部屋探しはネットと不動産店舗に直接行くのどっちがいい?

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部屋を探す方法は大きく分けて2つ。

1つは直接店舗に行き、不動産業者にその場で条件を伝えて探してもらう方法。

もう一つはネットで物件を探していい部屋を見つけたら問い合わせて内見→契約するという方法。

結局どちらも不動産業者を通すわけですが、実際どちらの方がいいのかご紹介していきたいと思います。

【結論】店舗に行くよりまずはネットで探した方が良い

一人暮らし歴13年で今まで7回ほど引っ越しを経験していますが、結論から言えば店舗で探すよりもネットで探したほうが結果的に良い物件に住める可能性は高いです。

店舗ネット
物件数少ないかなり多い
物件の鮮度良いいまいち
時間効率悪い良い
入居スピード早い遅い
手間探してもらう自分で探す
営業のしつこさしつこいしつこい
条件一致率やや合わない合う

お部屋探しで重要となってくるのは『物件数の豊富さ』『時間効率の良さ』『物件自体の鮮度』の3つです。

スピーディーに自分の条件に合う物件を見つけられるかが重要となるため、この3つについてさらに細かく比較していきます。

物件数の豊富さ

部屋探しをする上で最重要項目となる物件数の豊富さは、店舗で探してもらうよりもネットのほうが明らかに上です。

条件に合う物件を探す上で重要となってくる物件数。

不動産形態物件数
(東京23区)
ホームズポータルサイト234,639件
スーモポータルサイト1,158,602件
アパマンショップ不動産仲介業者52,184件
ミニミニ不動産仲介業者8,626件
※2023年4月
物件数が多いことによる利点
  • より条件に合う物件を見つけやすい
  • 好条件な物件を見つけやすい

スーモやホームズのようなポータルサイトは各不動産が取り扱っている情報を一括で見ることができるため、物件数も膨大となります。

店舗で探してもらう場合、対応エリアや他社物件の紹介ができるかどうかによって物件数は異なりますが、ネットで探すよりも明かに少なくなります。

物件数が少なければ少ないほど、自分が提示している条件に合う物件が見つからなくなるため、理想の物件を探す上ではネットのほうが良いというわけです。

時間効率の良さ

入居までの時間がないときに利用すべきは実店舗ですが、1日の中での時間効率だけを考えるならネットの方が上です。

店舗の場合は、探してもらうのは早いものの、そこから内見に行き、店舗に戻るのが原則となっています。

イメージと違う場合はさらに物件を探したり、予約を取り付けたりと時間がかかります。

どんなに早くても1時間程度はかかってしまうため、忙しい人にはあまり向きません。

ネットの場合はすきま時間で物件を見つけて、内見という流れになります。

すでに物件の目星がついているため、内見→申込みという流れもできており、無駄な時間というものがありません。

ただし、ネットにはおとり物件に引っかかるというリスクもあります。

おとり物件は問い合わせて店舗に呼ばせた後で『成約してしまった』と言い、他の物件を紹介する手法です。

公益社団法人首都圏不動産公正取引協議会の調査では掲載物件の約12.2%がおとり広告と認められ、43店舗中15店舗でおとり広告が使用されていることがわかっています。

