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マンション最上階は景観も良く、地上から離れているため比較的虫も出にくいですが、物件によってはゴキブリが出ることもあります。
今回は『何階以上ならゴキブリは出にくいのか』『最上階でもゴキブリが出やすい物件の特徴』など虫嫌いの人が参考になる情報を紹介していきます。
合わせてしておきたいゴキブリ対策についてもまとめてみました。
目次
マンション最上階でもゴキブリって出るの?
最上階のほうがゴキブリと出くわす確率は低いですが、全くでないということはありません。
不動産サイト「オウチーノ」が行った563人によるアンケート調査で階数ごとのゴキブリ出現率についてまとめられています。
この調査では「1年間のうちにどのぐらい虫を見たのか」に対しての遭遇回数を平均化したものとなっています。
階数 | ゴキブリ | 蚊 | クモ |
---|---|---|---|
1階~2階 | 3.39回 | 7.46回 | 4.59回 |
3階~5階 | 3.61回 | 15.21回 | 8.43回 |
6階~10階 | 1.28回 | 8.06回 | 4.06回 |
11階以上 | 0.07回 | 5.54回 | 0.21回 |
多少のばらつきはありますが、基本的には地上から高くなればなるほど虫の出現率は徐々に低下しています。
ゴキブリ出現率を見てみると、1階~5階までの数値はほとんど変化がありません。
6階以降は3分の1になり、11階以上だとほとんど見かけることはなくなります。
ゴキブリは緊急時以外は飛ぶことがないので基本的には地面に近いほど出現率は高いというわけです。
『最上階』と言っても低層マンションからタワーマンションのような超高層マンションまで様々あるので「最上階だから安心」というわけでもありません。
最上階 | ゴキブリ出現頻度 | |
---|---|---|
低層マンション | 2階~3階 | |
中層マンション | 4階~5階 | |
高層マンション | 6階~20階未満 | |
超高層 (タワーマンション) | 20階以上 |
低層マンションや中層マンションは最上階が高くないのでゴキブリを見てしまう機会は多くなります。
高層マンションやタワーマンション最上階ともなれば出現率をかなり低く抑えることができます。
ちなみに、9階のワンルームに5年ほど住んでいたことがありますが、部屋内でゴキブリは1度も見たことがありませんでした。
1階の24時間ゴミ出し部分には夏場になると数匹うろついていたため、9階程度になるとさすがのゴキブリもあがってこれないことがわかります。
マンション最上階でもゴキブリが出てしまう理由
2階~3階程度だとまだ地面から近いため、ゴキブリが出てしまうことも頷けますが、4階や5階でもゴキブリ出現率はほとんど変化していません。
また、6階~10階でも年に1回は出現しているので、地上から登って入ってくる以外の原因が示されています。
エレベーターに乗ってしまう
エレベーターが設置されている物件では開閉回数が多く、ゴキブリが稀に紛れ込んで乗ってしまい、最上階まで到達していまうことがあります。
建築基準法によれば高さ31メートルを超えるような建物に対しては「非常用昇降機(エレベーター)」の設置が義務付けられています。
高さ31メートルはマンションで言うところの7階~10階程度の高さなります。
24時間ゴミ出し可能な物件や飲食店近くの場合、周辺には多くのゴキブリが隠れていることになるため、エレベーターに乗ってしまう確率も高くなります。
ダンボールに卵が産みつけられている
今やネットで商品を購入するのが当たり前の世の中ですが、ダンボールをそのままにしているのは危険です。
ダンボールはゴキブリが特に好むコーンスターチ(でんぷん)や糊を含んでいるため、ゴキブリにとってはお菓子の家そのものです。
宅配物である段ボールは倉庫などで管理されていますが、倉庫内にいるゴキブリがダンボールに卵を産みつけているとそのままお部屋内部まで持ち込まれることになります。
すぐに捨てれば問題ありませんが、放置していると卵から羽化してしまい、ゴキブリが繁殖する原因になってしまうというわけです。
高層階で羽化したゴキブリが繁殖している
自分のお部屋でなくとも、他の部屋にゴキブリが紛れ込んでいればそれが原因となってゴキブリが繁殖している可能性があります。
下の階のゴキブリは配管を伝って登ってきたり、廊下から玄関を通り部屋内部に侵入していることもあります。
部屋が汚く、ゴキブリが生息しやすい環境にしている隣人がいた場合、こちらではどうしようもないというわけです。
