独立洗面台に憧れる女性は多いと思いますが、物件にもいろいろと種類があり、完全に洗面台が孤立している部屋もあれば、トイレと一緒、あるいは脱衣所と洗面台が一緒になっている部屋もあります。
僕はトイレと独立洗面台が一緒になっている物件に4年以上住んだので実際の住み心地などについてご紹介していきたいと思います!
トイレと独立洗面台が一緒の住み心地は悪くない
4年住んだ結論から言えば、住んでみると意外と利便性も高いため悪くないと感じました。
住む前は「トイレと洗面台が一緒だと不潔そう」というイメージが先行していたため、部屋決めの懸念点となっていましたが、清潔にしていればたいした問題にはなりませんでした。
気になるのは住み始めた数日程度で、だんだん慣れてきます。
そもそも、トイレが汚いと言っても自分で衛生管理を行っているため、定期的に掃除をしていれば気にならなくなるんですよね。
「トイレに入ってすぐに手を洗える」「洗面台が近いので掃除しやすい」というのは利点に感じました。
懸念点を挙げるとすれば、うちの場合は浴室がトイレの横にあることで、脱衣所兼トイレとなっている点です。
トイレと独立洗面台は一緒でもいいけど、脱衣所も兼ねるとなるとタオルの置き場や着替え場所としては欠点になります。
脱衣所が独立している物件のほうが住み心地は当然良くなります。
トイレと独立洗面台が一緒の理由
洗面台が独立しているタイプの物件もあれば、トイレと共用になってしまっている物件もあります。
最近建設された一人暮らし用物件の場合は一緒になってしまっている場合が多いですね。
理由として1部屋に対する面積に限りがあるため、トイレに独立洗面台を置くしかないというものでしょうね。
ホテルとかだと一緒になっているタイプも多いですし、同じ水回りなので建設上は違和感がないですし、部屋の広さの都合上仕方ないのでしょう。
ちなみに2DKとか同棲用みたいな広い部屋の場合はこんな造りになっていることは少ないです。
脱衣所に洗面台があってトイレも別で造っている場合が多いですが、一人暮らし用だとすべて一緒になっている部屋が多いです。
トイレと洗面台が一緒のデメリット
改めてトイレと独立洗面台が一緒のデメリットについて紹介していきます。
清潔感に欠ける
実際に住んでみてやっぱり一番気になるのはこれ。僕の場合は脱衣所も一緒になっていることで余計に「綺麗にしなきゃ」という気持ちになります。
常に綺麗にしようと心掛けるようになるというのはある意味メリットですが、まぁ面倒くさくなって掃除をさぼったりしてしまうのがオチ。
脱衣所が一緒になっているせいもあり、用を足した後にお風呂に入る気になりませんし、汚れを気にする人はスリップ必須になります。
トイレの汚れって目には見えなかったりしますし、お世辞にも綺麗な場所とは言い難いので、そこに独立洗面台が設けられているってなんとなく違和感を感じてしまいます。
トイレマットを置きにくい
一人暮らし用物件の場合はトイレ+独立洗面台といっても広さがあまりないので、トイレマットを置こうとすると髪の毛を整えたり、歯を磨くときなんかにトイレマットを踏むことになります。
生活してみるとわかりますがなんとなくトイレマットは置きにくいんですよね。洗面台と被るし。
僕の場合は脱衣所も兼ねている部分もあり、トイレマットを置いてしまうとバスマットが置けず、逆にバスマットを置くとトイレマットと被るので何も置いてません。
まぁこういうタイプの場合は珪藻土マットが一番いいような気がします。
使わない時は立てかけておけますし、お風呂に入るときだけ使用するような感じで使えばいいかなぁと思ってます。
友達や恋人が来てる時にちょっと困る
これも悩みの種の1つ。
例えば友人がトイレを使用しているときに何か独立洗面台に用があっても場所が一緒なので使えませんし、彼女が独立洗面台を使用している時にトイレに行くこともできません。
「恋人もいないし友達も呼ばない」って人なら気にしない部分ですが、恋人を呼びたいって人にはあまり向かない物件な気がします。
脱衣所も兼ねていると、それこそお風呂入っている時にトイレも独立洗面台も使えなくなってしまうので、ますます使い勝手が悪いです。
風呂を使う時臭いが気になる
普段はそこまで気になりませんが、トイレに行ってそのままシャワーを浴びる時なんかは臭いが気になることがあります。特に大便とか浴室の中にまで臭いが侵入してくることがあるのも使用していると結構不快です。
お風呂のドアを閉めておくか、トイレに入ったら数分はお風呂に入らないようにするなどしないといけません。
1人で生活する上ならそこまで気にしなくてもいいかもしれませんが、恋人とかを呼ぶとさらにネックです。
例えば彼女が泊まりにきて、お風呂に入るタイミングの直前で自分がトイレを使ってしまうと確実に「臭い」と思われてしまいます。
独立洗面台が曇る
お風呂を入った直後は湯気のせいで独立洗面台が曇ってしまいます。最近の独立洗面台にはライトをつけると曇りを防いでくれる曇り止め機能がついていますが、実際に使ってみると速攻性は感じられません。
それにお風呂に入った後ってたいていみんな独立洗面台で髪の毛を乾かすと思いますが、鏡自体が曇っているので利便性が半減してしまいます。
慣れれればたいして不便にも思いませんが、たぶん女性はスキンケアとかもちゃんとするのでちょっと困ると思います。
対処法としてはお風呂をあがったらすぐに扉を閉めることぐらい。ただ、そうするとお風呂の換気が満足に行われないためカビが発生しやすくなります。
洗面台やお風呂の鏡が曇る原因や曇り止め方法!おすすめのアイテムはこれ
バスタオル等衣服の置き場所に困る
これも悩みの種の1つです。脱衣所がちゃんと設けてあればお風呂に入るときの服やタオルの置き場所をちゃんと確保できますが、トイレと洗面台と脱衣所が一緒になってしまうと置き場所がありません。
僕の場合は仕方なく便座の上にバスタオル等を置いてしまっています。
