部屋を探す方法は大きく分けて2つ。
1つは直接店舗に行き、不動産業者にその場で条件を伝えて探してもらう方法。
もう一つはネットで物件を探していい部屋を見つけたら問い合わせて内見→契約するという方法。
結局どちらも不動産業者を通すわけですが、実際どちらの方がいいのかご紹介していきたいと思います。
目次
店舗に行くよりまずはネットで探した方が良い
一人暮らし歴10年で今まで5回ほど引っ越しを経験していますが、結論から言えば店舗で探すよりもネットで探したほうが結果的に良い物件に住める可能性は高いです。
比較項目 | 実店舗 | ネット |
---|---|---|
物件数 | ✕ | ◎ |
物件の鮮度 | ◎ | △ |
時間効率 | ✕ | 〇 |
入居までのスピード | ◎ | ✕ |
手間 | ✕ | 〇 |
しつこさ | ✕ | ◎ |
条件一致率 | △ | 〇 |
実店舗は結局条件にしっかりあっている物件を提示してくれませんし、ネットの方が物件数も膨大なのでいい物件が探しやすいです。
僕が実店舗に行くのが嫌な理由は結構拘束時間が長いのと契約させようとしつこい点です。
朝から不動産屋行って部屋探ししてたらメッチャ時間過ぎてた…。大阪シティ信用金庫スタジアム行く前に済まそうと思ったのに大誤算😭木浪んのプレー、生で観たかったぁぁぁ😭 — えみ (@emi0720emi) August 1, 2019
それを踏まえるとどう考えても多少面倒でも自分で探した方がいいなぁと思ってしまいます。
ネットから問い合わせると家賃1ヶ月無料や仲介手数料無料など割引サービスを行っている物件も多いので結局得をするのもネット経由です。


このあたりのサイトは経由するだけで安くなるので実店舗より得。
引っ越しまで時間のない人はネットで探してもすでに埋まっている物件だったりして時間が取られるので、住みたい駅の不動産に直接行ってしまった方が早いです。
部屋探し、時間ないなら不動産屋に飛び込んだ方がいい。条件は行く前に固めておくとさらにいい。
— けけお (@kekeo_tw) January 18, 2019
条件に合う物件を探したいならネット、時間がないなら直接というのが正しい部屋探しです。
最近はコロナの影響とかもあってネットで探してからという人が大半のようです。
実店舗での部屋探しの特徴
- 店舗に行く
- 条件を伝える
- 条件に合う部屋を提示してもらう
- 物件の内見を行う
- 申し込みする
- 審査
- 契約
- 鍵渡し
- 入居
店舗を利用する場合は特別予約の必要はありません。気が向いた時に近くの不動産に入れば対応してもらえます。

例えばあなたが池袋に住もうと考えている場合は池袋、およびその周辺にある不動産に行きます。
店舗(アパマンショップやエイブルなど)に行くと担当の営業マンの方に自分の条件を伝えます。
(家賃7万以内・徒歩15分圏内など) 条件を伝えるといくつか候補を挙げてくれて、よさそうな物件を何件か内見しに行きます。 内見はその日でも可能ですが、別日に予約を取り付けて行うこともできます。
夜遅かったりすると内見できないってことになるので注意。
内見は基本的にその不動産の車で行くことになるので遠くても問題ありません。
内見後、良いと思ったら入居申し込み用紙に基本的な情報を記入。
この情報を元にあなたがしっかりと家賃が払えるかどうか貸主側で審査が行われます。
場合によっては審査時に源泉徴収票や預金残高の証明等の提出を求められる場合があります。
審査が通ると実際にいつから住むか調整が行われ、入居当日に契約書を書いて入居となります。
個人的な見解としては店舗よりもネットを使って部屋探しをした方が最終的に後悔のない部屋に住めますが、実店舗に行くことが必ずしも悪いわけではありません。
メリットとデメリットについてまとめてみました。
実店舗を利用するメリット
- その場で実際に空いている物件を探してくれる
- 自分は条件を伝えるだけなので楽
- いい物件を紹介された場合に内見までスムーズ
- 物件情報がネットよりも早い(鮮度が高い)
実店舗に行く最大のメリットは自分は何もせずにその場で物件を探してくれ、なおかつ現時点で空き物件かどうかの確認を行ってくれることです。
実際ネットに出回っている物件はすでに契約者が決まってしまっている成約済み物件の可能性もあるため厄介です。
