不動産屋に行くと条件に合う物件を紹介され、その日に内見や申し込みをさせられるようなイメージがありますが「どんな物件があるのか」「希望家賃帯の物件はあるのか」等ちょっとだけ話を聞いたり相談したい人も多いと思います。
不動産屋って契約や内見をしなくても話を聞くだけのために利用するのかありなのかまとめてみました!
目次
不動産屋は話を聞くだけでも問題なし
結論から言えば契約や申し込みをしなくてもふらっと近くの不動産屋に寄って話を聞くだけで帰るという使い方は可能です。
様子見のつもりでふらっと立ち寄った不動産屋さんでハイパー素敵ウルトラ完璧物件と出会ってしまい即日契約決まって自分でもびっくりしてる
— こばんざめ (@koban_karuta) June 1, 2022
ふらっと入った不動産屋で情報収集。10年前と常識が変わり過ぎて色々戸惑いつつ、引越しは7月連休になりそう。
— ネギ(ランツイしない方) (@negi_reflec) May 10, 2022
不動産屋にとっては利益のないことなので嫌がられるのではないか?というイメージもありますが、これによって今後利用してもらえたりしますし、何より仕事なので邪険にされることはありません。
- 賃料相場を聞く
- 物件の資料だけもらって帰る
- どんな物件があるか聞いてみる
- 自分の年収で審査が通るのか聞く
「事前予約をしたほうが良い」という意見は最もですが、不動産屋を利用するにあたって話を聞くだけなのにわざわざ予約を取る必要はありません。
確かに予約を取ったほうが繁忙期等はしっかりと対応してもらうことができますが、飛び込み客というのは特別珍しいことではありません。
何時間も居座る予定はなく、少しだけ相談をしたい場合ならふらっと立ち寄っても大丈夫です。
契約しない限りはすべて無料なので気軽に利用することができます。
利用するなら午前~昼間がおすすめ
一般的な不動産の営業時間は朝の10:00~夜19:00頃です。
夜の時間帯に行ってしまうと時間に余裕がなかったり、繁忙期だと混んでいてしっかりと対応してくれない等の問題があります。
また、もしよい部屋を見つけてもらっても内見がその日に行えず次回に再度店舗まで足を運ばなくてはならなくなるため二度手間です。
午前中や昼間であれば時間にも余裕があるので内見を当日中に行うことができて効率的。
不動産屋の利用の流れ
不動産屋によって部屋探し~申し込みや契約までの流れというのは若干違いがあるものの、大手不動産を数店舗回ってみたところほとんど違いはありませんでした。
- 飛び込み来店・予約来店を行う
- 条件を伝えて部屋を探してもらう(約30分程度)
- 内見予約・もしくは当日内見に行く(車で送ってもらう)
- 内見(5分~10分程度)
- 店舗に戻り申し込むかどうか決める
- 退店
1つずつ解説していきます。
飛び込み来店・予約来店を行う
不動産屋に完全頼りきりで部屋を探してもらうケースとスーモやホームズ等のポータルサイトで自分で探して問い合わせを行う2種類あります。
当日飛び込みをする場合は店舗で条件を伝えてそれに合う物件を探してもらうことになります。
予約をしたほうが時間を調節できるので対応がスムーズというメリットがあるものの、来店予約しなければならないということはありません。
条件を伝えて部屋を探してもらう
飛び込み客等は条件用紙を渡されて自分が求めている物件の条件(家賃や住みたい場所等)を記入していきます。
店舗で探してもらうのは確かに楽ではありますが、微妙に条件に合わない物件を提示されたり時間がかかるのが難点です。
内見予約・もしくは当日内見に行く(車で送ってもらう)
夕方の来店だと当日中に内見が出来なかったり、物件の管理会社が休みだと鍵の入手が出来ないのでその日に内見することができません。
こういった場合は日を改めて内見予約を行います。
午前中や昼間でちょうど内見できる状態であれば気に入った物件を見つけた直後すぐに内見に行くことができます。
遠くても大手不動産であれば車で送ってもらうことができるので非常に楽です。
内見
実際に内見を行います。
一人暮らし用物件なんかだとあまり見る部分も少ないのでかかっても5分程度で内見は終了してしまいます。
内見時にどこを見たいのかを明確にしておくことで入居後に後悔するリスクを減らすことができるので意外と重要。
- 写真と実際の部屋に違いはないか
- キッチンの広さ
- 収納スペースの数や広さ
- 日当たり(結構見逃しがち)
- コンセントの配置や数
- 騒音の聞こえ方
イメージと同じかどうかは重要です。
内見時に特に見ておきたいのは日当たりがどの程度なのかと騒音の有無です。