最上階でもゴキブリが出やすい物件の特徴
最上階でもゴキブリが出やすい物件、全くでない物件があります。
周辺環境や建物によってゴキブリが住みつきやすいかどうかは違ってきます。
どういった物件にゴキブリが出やすいのかまとめてみました。
飲食店が1階に入っている物件
飲食店は食品を扱っているので通常よりもゴキブリなどの害虫が寄り付きやすい環境となっています。
特にニオイの強い『焼き鳥屋』『焼肉屋』『ラーメン屋』はゴキブリも住みつきやすく、配管や外観を伝って上階にあがってしまうこともあるようです。
エレベーターがあれば、簡単に最上階まで登れてしまうため、対策してもゼロに抑えることが難しくなります。
1階が飲食店の賃貸物件は避けるべき?ゴキブリが出やすいって本当?日当たりの悪い物件
ゴキブリの最適な湿度は75%~100%と言われていて、非常にジメジメした環境を好みます。
つまり、日当たりが悪く、カビの生えやすいお部屋であればあるほどゴキブリが生息しやすくなるため見かける機会も高くなるということです。
最上階であれば日当たりが悪い可能性は低いですが、浴室や脱衣所など換気しにくい場所は特に注意が必要です。
また、隣りの高い建物があり日陰になっている時間が長いと最上階でも日当たりが悪いこともあります。
築年数の古い物件
オウチーノが行った563名の男女によるアンケート調査によれば『築年数が古くなればなるほどゴキブリ出現率も高くなる』ことがわかっています。
年間ゴキブリ出現回数 | |
---|---|
築1年~5年 | 1.43回 |
築6年~10年 | 1.87回 |
築11年~20年 | 3.23回 |
築21年以上 | 4.98回 |
『築1年~5年』と『築6年~10年』ではわずか0.44回しか差がありませんが、『築11年~20年』と比較すると1.36回と差が出ています。
築年数が古くなると住みつく虫も多くなり、建物の劣化に伴い汚れた環境でゴキブリが生息しやすくなるようです。
理想を言えば新築が良いですが、家賃も高くなってしまうため築10年以内の物件を目安に選びましょう。
リノベーション賃貸は虫やゴキブリが出やすい?1年間住んで感じたデメリットゴキブリ出現率を徹底的に下げるための対策
『バルサン』などゴキブリ対策に効果的なものはぜひやっておくべきですが、入居時にやっておかないと家具や洋服が汚れてしまうため使い勝手が悪いです。
また、バルサンの効果は約1ヶ月と効果は短いため、2年目の夏場にはまたやってきてしまいます。
最上階ならゴキブリが入ってくる場所さえ押さえれば出現率を大きく下げることができます。
エアコンのホースにキャップをする
ゴキブリはエアコンホースから侵入するケースが多く、対策をしていないとエアコンを起動した際に降ってくるという最悪な状況に陥りかねません。
エアコンホースのキャップは安価で購入できるので入居時に侵入経路をふさぐという意味でも優先的に取り付けておきましょう。
網目の細かいネットで覆うのもありですが、汚れや劣化で破れてしまう場合があるので注意が必要です。
シンク下の僅かな隙間を埋める
シンク下には排水管を通すために穴があけられており、僅かな隙間から侵入してくることも考えられます。
排水溝にはゴキブリが住み着きやすいため、ふとした瞬間に上ってきてしまう可能性があります。
隙間を埋められるものであればなんでも良いのでテープやパテを使って早めに埋めてしまいましょう。
退去時にははがす必要があるので粘着性の強いものはなるべく避けましょう。
玄関やベランダ付近にスプレーを撒く
ゴキブリが最初から部屋の中にいるというケースは非常に少なく、入居する際は消毒・抗菌作業が入っているので基本的には入居後に外からやってきたということになります。
ゴキブリはベランダやドアからも普通に入ってくることも多いですが、普通の人は気付きません。
気付かないうちに侵入されないようにゴキブリが嫌がる匂いを撒いておくことで侵入されにくくなります。
置き型とは違い、定期的にスプレーすることで長持ちするので長期的に住むなら持っておきたい対策グッズです。
まとめ
マンション最上階と言っても3階なのか11階なのかで出現率も大きく変わります。
最上階かどうかは関係なく、基本的には『6階以上』×『築浅物件』であればゴキブリを見ることはほとんどありません。
それでも不安であればゴキブリの侵入経路である隙間を塞ぎ、定期的にゴキブリが嫌うニオイのするスプレーを撒いておくのが効果的です。
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