おとり物件に引っかかると無駄な時間がかかるので、ネットで探す場合は現地集合できるかどうかが重要となっています。

物件の鮮度

最新の空室情報を持っているのは不動産店舗となるため、最新情報を見たいのであれば店舗が良いでしょう。

ネットで探すと、空室から掲載までに少し時間がかかってしまうため、最新の空室状況については問い合わせて確認する櫃王があります。

店舗の場合は退去することがわかればすぐに募集をかけることができるため、最新の情報を提供してもらえるという強みがあります。

ずっとお部屋探しをし続けて良い物件と巡り合えない場合や成約済みですぐに取られてしまっている場合は店舗を利用するのが良いでしょう。

実店舗での部屋探しの特徴

店舗利用の契約までの流れ

1.店舗に行く

基本は予約不要。繁忙期は混んでいるので予約したほうがスムーズです。

どの不動産でも希望エリアの物件は探してもらえますが、内見まで考えると住みたいエリア近くの不動産をりようすべきです。

2.条件を伝える

店舗に着いたら希望条件を伝えるアンケート用紙の記入が必須となります。

『家賃帯』『最寄り駅』『駅からの距離』『設備』など細かいほど希望に沿った物件を探してもらえます。

3.内見を行う

良さそうな物件を見つけたらそのまま内見を行います。

ただし管理会社が営業している18時~19時までが当日のタイムリミットとなるので、駆け込みで利用した場合は当日に内見を行うことができません。

物件へは不動産屋の所有する車で送ってもらえます。

4.申込み

店舗に戻る、もしくは家に帰ってから申込みを行うか検討します。

申込みを行うには住所、年収、連帯保証人の情報などがすべて必要となります。

5.入居審査

審査は通常3日~4日程度で完了しますが、長い場合には1週間以上かかることもあります。

追加で収入を証明する書類が必要となったり、質問を受けることがあります。

また、同時に職場への在籍確認、連帯保証人への連絡が行われます。

6.重要事項説明・契約

審査に通れば重要事項説明が行われ、契約となります。

入居希望日の交渉はこのときに行うことができますが、通常2週間以内には入居しなければなりません。

契約よりも先に初期費用の入金が必要となる場合があります。

7.初期費用支払い・鍵渡し

日割り前家賃を計算して初期費用を支払います。

鍵渡しは郵送されることが最近では多くなっていますが、店舗で直接受け取ることも可能です。

店舗を利用する場合は特別予約の必要はありません。気が向いた時に近くの不動産に入れば対応してもらえます。

あなたが池袋に住もうと考えている場合は池袋、およびその周辺にある不動産に行きます。

店舗(アパマンショップやエイブルなど)に行くと担当の営業マンの方に自分の条件を伝えます。

条件を伝えると候補となる物件が提示され、よさそうな物件を何件か内見しに行きます。

内見はその日でも別日に予約を取り付けて行うこともできますが、夜遅かったりすると内見できないことがあります。

内見は基本的にその不動産の車で行くことになるので遠くても問題ありません。

内見後、良いと思ったら入居申し込み用紙に基本的な情報を記入。

この情報を元にあなたがしっかりと家賃が払えるかどうか貸主側で審査が行われます。

場合によっては審査時に源泉徴収票や預金残高の証明等の提出を求められる場合があります。

審査が通ると実際にいつから住むか調整が行われ、入居当日に契約書を書いて入居となります。

個人的な見解としては店舗よりもネットを使って部屋探しをした方が最終的に後悔のない部屋に住めますが、実店舗に行くことが必ずしも悪いわけではありません。

メリットとデメリットについてまとめてみました。

実店舗を利用するメリット

メリット
  • その場で実際に空いている物件を探してくれる
  • 自分は条件を伝えるだけなので楽
  • いい物件を紹介された場合に内見までスムーズ
  • 物件情報がネットよりも早い(鮮度が高い)

実店舗を利用する最大のメリットは自分は何もせずにその場で物件を探してくれて、現時点で空き物件かどうかの確認を行ってくれることです。

実際ネットに出回っている物件はすでに契約者が決まってしまっている成約済み物件の可能性もあるため厄介です。

でいいと思ったらすぐに内見することができたり、物件内部の情報を事前に教えてくれるのが案外良かったりします。

物件情報はネットよりも実店舗のほうが早いです。

スーモやホームズなどで掲載されている物件は情報更新日が決まっていて定期的に更新されていく仕組みです。

退去予定の物件情報が出てもそれが実際に掲載されるまでにはある程度のラグがあるということ。

実店舗だと退去予定の物件が出たらすぐにその情報を客に伝えることができるので、好条件の物件はネットよりも見つかりやすかったりします。

実店舗を利用するデメリット

デメリット
  • 時間効率が悪い
  • 必ずしも自分の希望の物件を紹介してくれるわけではない
  • 提示してくれる物件の数が少ない
  • その日に物件を決めさせようとする傾向がある
  • 電話がしつこい