写真だけでは日当たりがどうか判断することができないので昼間に内見することで確認ができます。
また、大通り沿いにあるような物件は閉め切った状態で車の騒音がどの程度部屋に響くのか、気になるレベルかどうかを確かめることができます。

店舗に戻り申し込むかどうか決める
この部分は不動産によりますが、営業色の強い会社だと一度車で店舗に戻ることになります。
もし内見した物件が気に入らなかった場合に次の物件を探したり、来店予約を入れさせて他の不動産屋に客を取られないようにするためです。
僕が利用した際はアパマンショップ、エイブル、タウンハウジングはこのケースでした。
逆に店舗に行かずに最寄りの駅まで送ってくれる親切な会社もあります。
大手ではミニミニ(直営店)やピタットハウスがこのケースでした。
対応がかなり変わる唯一の部分です。
不動産屋を利用するデメリット
わざわざ不動産店舗を利用しなくても最近ではネット型店舗で効率的に部屋探しは行えます。
不動産屋を利用するデメリットについてまとめてみました。
自分で探すことができない
物件を問い合わせて内見予約をしているなら別ですが、飛び込み等で店舗に行くと条件を伝えるだけであと営業マンがすべて探してくれます。
一見楽に思えますが、自分が思っている部屋と不動産側が提示する物件は微妙にズレが生じます。
例えば「家賃や防音性を重視している」と伝えて提示された物件は築年数の古い虫の出そうな部屋だったとしましょう。
条件には沿っているものの虫が出そうで汚い物件は住みたくないのは当たり前の話。
これは極論かもしれませんが、こういった微妙な自分の最低限の妥協点を理解してもらえなかったり、場合によっては希望家賃を超えている物件を提示することも度々あります。
実際に不動産屋で探してもらったことが何度かありますが明らかにネットで自分で探したほうが効率的に感じました。
物件数がネットに劣る
不動産ごとに取扱物件数というのは異なりますが、スーモやホームズのようないろんな不動産の情報を集めたサイトと比較してしまうと当然少なく感じます。
ネットでは10件以上希望条件で見つかったのに店舗で探してもらうと「その家賃帯だと見つかりません」と言われることも珍しくありません。
物件数が多ければ多いほど条件に合う部屋を見つけやすいのは至極当然のことです。
営業がしつこいことがあり断るのが大変
営業マンにはインセンティブ報酬といういわゆる歩合制の給与となっている会社が多いので、契約させようと必死になる傾向があります。
例えば内見はしたもののちょっと雰囲気的に微妙だったので断ろうとした場合にも「どこがダメでしたか?」と聞かれますし、次の来店予約をさせようとすることもよくあります。
客が他の不動産に流れてしまうのを防ぐためにこうしてしつこく予約をさせようとしたり、断る理由をつぶして申し込みをさせようとしてくるわけですが、利用者としては良い気はしないですよね。
もちろんすべての不動産会社がこのような体制ではないですが、本当にしつこいところはしつこいので利用してから後悔することになります。
ちゃんと断るまで頻繁に電話がかかってくることもあるので注意。
話を聞くだけならネット型のサービスがおすすめ
家賃帯が知りたかったり、審査に通るかどうか不安ということでとりあえず話だけでも聞きたいという人は多いと思いますが、店舗に行ってしまうと無理に次回予約をさせられたり小一時間ほど拘束されることもあるので正直あまりおすすめできません。
ちょっとした相談なら店舗に行くよりもネット型のサービスのほうが効率的です。
おすすめなのはイエプラというサイトです。
イエプラは家にいながら部屋を探してもらえるというサービスを提供していて、細かい条件を伝えたり気になる点はチャット項目があるので気軽に質問できます。
物件数も店舗型と比にならない豊富さで内見自体も現地集合&現地解散することができるのでかなり効率的に部屋探しができます。
利用も当然無料のサービスなので気になる点はどんどん相談してみましょう。

まとめ
- アポなしでも店舗で部屋探しはしてもらえる
- 話を聞くためだけに利用することも可能
- 契約しない限りすべて無料で行える
- 部屋探しまでしてもらうと時間効率が悪いのでおすすめできない
不動産店舗はふらっと立ち寄って条件に合う物件があるかどうかの確認だけでも利用できますし、予約をわざわざする必要もありません。
内見しても良いですが、営業がしつこい不動産だと断るのが大変なので相談程度の利用であればネット型サービスのほうが確実におすすめです。
以前までは店舗を利用するのが当たり前でしたが、最近ではITの発達により効率的に部屋探しができるようになっているので無理をして不動産に行くことはありません。
少しでも参考になれば幸いです。