また、その場でいいと思ったらすぐに内見することができたり、物件内部の情報を事前に教えてくれるのが案外良かったりします。 物件情報はネットよりも実店舗のほうが早いです。
スーモやホームズなどで掲載されている物件は情報更新日が決まっていて定期的に更新されていく仕組みです。
つまり退去予定の物件情報が出てもそれが実際に掲載されるまでにはある程度のラグがあるということ。
実店舗だと退去予定の物件が出たらすぐにその情報を客に伝えることができるので好条件の物件はネットよりも見つかりやすかったりします。
実店舗を利用するデメリット
- 時間効率が悪い
- 必ずしも自分の希望の物件を紹介してくれるわけではない
- 提示してくれる物件の数が少ない
- その日に物件を決めさせようとする傾向がある
- 電話がしつこい
店舗で探してもらう場合、条件を伝えて少ない物件数の中から条件に合う部屋を提示されるという方法です。
利用する不動産によって物件数は異なりますが、基本的にはスーモやホームズのようなポータルサイトと比べるとかなり物件数も少ないです。
1時間程度滞在しても提示してくれる物件数はせいぜい5件~6件程度と時間効率が悪いのも難点です。
また、僕も何度か飛び込みで不動産に訪れたことがありますが、どの不動産でも契約させようと必死な感じがするのが凄く嫌です。
断りにくい雰囲気ですし、仮に「後日また来ます」と言って切り抜けたとしても事前にお客様情報として連絡先を記入することになるので電話がしつこかったります。
経験上アパマンショップやエイブルは特にひどいですね。
もちろん全ての仲介業者がそういうわけではなく、例えばピタットハウスは給料が固定なので営業トークをしてくることはほとんどありません。
契約させようと必死な理由は給料がインセンティブであることが関係します。
毎月ノルマもあるので営業マンはそれだけ必死になってしまいまします。
自分の理想とする物件って店舗では見つからないことが多いです。
条件では伝えきれない雰囲気的に良し悪しが物件にはあると思いますが、たいてい微妙な物件を紹介されます。 これは僕だけかもしれませんが今までに条件に合致する物件を店舗でみたことがありません。
不動産に直接行った場合、自分の条件に合わない物件まで提示されたり、すぐに帰りづらいので時間が取られるのが最大の欠点。
ネットでの部屋探しの特徴
- ネットで条件に合う物件を”自分で”検索する
- 良い物件を見つけたら「問い合わせ」を行う
- 予約した時間に店舗・もうしくは現地に行く
- 物件の内見を行う
- 申し込みする
- 審査
- 契約
- 鍵渡し
- 入居
基本的には自分で検索して物件を探すことになります。
ホームズやスーモなどのサイトの検索フォームを使い条件に合う物件を探します。
電話でもメールでもいいですが問い合せを行うと「○月○日に内見」という流れになります。
当日は基本的に物件の最寄り駅、もしくは物件周辺で待ち合わせを行います。

そこで内見を行いいいと思ったら申込用紙に記入、あとは実店舗の流れと同じです。
ネットでの部屋探しは実店舗で探してもらうよりも優れている点は多いですが、当然デメリットもあります。
良し悪しによっては実店舗で探したほうが良いというケースもあるので、改めてネットでの部屋探しのメリット・デメリットについてもまとめてみました。
ネットで部屋探しをするメリット
- 物件数が豊富
- 自分で探すことで良いと思える物件だけを探すことができる
- 内見したいと思う物件だけを見ることができる
- しつこく電話がきたり契約させようとする流れにならない
- 時間効率よく探せること
ネットで探す最大の魅力は自分の理想の物件を探しやすいこと。
不動産ごとに取扱物件数というのは異なりますが、スーモやホームズのようないろんな不動産の情報を集めたサイトと比較してしまうと当然少なく感じます。
不動産 | 種類 | 物件数(山手線) |
---|---|---|
スーモ | ネット | 222,335件 |
ホームズ | ネット | 71,354件 |
アパマンショップ | 不動産 | 9,762件 |
エイブル | 不動産 | 3,521件 |
ミニミニ | 不動産 | 2,380件 |
ピタットハウス | 不動産 | 5,161件 |
センチュリー21 | 不動産 | 1,889件 |
実際に比較してみると一目瞭然。
