賃貸不動産屋は話を聞くだけや相談だけの利用もあり?

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不動産屋に行くと条件に合う物件を紹介され、その日に内見や申し込みをさせられるようなイメージがありますが「どんな物件があるのか」「希望家賃帯の物件はあるのか」等ちょっとだけ話を聞いたり相談したい人も多いと思います。

『不動産屋って契約や内見をしなくても話を聞くだけのために利用するのかありなの』かまとめてみました!

不動産屋は話を聞くだけや相談だけの利用もあり

結論から言えば契約や申し込みをしなくてもふらっと近くの不動産屋に寄って話を聞くだけで帰るという使い方は可能です。

軽い気持ちで不動産を利用

不動産屋にとっては『利益のないことなので嫌がられるのではないか?』というイメージもありますが、今後利用してもらええる可能性もあり、仕事なので邪険にされることはありません。

利用例
  • 賃料相場を聞く
  • 物件の資料だけもらって帰る
  • どんな物件があるか聞いてみる
  • 自分の年収で審査が通るのか聞く

「事前予約をしたほうが良い」という意見もありますが、不動産屋を利用するにあたって話を聞くだけなのにわざわざ予約を取る必要はありません。

飛び込み客は特別珍しいことではありません。

何時間も居座る予定はなく、少しだけ相談をしたい場合ならふらっと立ち寄っても大丈夫です。

ただし1月~3月の時期は不動産業界での繁忙期に当たるため、念のため予約を取っておいた方がスムーズに話を聞いてもらうことができます。

無料でできること
  • 条件に沿った部屋を探してもらう
  • 初期費用等の相談
  • お部屋の内見
  • 家賃や設備などの交渉

契約しない限りはすべて無料なので気軽に利用することができます。お金は一切かかりません。

エリア外の不動産屋でも相談に乗ってもらえる?

不動産屋には各担当エリアが決められていて、基本的に内見や申し込み等はエリア内の不動産屋が行います。

ただし、エリア外の不動産でも『どんな物件があるか』『条件に合う物件があるか』などの相談には応じてもらうことができます。

不動産屋は専用ネットワークであるレインズを使って登録された物件を閲覧可能であり、紹介も可能だからです。

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実際に内見する際には大手なら物件に近い店舗で行うことになります。

例外として『地域密着型不動産』や『町の不動産』は他に店舗がなく相談にも乗ってもらえない可能性があるので注意しましょう。

利用するなら午前~昼間がおすすめ

一般的な不動産の営業時間は朝の10:00~夜19:00頃です。

営業時間定休日役割
不動産屋10:00~19:00頃水曜日相談・内見案内・契約
管理会社10:00~18:00頃水曜日内見承諾・審査

夜の時間帯に行ってしまうと時間に余裕がなかったり、繁忙期には混んでいてしっかりと対応してくれない等の問題があります。

良い部屋を見つけてもらっても内見がその日に行えず、再度店舗まで足を運ばなくてはならなくなるため、二度手間になる可能性があります。。

不動産が遅くまで営業していても物件を管理している管理会社や大家にコンタクトを取れないと内見はできません。

午前中や昼間であれば時間にも余裕があるので内見を当日中に行うことができて効率的。

不動産屋に行って質問すべきこと

相談したいことが明確にあるなら優先的に聞いておくべきですが、行った後で「聞いておけばよかった」と後悔すると二度手間。

質問しておいたほうが良い内容についていくつかまとめてみたので、参考にしてみてください。

質問すべき内容
  • 提示した家賃帯でどういった物件があるか
  • 自分の年収だとどの程度の家賃帯まで審査が通るのか
  • 初期費用はどの程度かかるのか(相場は家賃×4か月~5ヶ月分)
  • 仲介手数料はどの程度かかるか(無料~最大で賃料1ヶ月分と不動産により異なる)
  • 他社物件を紹介できるか(スーモやホームズに掲載している物件を持ち込みできるとラク)
  • オプション代等は断れるか(不動産業者によっては必須条件にしていることがある)

