住まない方がいい間取りとは?後悔しやすい間取りの特徴まとめ

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一人暮らしならワンルームや1K、カップルなら1LDKや2DKなど賃貸物件にはさまざまな間取りが存在します。

住んでから絶対に後悔する間取りかどうかは住む人次第や立地次第ですが、後悔しやすい間取りもあります。

今回は住まない方がいい間取りについて紹介していくのでこれから部屋を借りようとしている方は参考にしてみてください!

一人暮らしで最も選ばれている間取りは1K

suumoが20代男女の社会人206名を対象に行った調査によると、最も選ばれている間取りは1K(43.5%)ということがわかりました。

一人暮らしに選ばれている間取りランキング
  1. 1K:43.2%
  2. ワンルーム:16.5%
  3. 1DK:9.2%
  4. 1LDK:14.6%
  5. 2DK:6.3%
  6. 3LDK:2.9%
  7. 2LDK:2.4%

ワンルームと1Kを合わせると全体の6割を占めています。

家賃の手ごろさと使い勝手の良さが必要十分となっているので選ばれる率が高いようです。

広い部屋で一人暮らしをする人も一定数いるようですが、全体でみるとかなり少数派。

広い部屋だと部屋が余ってしまったり使わない可能性もあるので一人暮らしとしてはあまり好まれないようです。

ちなみに20代の一人暮らしが重視している建物の条件として、男女ともに圧倒的1位は「間取りの広さ」を挙げられています。

項目男性女性
間取りの広さ64.3%64.3%
日当たり43.0%51.8%
築年数38.3%41.8%
構造(木造やRC造等)37.5%35.3%
セキュリティ31.3%52.3%
駐車場の有無24.5%19.5%
ペット可7.0%7.0%
その他4.5%4.0%

間取りで後悔する人は意外と少ない

賃貸物件の間取りで後悔する人は意外にも少ないです。

suumoジャーナルが男女300人を対象に行った「住んでみて後悔したことランキング」によると間取り関連は全体でも2つほどとなっています。

「部屋が狭い」で第10位、「トイレとお風呂が一緒」が15位。

注文住宅のように自分で間取りを考えて住む場合だと「こうすればよかった」という後悔も生まれやすく、ずっと住み続ける前提なので日々後悔しがちですが、賃貸の場合は最悪嫌なら引っ越すという手段もあります。

また、間取りよりも設備や立地、騒音問題のほうがかなり問題となってくるので後から間取りで後悔するケースは少なくなります。

住まない方がいい間取りとは?

住んで後悔するかどうかはその人の性格や生活スタイルによる部分も大きいですが、後悔するなりの理由があります。

手狭なロフト付き物件

学生が選びがちなロフト付きの物件ですが、住んでみるとデメリットも多く後悔しやすい部類の間取りとなっています。

ロフト付き物件の問題点
  • 夏場暑く、冬は寒い
  • はしごが面倒・危ない
  • 圧迫感が気になる
  • 荷物をロフトに運びにくい

ロフト付き物件ははしごを登らないとロフトに行くことができないので最初の1週間は秘密基地感覚で過ごすことができますが、だんだん上り下りが面倒になり最終的に物置部屋になることが多いです。

また、縦に広い空間は上のほうに暖かい空気が集まってしまうので夏場のロフトはまさに地獄と言われています。

エアコンをつけても快適に寝られるか微妙なレベルですし、かと言って居間部分のスペースが狭いので使い勝手が悪いです。

風呂トイレが一緒のユニットバス

お風呂とトイレが一緒になっているユニットバス物件は後悔しやすい間取りの1つ。

3点ユニットバスの問題点
  • お風呂場が狭い
  • 衛生面が気になる
  • トイレットペーパーが湿気る
  • 湯舟に浸かれない

衛生的な観点からも避けるべき間取りの1つとしてよく紹介されています。

僕自身最初に住んだ物件がユニットバスで【お風呂に入るとトイレットペーパーがふやける】とか【シャワーカーテンにカビが生える】等の問題で嫌になりました。

住んでいるとある程度慣れるものの、清潔に保つのが難しく、お風呂に浸かることもできなくなるのでデメリットが多いです。

トイレがすぐ横にある状態でお風呂に浸かるのはかなり抵抗があるので寒い冬場でも湯に浸かることができません。

ただし家賃は格段に安いので「家賃を抑えるのが第一」なら選ぶのはあり。そうじゃないなら避けるべき物件です。

デットスペースの多い物件

一見広そうな見た目でも少し変わった間取りでデットスペースが多いと家具を置くことができず、かと言って他に用途がないので後悔しやすいです。

デッドスペースがある物件の問題点
  • 専有面積分家賃が高くなる
  • 家具を置きにくくて使い勝手が悪い
  • 生活導線の妨げになりやすい

家賃は部屋の広さに比例するので無駄なデットスペース分の家賃を払う羽目になるので間違いなく住まない方が良い物件です。

うまく活用することのほうが難しく、これといったメリットも特にないのでよほど他の条件が良くない限りは住むべきではありません。

ワンルーム

ワンルームは手ごろな家賃で一人暮らしに人気のある間取りですが、手狭だと住み心地が悪いのでおすすめできません。

ワンルームの問題点
  • 料理の匂いが部屋に充満しやすい
  • エアコンの効きが悪い
  • 外からの騒音が聞こえやすい
  • 外部の人間に部屋の中を見られやすい