なんとかしたかったのでトイレの上部に物を置ける突っ張り棒を設置してみましたが、ふろ場内部からだとギリギリ手が届かないのであまり活用していません。
これに関しては物件次第な部分もありますが、内見の時は衣類を置くスペースがあるか、作れるかどうかを確認したほうがいいかも。
トイレと洗面台が一緒のメリット
正直言って明らかに優れている部分というのはありませんが、実際に生活してみてちょっと良かった部分についてまとめてみました。
すぐに手を洗えること
独立洗面台とトイレ、風呂が別になっている物件と比較するとトイレに行ってからすぐに手を洗えることぐらい。
見栄え的にはトイレがおしゃれに見えるって面もありますが。トイレに独立洗面台があってよかったと思ったことはないですね。
すぐに手を洗えたりトイレでこもっている時なんかに「歯でも磨くか」ってできることぐらいです。
独立洗面台には物を置くスペースが設けられているので、掃除グッズを置いておけて人が来ても隠して置けるとか、そういった些細な部分も一応メリット。
その分部屋が広かったり家賃が安かったりする
ユニットバスと同じ理論で、トイレと独立洗面台が同じ空間に設けてあるということはその分の専有面積をリビング部分にまわすことができるので同じ家賃であれば部屋は広くなるということです。
また、部屋の広さが変わらない場合はその分家賃を下げるため少し安く借りられるということ。
全く同じ条件という物件は存在しないため比較するのは難しいですが、家賃が安くなったり部屋の広さを確保できるのはかなりメリットです。
洗面台にいる時間ってせいぜい5分程度なので1日の中で多く時間を費やす部分が広くなるのは魅力。
ちなみに僕が借りた物件は7.5畳となっていましたが、もしトイレと独立洗面台が別々のところに設けられていれば6畳や6.5畳ぐらいになっていたはずです。
化粧水やドライヤーがすぐに使える
独立洗面台はコンセント付きでドライヤーがすぐに使えるような構造になっていたり、収納もあるため化粧水や乳液等のお風呂上りに使うものを置いておくスペースが設けられています。
風呂場の横に独立洗面台があることにより、すぐに化粧水とか乳液で保湿することができるというのが若干メリットかな、と感じました。
もちろん独立洗面台が別に設けてあっても移動すればいいだけの話なのでたいして変わらないとは思いますが、保湿系はお風呂上り30秒以内と言われているぐらい繊細な問題なのでメリットなのかもしれません。
実際部屋に置いておくのと独立洗面台に置いておくのでは使用までの速度が変わりますからね。
トイレと洗面台を仕切る方法
僕の部屋のようにトイレと洗面台が90度に配置されている場合はまず仕切るのは不可能ですが、トイレと洗面台が横並びになっているような物件であれば仕切ることは可能です。
パーテーションを設置する
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パーテーションはその名の通り置き型タイプの仕切りとして職場とかでよく見かけるものですが、トイレと洗面台の仕切りにも使うことができます。
大きすぎるものは設置したところで邪魔になる可能性が高いので小さめでスクリーンタイプのまっすぐなものを選ぶべきです。
ロールスクリーンを設置する
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ロールスクリーンは上から垂らす巻取り式のカーテンみたいなものです。
本来はキッチンとリビングを仕切るために使用するのがベストな使い方ですが、端から端までが狭いトイレ洗面所空間でも設置することができます。
シャワーカーテンを設置する
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シャワーカーテンはトイレと風呂場が一体型のユニットバスに設置するものですが、これもロールスクリーン同様使えます。
トイレと洗面台の収納を増やす方法
トイレと洗面台が一緒になっているということは脱衣所も同時に兼ねるということになります。
独立洗面台にはある程度の収納スペースが設けられていますが、残念ながら脱いだ服やタオルを置いておくようなスペースが設けられていないことがほとんどです。
もともともの空間が狭いため、棚を新たに設置したりすることもできませんでした。
こういった狭い空間に収納スペースを新たに設けたい時に使えるのが物が置ける突っ張り棚の設置。
こんな感じでトイレの上に設置することでお風呂に入る時に必要なタオルだったり、ちょっとした小物を置くことができるようになりました。
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1軒1軒間取りは異なるので違った収納方法はあると思いますが、突っ張り棚は結構万能なので試してみてください。
まとめ
- トイレと洗面台が一緒でも住み心地は悪くない
- 浴室が近いとトイレを脱衣所として利用しなければならない
- すぐに手を洗えたり、掃除しやすいのが利点
- 脱衣所が確保されている物件には勝てない
- 分けたい場合はパーテーションを利用するのがおすすめ
独立洗面台とトイレが完全に分かれているタイプの物件の方が総合的に見ると優れていますが、その分部屋が狭くなったり、分かれているせいで賃料が少し高くなってしまう傾向があります。
些細なデメリットは多々ありますが生活してみてトイレと独立洗面台が一緒なのはそれほど気になりませんでした。
めっちゃ良いと思う😆👐
あたし住んでるとこも
トイレと洗面台一緒のとこあるけど
最初違和感でも
徐々に慣れてきて
気にならんよ😊— つなち (@chiiiiii431) December 12, 2020
問題は脱衣所も一緒になってしまっていると、バスタオルとかの置き場所がなくなって便座の上とかになるので潔癖の人はかなり嫌かも。
「嫌すぎて引っ越したい」と思ったことは一度もないので、住み心地を左右するほどの欠点にはなりません。