不動産屋によってマニュアルは異なりますし、同じ物件でも仲介手数料やオプション代は変わるため、初期費用として差がでます。

いざ契約前になったときに意外と初期費用が高くて困っても遅いので、事前にどの程度かかるのかを聞いておくのが無難です。

不動産屋に行くときに持っていくべきもの

相談するだけでその日に申し込みをするつもりがないなら何も持っていく必要はありません。

料金は一切かかりませんし、身分証明書を提示する必要もないので気軽に立ち寄ることができます。

「良い物件があれば即日申し込みをしたい」と思っている場合は身分証明書の他に連帯保証人となってくれる身内の情報も合わせて必要となってきます。

準備すべき書類
  1. 連帯保証人の氏名・年齢・電話番号
  2. 連帯保証人の勤め先や勤務年数
  3. 身分証明書
  4. 住民票(3か月以内のもの)
  5. 印鑑
  6. 現在の住所
  7. 収入証明書(源泉徴収票など)

自分のことなら準備なしでも申し込み書に記入できますが、保証人の情報は事前に聞いておかないと申込みが出来ません。

親を保証人にするなら電話番号、勤め先や年収の情報も必要となってくるので事前に用意しておくとスムーズです。

話を聞くだけなのに怒られることはある?

今までに不動産屋で話を聞くだけのために利用したことは20回以上ありますが、1度も怒られたり邪険にされたことはありません。

明かに冷やかしで利用しているならともかく、今後引っ越しを考えているために利用するなら門前払いを受けるようなことはまずあり得ません。

ただし、調べてみると中には「怒られた」という人もいるのは事実です。

例えば次の入居希望日まで全然時間がない場合はすぐに部屋を探して契約しなければならないので不動産屋としても大変です。

ある意味親身になってくれているからこその例ですが、他にも希望の家賃帯が低すぎて「このエリアではありません」と言われたり逆に引っ越し予定日が先過ぎて「もう少し時間が経ってから」と指摘されることもあります。

僕の場合は物件申し込み後にキャンセルをしたら態度が急変してかなりしつこくされた経験があります。

基本的には大丈夫ですが、おかしな営業マンに当たったりすると態度が悪かったりすることもあるようです。

不動産屋が嫌がるような事例についてはこちらで紹介しているのでチェックしてみてください。

不動産屋利用の流れ

不動産屋によって部屋探し~申し込みや契約までの流れというのは若干違いがあるものの、大手不動産を数店舗回ってみたところほとんど違いはありませんでした。

不動産屋利用の流れ
  1. 飛び込み来店・予約来店を行う
  2. 条件を伝えて部屋を探してもらう(約30分程度)
  3. 内見予約・もしくは当日内見に行く(車で送ってもらう)
  4. 内見(5分~10分程度)
  5. 店舗に戻り申し込むかどうか決める
  6. 退店

1つずつ解説していきます。

飛び込み来店・予約来店を行う

部屋探しには店舗に行って探してもらう方法とスーモやホームズ等のポータルサイトで自分で探して問い合わせを行う2種類あります。

当日飛び込みをする場合は店舗で条件を伝えてそれに合う物件を探してもらうことになります。

予約をしたほうが時間を調節できるので対応がスムーズというメリットがあるものの、来店予約しなければならないということはありません。

条件を伝えて部屋を探してもらう

飛び込み客等は条件用紙を渡されて自分が求めている物件の条件(家賃や住みたい場所等)を記入していきます。

店舗で探してもらうのは確かに楽ではありますが、微妙に条件に合わない物件を提示されたり時間がかかるのが難点です。

物件数にも限りがあるため『ネットでは見つかる条件なのに店舗だと見つけられない』ということもあります。

内見予約・もしくは当日内見に行く(車で送ってもらう)