ネットでは10件以上希望条件で見つかったのに店舗で探してもらうと「その家賃帯だと見つかりません」と言われることも珍しくありません。
ネットであれば条件に合う物件が見つかりやすく、もし仮に見つからなかったとしても店舗のように無駄な時間を過ごすということもありません。
また、本当に内見したいと思える物件のみをピックアップして内見できるのは意外とメリットです。
いきなり店舗に行って部屋探しをする場合、内見の際は車で物件まで向かってくれますが3つとか内見して物件同士の場所が遠かったりすると時間が思った以上にかかる場合があります。
僕は最大で3時間拘束されたことがあります。
問い合わせた物件のみをピンポイントで内見できるため、店舗で余計な時間を取られないのが良い点です。
もし内見した物件が気に入らなかった場合は「また自分で探してみます」と断ることができますからね。
ネットで部屋探しをするデメリット
- すでに契約済みの物件情報も掲載されている(おとり物件の可能性も)
- 膨大な物件数から自力で探すのは面倒
- 問い合わせるまで物件の細かな情報がわからない場合がある
- 未公開物件を探すことができない
最大のデメリットは実店舗とネット情報の時間差です。
ネットに掲載されていてもすでに他の人が契約している物件だったりすることは良くあります。せっかくいい部屋を見つけたのに他に人に取られていると落胆も大きいです。
あとは結局ネット情報なので細かい物件情報、条件等がわかりにくいです。
問い合わせをして予約しても、実際に店舗に行ってみたら「すいません、ちょうど先約が入ってしまって埋まりました」とおとり物件まがいなことをされたことも何度かあります。
東京で部屋探しというと、釣り物件というのをネットで出してる不動産屋があるんだよね。。 いい物件が妙にお得なやつ。 お店行くと若干柄が悪目の不動産屋で、それは埋まっちゃいましたって言って微妙過ぎる物件を見せられるという。。
— メメ (@FoYaPwvNpRes0kF) June 6, 2019
ネットから問い合わせるとおとり物件を掴まされる可能性があったり、すでに成約済みの物件も検索結果に引っ掛かってしまうのが欠点。
実店舗とネットの良いとこ取りができるサイト
実店舗で探すと鮮度の高い物件を紹介してもらえるが物件数は少なく、足を運べなければならないので面倒。
ネットでの部屋探しは物件数は圧倒的に多いものの成約済み物件が紛れていたり、おとり物件おあるのが難点です。
不動産屋での部屋探しとネットでの部屋探しの良いとこを併せ持っているのがイエプラです。
運営会社 | 株式会社エヌリンクス |
---|---|
口コミ評価(google) | ★★★★☆(4.5) |
対応エリア | 関東・関西 |
店舗数 | 2店舗 |
物件数 | 約10万件以上 |
仲介手数料 | 基本賃料1ヶ月分+税(保有不動産に依存) |
利用料金 | 無料 |
会員登録 | 必要 |
おとり物件 | 0件 |
特徴 | 自宅にいながら部屋探しができる チャットでやり取りが可能 新着物件を手に入れられる 業者専用サイト「ATBB」が見られる 設定できない細かい条件を伝えられる |
イエプラは自分で物件を探すのではなく、賃貸専門スタッフに物件を探してもらうサービスです。
家にいながらまるで実店舗で部屋を探してもらっているのと同じように部屋を探してもらえて、物件数も豊富(URLの持ち込みも可能)というのが魅力です。
また、顔を合わせず細かい条件等はチャット上で伝えることができ、あとは放置しておけば次々に条件に合う物件を送ってくれるとこも使い勝手が良い点です。

無料で利用できるのでよければ試してみてください。
まとめ
- 総合的に考えるとネットでの部屋探しが圧倒的に後悔が少ない
- 実店舗での魅力は新着物件を探してもらえる点
- 実店舗の問題点は物件数の少なさ
- ネットの魅力は物件数の豊富さ
- ネットの問題点は掲載されるまでの遅さ
どちらにも良さはありますが、部屋探しというのは物件数の多さが非常に重要です。
物件数が多ければ多いほどそれだけ条件に合った部屋を探すことができ、結果的に後悔が少ない引っ越しができます。
実店舗が悪いわけではないですが時間効率の悪さを考えるとネットでの部屋探しにはかないません。
両方の恩恵を受けたいのであればイエプラのようなサービスがおすすめです。