賃貸物件で窓ガラスがひび割れたら修繕費用はいくらかかる?

賃貸物件は借りている以上、部屋のフローリングや窓ガラス、キッチン、お風呂やトイレに至るまで全て借り物です。

退去する際には返却しなくてはならないため、破損部分や傷をつけてしまった場合クリーニング代が発生します。

そんな賃貸アパートやマンションで窓ガラスやお風呂の鏡を割ってしまうと・・・

ということで今回は借りている部屋の窓ガラスをもし割ってしまったら修繕費はいくらかか、値段や対処方法についてまとめてみました!

修繕費用はいくらかかる?

窓ガラスなんてそうそう割れることはありませんが、うっかり模様替えの時に家具をぶつけてヒビを入れてしまったり、窓際で寝ている時にうっかり割ってしまった、さらに気付かぬうちに割れていた・・・なんてこともあり得ます。

窓ガラスを割ってしまった場合、例え一部分であっても大きく割ってしまっても全て新しいものに取り換えるという意味では同じなので価格も変わりません。

種類窓(90×90㎝)ベランダ(90×180㎝)
〇フロート板ガラス18,000~25,000円20,000円~27,000円
〇すりガラス15,000~20,000円17,000~25,000円
型板ガラス10,000~20,000円18,000~23,000円
透明強化ガラス10,000~15,000円15,000~20,000円
フロストガラス25,000~35,000円45,000~55,000円
ペアガラス30,000~40,000円40,000〜50,000円
〇網入りガラス15,000~23,000円25,000~35,000円

※〇は賃貸でよく使われるガラス

窓ガラスは種類も様々で厚さが1mm違うだけでも価格が大きく異なることもありますし、業者によって料金が変わるのであくまで相場です。

安ければ10,000円以下で直してもらえることもありますが、高いと修繕費用・出張費用など込々で50,000円以上かかるところもあるそうです。

賃貸物件でよく使われている窓ガラスについて説明していきます。

フロート板ガラス

別名透明ガラスと呼ばれているガラスで賃貸物件では最も一般的なガラスの素材です。

ガラス表面は凹凸がなく反対側がしっかりと見えるようにと透明になっているので太陽などの光を通します。

ショーウィンドウなどお店にもよく見かけるものなので誰しも一度は必ず目にしたことがあるはずです。

光を良く通すということは遮熱性が低いということでもあります。価格はガラスの中では高くもなく低くもない普通レベルです。

すりガラス

すりガラスはフロート板ガラスの片面を擦ることで不透明に加工されたガラスのことです。

表面上はざらざらとしていて窓に設置していると反対側が見えなくなるのでプライバシー重視の物件なんかだと取り入れられています。

ベランダガラスにはあまり取り入れられていませんが、ベランダの手すり下にすりガラスを設置して外からの視線を遮るようにしているところもたまにあります。

網入りガラス

網入りガラスも賃貸物件の中だと割とポピュラーな素材。

その名の通りガラスの中に網が入っているので見た目がとても特徴的なので素人でも一発で見抜くことができます。

網がガラスに入っていることによって仮に割れたとしてもガラスが散らばらないようになっているのが特徴。

災害時や急に割ってしまった時の安全性が高いです。

ちなみに網入りガラスは透明のものと不透明のものがあり、不透明のもののほうが費用が高くなる傾向があります。

割れ方次第で払わないでも良い?

クリーニング代(退去費用)には原状回復、つまり借りた状態で返さなければならないという原則がありますが「通常損耗」「経年劣化」という住んでいる上で次第に劣化してしまう傷や凹みなどは大家負担となります。

そして、窓ガラスの割れ方によってもこちらが支払わなくて良い場合があります。

借主負担の割れ方例

  • 「寝ている時にうっかり腕が当たって割れてしまった」
  • 「模様替えの際に家具をうっかりぶつけてしまった」
  • 「イライラしてガラスを殴ったら割れてしまった」
  • 「扉を思いっきり閉めたらベランダガラスが割れた」

こういった完全にこちらの過失によって窓ガラスが割れてしまったり、ヒビが入ってしまった場合は自分自身で修繕費用を負担しなければなりません。

特に多いのが模様替えの際や引っ越し作業の時に家具を窓にぶつけてしまってヒビが入ってしまうケースですが、これも同様に基本的には借主負担となります。

物を立てかけたりして割れる場合も同様。

自分がひび割れの原因となってしまっているため修繕費用は払わなければなりません。

貸主負担(大家)の割れ方例

  • 「空き巣に入られて割られてしまった」
  • 「台風がきたせいでヒビが入ってしまった」
  • 「窓ガラス自体が劣化していてヒビが入った」
  • 「最初から割れていた」

基本的には自分ではない誰かが要因となって窓ガラスが割られてしまっている場合は大家が負担しなければなりません。

アニメでよくある空き地で野球をやっていたらボールが家の敷地内に入って窓ガラスが割れるケースも自分のせいではないので大家が全額負担しなければなりません。

ちなみに前の入居者が割っていてそのまま修繕していなかったり、あるいは入居直前でガラスが割れていた場合も無償で取り替えてくれるので管理会社に連絡してみましょう。

もちろん自分ではなくても友人や恋人がうっかり割ってしまった場合は責任者が自分となるため修繕費用が発生してしまうので注意。

知らない間に割れていたら熱割れの可能性も

「ある日ベランダガラスを見たらヒビが入っていた」というケースも中にはあります。自分がやった記憶はないのになぜかヒビが入っているので不安になる人も多いと思いますが、この原因は熱割れです。