夕方の来店だと当日中に内見が出来なかったり、物件の管理会社が休みでは鍵の入手が出来ないのでその日に内見することができません。

こういった場合は日を改めて内見予約を行います。

午前中や昼間でちょうど内見できる状態であれば気に入った物件を見つけた直後すぐに内見に行くことができます。

遠くても大手不動産であれば車で送ってもらうことができるので非常に楽です。

ネットで問い合わせた物件に対して現地集合&現地解散可能な不動産では、直接現地に行って内見して終了となります。

内見

実際に内見を行います。

一人暮らし用物件だと見る部分も少ないので、かかっても5分程度で内見は終了してしまいます。

内見時にどこを見たいのかを明確にしておくことで入居後に後悔するリスクを減らすことができるので意外と重要。

内見でのチェック例
  • 写真と実際の部屋に違いはないか
  • キッチンの広さ
  • 収納スペースの数や広さ
  • 日当たり(結構見逃しがち)
  • コンセントの配置や数
  • 騒音の聞こえ方

イメージと同じかどうかは重要です。

内見時に特に見ておきたいのは日当たりがどの程度なのかと騒音の有無です。

写真だけでは日当たりがどうか判断することができないので昼間に内見することで確認ができます。

また、大通り沿いにあるような物件は閉め切った状態で車の騒音がどの程度部屋に響くのか、気になるレベルかどうかを確かめることができます。

店舗に戻り申し込むかどうか決める

不動産によりますが、営業色の強い会社だと一度車で店舗に戻ることになります。

もし内見した物件が気に入らなかった場合に次の物件を探したり、来店予約を入れさせて他の不動産屋に客を取られないようにするためです。

僕が利用した際はアパマンショップ、エイブル、タウンハウジングはこのケースでした。

逆に店舗に行かずに最寄りの駅まで送ってくれる親切な会社もあります。

大手ではミニミニ(直営店)やピタットハウスがこのケースでした。

対応がかなり変わる唯一の部分です。

不動産屋を利用するメリット

最近は不動産屋を使わなくても部屋探しは行えますが、不動産屋で探してもらうことにはメリットもあります。

物件情報が新鮮

不動産店舗を利用する一番の良さは物件情報の新鮮さです。

ネットで探すとどうしても情報が遅く、空室になってから掲載するまでにラグが発生するので、人気物件は掲載された瞬間にすでに成約済みということもあり得ます。

これが結構部屋探しをしていると妨げになってしまって、いつまでも物件が決まらなくなる原因にも。

店舗で探す場合は”今現在申し込み可能な物件”のみを紹介してもらえるので煩わしさはありません。

過去の入居者等の細かい情報まで教えてもらえる

不動産屋ごとに対応エリアというのがある程度決められており、地域の物件に対して多くの情報を持っています。

前回入居した人がどのぐらいの期間で退去したのかだったり、隣人がどんな人物なのかも把握していたり、物件情報だけで騒音がひどいエリアなのかどうかも判断できます。

こういった情報は聞けば教えてくれるのでより後悔の少ない部屋探しができるというわけです。

不動産屋を利用するデメリット

わざわざ不動産店舗を利用しなくても最近ではネット型店舗で効率的に部屋探しは行えます。

不動産屋を利用することによるメリットはありますが、総合的に考えるとデメリットのほうが多いです。

不動産屋を利用するデメリットについてまとめてみました。

自分で探すことができない

物件を問い合わせて内見予約をしているなら別ですが、飛び込み等で店舗に行くと条件を伝えるだけであと営業マンがすべて探してくれます。

一見楽に思えますが、自分が思っている部屋と不動産側が提示する物件は微妙にズレが生じます。

例えば「家賃や防音性を重視している」と伝えて提示された物件は築年数の古い虫の出そうな部屋だったとしましょう。

条件には沿っているものの、虫が出そうで汚い物件は住みたくありませんよね。

極論かもしれませんが、自分の最低限の妥協点を理解してもらえなかったり、場合によっては希望家賃を超えている物件を提示することも度々あります。

実際に不動産屋で探してもらったことが何度かありますが明らかにネットで自分で探したほうが効率的に感じました。