店舗で探してもらう場合、条件を伝えて少ない物件数の中から条件に合う部屋を提示されるという方法です。

利用する不動産によって物件数は異なりますが、基本的にはスーモやホームズのようなポータルサイトと比べるとかなり物件数も少ないです。

1時間程度滞在しても提示してくれる物件数はせいぜい5件~6件程度と時間効率が悪いのも難点です。

イメージと違う物件を内見した際にも契約させようと必死で、その日に契約しなくても予約を取るように勧められるというしつこさも難点の1つ。

断りにくい雰囲気で「後日また来ます」と切り抜けたとしても、事前にお客様情報として連絡先を記入することになるので電話がしつこかったります。

経験上アパマンショップやエイブルは特にひどいですね。

全ての仲介業者がそういうわけではなく、例えばピタットハウスは給料が固定なので営業トークをしてくることはほとんどありません。

契約させようと必死な理由は給料がインセンティブであることが関係します。

毎月ノルマもあるので営業マンはそれだけ必死になってしまいまします。

自分の理想とする物件って店舗では見つからないことが多いです。

条件では伝えきれない雰囲気的に良し悪しが物件にはあると思いますが、たいてい微妙な物件を紹介されます。 これは僕だけかもしれませんが今までに条件に合致する物件を店舗でみたことがありません。

不動産に直接行った場合、自分の条件に合わない物件まで提示されたり、すぐに帰りづらいので時間が取られるのが最大の欠点。

ネットでの部屋探しの特徴

ネットでの契約までの流れ

1.条件に合う物件を自分で検索する

スーモやホームズなど物件数が膨大なポータルサイトを利用して自分で条件に合う物件を見つけます。

すでに成約済みとなった物件も掲載されていることは多いので注意しましょう。

2.問い合わせを行う

空室かどうかの確認を問い合わせによって行います。

メールでも電話でも問題ありませんが、すぐに返答が欲しい場合には電話のほうがスピーディーです。

3.内見を行う

現地集合か店舗集合かを決めて、内見を行います。

最近は現地集合でも問題なく許可が下りますが、おとり物件では必ず店舗待ち合わせを指定されるので注意してください。

4.申込み

店舗に戻る、もしくは家に帰ってから申込みを行うか検討します。

申込みを行うには住所、年収、連帯保証人の情報などがすべて必要となります。

5.入居審査

審査は通常3日~4日程度で完了しますが、長い場合には1週間以上かかることもあります。

追加で収入を証明する書類が必要となったり、質問を受けることがあります。

また、同時に職場への在籍確認、連帯保証人への連絡が行われます。

6.重要事項説明・契約

審査に通れば重要事項説明が行われ、契約となります。

入居希望日の交渉はこのときに行うことができますが、通常2週間以内には入居しなければなりません。

契約よりも先に初期費用の入金が必要となる場合があります。

7.初期費用支払い・鍵渡し

日割り前家賃を計算して初期費用を支払います。

鍵渡しは郵送されることが最近では多くなっていますが、店舗で直接受け取ることも可能です。

ネットでのお部屋探しを行う場合は、基本的に自分で条件に合った物件を見つける必要があります。

プロに探してもらったほうが良いようにも思えますが、自分の思い描いている物件は自分じゃないと見つけられないので、ネットで探したほうが時間効率は良いです。

ただ、新着物件以外も掲載されているので問い合わせても必ず内見できるとは限りません。

内見してからの流れは店舗利用とほとんど変わりませんが、最近では家にいながら行えるオンライン内見やIT重説を採用している不動産も多いので、面倒であれば外出することなく契約することも可能です。

ネットで部屋探しをするメリット

メリット
  • 物件数が豊富
  • 自分で探すことで良いと思える物件だけを探すことができる
  • 内見したいと思う物件だけを見ることができる
  • しつこく電話がきたり契約させようとする流れにならない
  • 時間効率よく探せること

