日までに成約済みになった物件でも掲載されています。
例えば問い合わせ段階では本当に空き室で内見できる状態だったとしても、予約をした2日後や3日後にはすでに埋まっているという状態も部屋探しではよく発生します。
これだけなら店舗に行くまでに「すいません。内見予約の物件なんですが、ちょうど成約してしまいました」と電話やメールで伝えてくれれば問題ないんですが、実際はその連絡をせずに店舗まで来させてから成約済みを伝える不動産が非常に多いのが問題。

僕もこれで地域密着型不動産含めて何度かやられました。
こちらでは本当に直前に成約済みになったのか、それともわざと連絡しなかったのか見分けがつかないのでおとり物件かどうか判断ができないところが厄介な点。
暮らしっく不動産で自社物件がおとり物件として扱われていた記事を見つけたので参考にしてみてください。
→アパマンショップにおとり物件として使われたので、おとり調査をしてみた。
おとり物件を確実に避けるには?
本当は募集をしているのに利益率の高い物件で契約したいがために嘘をついたり、成約済みなのに空室と偽って他の物件を勧める手法はかなり悪質です。
こういったおとり物件に騙されないための方法を紹介します。
複数の不動産に問い合わせを行う
1社だけでは不動産側が嘘をついている可能性が高いので、念のため2社~3社ほどその物件が空き室なのかどうかを聞いてみてください。
大家に現在も募集しているかどうか確認も取らずに返答している可能性も高いので、複数の不動産に問い合わせることでその物件が本当に埋まっているのか空き室なのかを知ることができます。
もちろん問い合わせた不動産がすべておとり手法をしている可能性もゼロではありませんが、リスクを減らすことはできますし、もし本当に契約したい物件ならそこで嘘をつかれて逃すのは非常にもったいないです。
現地集合可能か聞く
ネットで部屋探しをしている場合は必ず問い合わせの時点で「現地集合可能か」どうかについて聞いておきましょう。
「一度店舗にお越しください」と言われたらその物件はちゃんと空き室状態か確認していないおとり物件の可能性がありますし、そうじゃなかったとしても店舗に行くのは無駄に他の物件まで紹介されるので時間の無駄です。
もし店舗に来るように言われたら他の不動産を利用して紹介してもらうようにしましょう。
自社物件じゃなくても紹介は可能なので現地集合・現地解散可能な不動産を利用したほうが効率的だしおとり物件を確実に避けることができます。
実店舗を持たない不動産を利用する
現地集合するのと同じ理論で実店舗をほとんど持たない不動産を利用するのもおすすめです。
実店舗を持たない不動産の場合は必ず現地集合となります。
実店舗を持たない不動産=おとり物件が存在しないようなもの。
最近ではネットで契約まで完結できるようなサービスを提供している不動産は増えているのでそういった業者を利用するほうが効率的です。
おすすめなのはイエプラです。

項目 | イエプラ |
---|---|
おとり物件 | 0件 |
対応 | 関東・関西 |
仲介手数料 | 基本賃料1か月 |
内見 | 現地集合可 |
利用料 | 無料 |
物件数 | 約500万件 |
魅力 | 業者専用サイトが見れる |
条件を設定しておくと新着物件を半自動的に紹介してくれるサービスを提供していて、おとり物件は存在しません。
チャット機能がついているので細かい条件を伝えることができるので『クローゼットが広めな部屋がいい』『防音性の高い部屋を紹介してほしい』といった条件も設定可能。
ホームズやスーモで探して気になる物件を見つけたときにURLを送るだけで空室確認ができるのでおとり物件チェックとしても使えます。
おとり物件なのかURLを送ってチェックするという使い方もできます。
対応エリアの8割~9割はすべて紹介可能で、現地集合が原則となっているためおとり物件で無駄な時間を使うリスクがないのも魅力。
自分で部屋探しがしたい場合はチャット上で「ATBBが見たい」と伝えると通常業者しか見れない不動産サイトを無料で閲覧して探すことができてしまうという裏技もあります。
掲載終了した物件で契約する方法
基本的に掲載が終了してしまうとその部屋に入居することはできませんが、絶対に住めなくなるわけではありません。
埋まってしまった物件や掲載終了の物件が諦めきれない場合に取れる方法は2つあります。
2番手で申し込みできないか確認する
申し込みが入り、掲載終了している場合でも契約とならない限りはキャンセル待ちすることが可能です。
1番手で申し込んだ人が必ずしも契約するとは限らず、審査におちる場合はもっと他に良い物件を優先させてキャンセルすることもあります。
基本的には申し込み順となるので1番手の人次第ではありますが、管理会社によっては同時審査を行っていて年収や職業で信頼性が担保された場合は優遇されることもあります。
すでに掲載終了していても物件情報さえわかれば問い合わせることが可能です。
『キャンセル待ちで申し込みすることは可能ですか?』と聞いてみましょう。
再募集されるのを待つ
成約済みにならなくても一時的に申し込みが入った時点で募集はストップされるので、入居希望者が審査に落ちた場合再度募集がかけらます。
他にも入居者が集まらなくて家賃の見直しや設備の修繕等で一時的に募集を見合わせている段階であれば数週間程度で掲載される可能性があるので今期よく待つのが大事。
「埋まってしまっている」と言っても入居者が決まったわけではないのであきらめる必要はありません。
同じ建物で他の部屋が空くのを待つ
一度物件が埋まってしまい、入居者が入ってしまうと平均2年程度は部屋を借りるのでその部屋自体は諦めなければなりませんが、他の部屋が空く可能性があります。
同じ建物内であれば同じ家賃、同じ間取りとなっている可能性があるので引っ越しに猶予がある場合は1か月~2ヶ月待つと空く可能性があります。
自分でわざわざ調べて逐一空き室かどうか確認するのが面倒な場合は問い合わせたときに「ほかの部屋が空いたら教えてください」と言っておけば効率的ですし新着情報をいち早く知ることができるのでおすすめ。
まとめ
- 入居者が決まったのに掲載され続けているのはミスやおとり物件の可能性が高い
- 申し込み時点で募集をストップさせるので問い合わせ段階で「埋まってる」と言われても再度掲載されることもある
- 不信に思った場合は複数の不動産に問い合わせを行うべき
- 不動産は利益率の高い物件を優先して紹介する傾向がある
店舗で探していると本当は空き室でも自社物件を勧めるために「入居者が決まってしまった」とウソをつくような不動産もあります。
ネットの場合は逆で確認せずに空き室と言って店舗に呼ばせて「ちょうど埋まってしまいました」とウソをついてほかの物件を紹介する手法が多いです。
ネットの物件情報はどうしてもラグがあるのですでに成約済みでもある程度の期間は掲載され続けてしまっています。
リアルタイムの情報を得て、なおかつ店舗以外で探したいのであれば店舗を持たないような部屋探しサービスが無難です。