窓ガラスは外と中の温度差によっても自然と割れやすくなってしまいます。

例えば冬の外の寒い温度と暖房をつけた暖かい部屋の間にある窓ガラスはこの温度差により、自然と割れてしまうことがあるのです。

逆に夏場に室内をクーラーでガンガン冷やしても温度差によって割れてしまうことがあります。

窓ガラスがいつの間にか割れていたり、何もしていないのに突然ヒビが入っていた場合などはこのケースに当てはまります。

僕も以前住んでいたマンションがいつの間にかヒビが入っていてちょうどスノボーの板を立てかけていたのでそれのせいだとショックを受けていたんですけど、立ち合いの時に「このヒビは熱割れなので負担する必要はありません」と言われました。

熱割れの特徴は不自然に亀裂が入ることです。通常窓ガラスが何かの圧力で割れると中心から外側に向かって多方向にヒビが入ります。

真横に割れていたり、亀裂が入っているような不自然な割れ方をしていれば熱割れの可能性が高いです。業者が見れば一発でわかります。

また、一人暮らし用の窓ガラスは滅多にないですが、中が網目になっている鉄網が錆びてヒビが入る錆び割れも同様に大家が負担する割れ方の一つです。

ある日気付いたら割れていて、全く身に覚えがない場合は経年劣化に当てはまりますのでこちらが負担する必要はありません。

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割れているのを見つけた時の対処方法

ヒビが入っていたり割れているのを見つけるとすぐにでも管理会社に連絡しようと思ってしまう人も多いと思いますが、管理会社に連絡するのは一番最後です。

もしかしたらそのヒビ割れ、例え故意にやってしまった場合でも無償で交換してもらえる可能性があります。

まずは写真を撮って証拠を残す

連絡するにしても放置するにしてもしっかりと証拠は撮っておきましょう。

連絡したら「ひび割れはどんな状態なのか」について必ず聞かれますし、場合によっては写真を送ってほしいと言われることもあります。

また、放置して立ち合い時に確認する場合も熱割れなのに借主負担として退去費に上乗せしようとするせこい業者もいます。

こうなった場合に証拠を残しておくことでちゃんと抗議することができるのでおすすめです。

火災保険会社に連絡する

窓のひび割れに関しては火災保険が下りる可能性があります。

賃貸物件では契約の際に必ず一緒に火災保険に加入することが義務付けられていますが、この火災保険が意外と役立つことも多い。

事前に予測して防ぐことができず、突発的な事故によって建物や家財を破損・汚損させてしまった場合、不測かつ突発的な事故(破損・汚損など)で補償を受けることができます。

参照:https://kasai.insweb.co.jp/window-pane/

イライラして窓ガラスを割ってしまったような明らかな故意によるものの場合だと火災保険は下りませんが「うっかり」割ってしまった場合は補償が受けられる可能性が高いです。

  • 模様替えをしていたら”うっかり”ぶつけて割ってしまった
  • 急に立ち眩みがおきてよろけて”うっかり”ぶつけてしまった
  • 室内で運動をしていたら”うっかり”身体をぶつけてしまった

火災保険が下りる条件としては不測かつ突発的な事故である必要があります。


先ほど大家が負担することはないという話をしましたが、こういった事故は火災保険会社が負担してくれることがあるので連絡してみてください。

管理会社に連絡する

最終的に火災保険が下りないようであれば管理会社に連絡します。

管理会社は様々な業者と契約していることが多く、その仲介業者専門のガラス業者を呼んでもらうことができます。

保証がある場合は窓ガラスが割れても全て管理会社で持ってくれることもあります(管理業者と提携しているガラス屋の修繕費用が普通よりも高い場合もあるそうですが・・・)

そして、もし自然と割れてしまった場合はしっかりとそのことを伝えてください!

例「気付いたら割れていたので熱割れによるものだと思います」等。

これを言わずにいると修繕費用をそのまま取られる可能性があります。

もし、自分で割ったという場合は嘘をつかずにそのことをしっかり伝えてください(専門業者が見れば割れ方が過失か自然かわかってしまうため)

仲介業者が呼んだガラス屋の見積もりが高かった場合は個人で他のガラス屋さんに連絡するのもありです。

退去するまで連絡せずにいると、否応なしに窓ガラスの修繕費用を取られる可能性がありますし、そこで思わぬトラブルになる可能性もあるので見つけたらすぐに連絡したほうが良いです。

まとめ

窓ガラスが割れるとかなり不安になりますが、多くの場合は知らない間に割れていたのであれば熱割れによるもので貸主負担となり、そうじゃない場合でも火災保険で補償してくれることがほとんどです。


バレるのが嫌だから実費でこっそりガラス業者に依頼すると上記であげたような値段がかかってしまうので間違ってもやらないように。

故意にひび割れを起こしていても「うっかり当たってしまって」と言えば自分で補償しなくて済むこともあります。

少しでも参考になりましたら幸いです!

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