ネットで探す最大の魅力は自分の理想の物件を探しやすいこと。

ネットでは10件以上希望条件で見つかったのに店舗で探してもらうと「その家賃帯だと見つかりません」と言われることも珍しくありません。

ネットであれば条件に合う物件が見つかりやすく、見つからなかったとしても店舗のように無駄な時間を過ごすということもありません。

内見したいと思える物件のみをピックアップして内見できるのは意外とメリットです。

店舗に行って部屋探しをする場合、内見の際は車で物件まで向かってくれますが3つとか内見して物件同士の場所が遠かったりすると時間が思った以上にかかる場合があります。

僕は最大で3時間拘束されたことがあります。

問い合わせた物件のみをピンポイントで内見できるため、店舗で余計な時間を取られないのが良い点です。

もし内見した物件が気に入らなかった場合は「また自分で探してみます」と断ることができますからね。

ネットで部屋探しをするデメリット

デメリット
  • すでに契約済みの物件情報も掲載されている(おとり物件の可能性も)
  • 膨大な物件数から自力で探すのは面倒
  • 問い合わせるまで物件の細かな情報がわからない場合がある
  • 未公開物件を探すことができない

最大のデメリットは実店舗とネット情報の時間差です。

ネットに掲載されていてもすでに他の人が契約している物件だったりすることは良くあります。せっかくいい部屋を見つけたのに他に人に取られていると落胆も大きいです。

問い合わせをして予約しても、実際に店舗に行ってみたら「すいません、ちょうど先約が入ってしまって埋まりました」とおとり物件まがいなことをされたことも何度かあります。

ネットから問い合わせるとおとり物件を掴まされる可能性があったり、すでに成約済みの物件も検索結果に引っ掛かってしまうのが欠点。

実店舗とネットの良いとこ取りができるサイト

実店舗で探すと鮮度の高い物件を紹介してもらえるが物件数は少なく、足を運べなければならないので面倒。

ネットでの部屋探しは物件数は圧倒的に多いものの成約済み物件が紛れていたり、おとり物件おあるのが難点です。

不動産屋での部屋探しとネットでの部屋探しの良いとこを併せ持っているのがイエプラです。

イエプラ公式

イエプラのホームページへ

運営会社株式会社コレック
口コミ評価(google)★★★★☆(4.1)
対応エリア関東・関西
店舗数2店舗
物件数対応エリアの8割
仲介手数料基本無料
利用料金完全無料
会員登録なし
おとり物件0件
特徴自宅にいながら部屋探しができる
チャットでやり取りが可能
新着物件を手に入れられる
業者専用サイト「ATBB」が見られる
設定できない細かい条件を伝えられる

イエプラはオンライン型不動産で、専門スタッフに条件を伝えて探してもらうこともできますし、スーモやホームズで自分で探してURLを送り、紹介してもらうことも可能です。

LINE上でのやり取りとなるため顔を合わせる必要がなく、細かい条件もチャットで伝えることができるので店舗とネットの良いとこどりができているサービスです。

最大の魅力は2024年3月から新サービスとして『仲介手数料基本無料』としたことで、初期費用を大幅に抑えられるという点です。

他社サイトの物件であってもイエプラを経由するだけで初期費用が数万円も安くなるので利用得のサービスとなっています。

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イエプラの評判は悪い?仲介手数料は?利用者の口コミを徹底調査

まとめ

  • 総合的な評価は店舗で探してもらうよりネットで探すほうが良い
  • 『入居まで時間がない』『すぐに引っ越したい』なら店舗のほうが良い
  • 時間をかけてでも条件に合う物件を見つけたいならネットでじっくり探したほうが良い
  • 実店舗は最新情報を得ることができるが物件数自体が少ない
  • ネットは物件数が多いが掲載されるのが少し遅い

どちらにも良さはありますが、部屋探しというのは物件数の多さが非常に重要です。

物件数が多ければ多いほどそれだけ条件に合った部屋を探すことができ、結果的に後悔が少ない引っ越しができます。

実店舗が悪いわけではないですが時間効率の悪さを考えるとネットでの部屋探しにはかないません。

両方の恩恵を受けたいのであればイエプラのようなサービスがおすすめです。

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