エリアが限定されていることが多い

不動産は店舗ごとに担当エリアというのが決められていることが多いです。

不動産屋の担当エリア

どこからどこまでの物件を紹介するのか担当を持つことによって1つ1つの物件を熟知することができ、空き室が出たときに素早く客に対して紹介することができます。

話を聞くだけだったり「どんな物件があるか」聞くだけなら探してもらうことはできますが、実際に良いと思った物件を見つけても内見できるとはかぎりません。

内見自体は住みたいところの不動産を利用しないとできないので内見せずに申し込みをするような人以外にはあまり意味がありません。

話を聞いて条件に合う物件が見つかって他の店舗を紹介してもらっても日を改めていたら成約済みになってしまうこともあります。

物件数がネットに劣る

不動産ごとに取扱物件数というのは異なりますが、スーモやホームズのようないろんな不動産の情報を集めたサイトと比較してしまうと当然少なく感じます。

不動産種類物件数
(山手線)
スーモネット222,335件
ホームズネット71,354件
アパマンショップ不動産9,762件
エイブル不動産3,521件
ミニミニ不動産2,380件
ピタットハウス不動産5,161件
センチュリー21不動産1,889件

実際に比較してみると一目瞭然。

ネットでは10件以上希望条件で見つかったのに店舗で探してもらうと「その家賃帯だと見つかりません」と言われることも珍しくありません。

物件数が多ければ多いほど条件に合う部屋を見つけやすいのは至極当然のことです。

営業がしつこいと断るのが大変

営業マンにはインセンティブ報酬といういわゆる歩合制の給与となっている会社が多いので、契約させようと必死になる傾向があります。

例えば内見はしたもののちょっと雰囲気的に微妙だったので断ろうとした場合にも「どこがダメでしたか?」と聞かれますし、次の来店予約をさせようとすることもよくあります。

客が他の不動産に流れてしまうのを防ぐためにこうしてしつこく予約をさせようとしたり、断る理由をつぶして申し込みをさせようとしてくるわけですが、利用者としては良い気はしないですよね。

もちろんすべての不動産会社がこのような体制ではないですが、本当にしつこいところはしつこいので利用してから後悔することになります。

ちゃんと断るまで頻繁に電話がかかってくることもあるので注意。

話を聞くだけならネット型のサービスがおすすめ

家賃帯が知りたかったり、審査に通るかどうか不安ということでとりあえず話だけでも聞きたいという人は多いと思います。

店舗に行ってしまうと無理に次回予約をさせられたり小一時間ほど拘束されることもあるので正直おすすめできません。

ちょっとした相談なら店舗に行くよりもネット型のサービスのイエプラを使うと効率的です。

イエプラは家にいながら部屋を探してもらえるというサービスを提供していて、細かい条件を伝えたり気になる点はチャット項目があるので気軽に質問できます。

物件数も店舗型と比にならない豊富さで、内見自体も現地集合&現地解散することができるのでかなり効率的に部屋探しができます。

利用も当然無料のサービスなので気になる点はどんどん相談してみましょう。

URLを送るだけで空室確認もすぐに取れるため、問い合わせといった無駄な工程がないのも利点。

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まとめ

MEMO
  • アポなしでも店舗で部屋探しはしてもらえる
  • 話を聞くためだけに利用することも可能
  • 契約しない限りすべて無料で行える
  • 部屋探しまでしてもらうと時間効率が悪いのでおすすめできない

不動産店舗はふらっと立ち寄って条件に合う物件があるかどうかの確認だけでも利用できますし、予約をわざわざする必要もありません。

内見しても良いですが、営業がしつこい不動産だと断るのが大変なので相談程度の利用であればネット型サービスのほうが確実におすすめです。

以前までは店舗を利用するのが当たり前でしたが、最近ではITの発達により効率的に部屋探しができるようになっているので無理をして不動産に行くことはありません。