ワンルームは簡単に言うとキッチンとリビングに仕切りが設けていないような物件のことを指します。

料理をすれば当然その匂いは部屋中に広がってしまうので揚げ物や焼き魚をするとしばらく匂いが取れなくなります。

また、扉がないことで玄関部分からの冷気が常時入ってくることになるので部屋を暖めにくい&エアコンを切った瞬間寒くなってしまうという問題も。

玄関を開けると部屋がすべて見えてしまうので宅配便や外出時に他人に中の様子を見られるのも懸念点です。

ワンルームの中でも特に廊下が一切なく、玄関を開けたら部屋が見渡せるような間取りは避けましょう。

用途を決めていない広い間取り

カップルであれば1LDKや2DK、場合によっては3LDKという間取りでも仕事部屋、寝室、リビング等の利用目的がはっきりしているので快適に過ごすことができます。

ただし「なんとなく広い部屋に住みたい」という理由で一人暮らしなのに2DK等の広い間取りを選ぶと後悔する可能性が高いです。

無駄に広い部屋に住む問題点
  • 専有面積分家賃が高くなる
  • 掃除が大変になる
  • 寂しさを感じやすくなる
  • 電気代が高くなりやすい

実際に住んでみると寝る場所と食べる場所以外の利用用途がなく、まるまる1部屋使わない箇所ができてしまいます。

その分の家賃は毎月払うのはきまっていますし、わざわざ自ら無駄な家賃を払うだけになってしまいます。

また、部屋が広ければその分掃除する箇所も多くなりますし、退去費もワンルームに比べて格段に高くなるのであまり良いことはありません。

手狭なキッチンの間取り

狭いキッチン

1LDKや2DKなどの割と広めな物件はキッチンスペースも広く確保されていることがほとんどですが、一人暮らし用のワンルーム物件や1Kの間取りだとシンクとコンロだけの手狭なキッチンが多いです。

キッチンが狭いことによる問題点
  • 料理がしにくい
  • 汚れた食器を洗いにくい
  • まな板を置くスペースを別に確保する必要がある

『狭いキッチン』『広々としたキッチン』どちらの間取りにも住んだことがありますが、使い勝手はまるで違いました。

狭いキッチンの場合、洗い物が少しでも溜まってしまうとシンク自体が狭いので、キッチン全体が汚れてしまいます。

まな板やフライパン、鍋など大きい食器を洗うのが大変になるので、そのうち料理自体が億劫になってきてしまいます。

僕の場合は洗うのが面倒になってしまって数回分の食器をそのまま放置するようになってしまいました。

広めなキッチンの場合はシンク自体も広いので、洗い物を溜めることがありません。

水道の水圧が食器にあたって水浸しになるようなこともないので、洗い物はすぐに洗う習慣が出来ていました。

料理をするのもかなりラクで、使う食材をすべてキッチンに出しておくことができたり、何かと便利でした。

料理を少しでもする人は手狭なキッチンはストレスとなるため、最低限まな板がおけるぐらいの広さの物件を選ぶようにしましょう。

収納が少ない・ない間取り

手狭なワンルームの中にはクローゼットすら設置されていないような間取りもあります。

収納がないことによる問題点
  • 新しく収納ラックを購入する必要がある
  • 退去時に処分しなければならない
  • ラックだと見栄えが悪くなる
  • その分部屋が狭くなる

収納が少なければ、自分でラックを購入して設置する必要があり、退去の際には捨てる羽目になるため無駄な費用がかかってしまいます。

収納スペースの少ないお部屋はよくあるので、内見時に『自分の荷物が収まるかどうか』まで見ておきましょう。

ラックを設置すると見栄えも悪くなり、専有面積も狭くなってしまうため、よほど家賃が安くない限りは避けるべき物件です。

一人暮らしのおすすめの間取り

一人暮らしで特におすすめとされる間取り、無難な間取りについてまとめてみました!

1K

ワンルームと1Kの違いはキッチンとリビングがしっかりと区切られている(扉があるかどうか)という違いです。

この少しの違いですが明らかに1Kのほうが過ごしやすくなるので家賃を2,000円~3,000円高くても問題ないようなら1Kをおすすめします。

【1Kが向いている人】

  1. 料理が好き・自炊したいと思っている人
  2. 家にいる時間が長い人(大学生など)
  3. 生活空間を分けたい人
  4. 臭いに敏感な人

僕は完全にこっち派ですね。ワンルームにしようと思ったことは今まで一度もありません。

ドアがないことによるメリットって家賃を考えなかったら正直ほとんどないので迷ったら1Kにした方が良いと思います。

逆に言えば家にほとんどいない人、ずぼらな人は1Kにする意味があまりありません。

もし家賃があまりにも違うとかワンルームのほうが明らかに広くて使い勝手が良いならそっちにすると思います。

家賃でバランスを取っているので非常に難しい選択ですが住み心地の面では1Kが優れています。

1DK

1DKというのはダイニングキッチン+リビングの間取りです。

キッチン部分が3畳~6畳程度の広さとなるので料理をする人にとっては特におすすめ。

6畳あればダイニングキッチンにテレビを置いたりして居間として使い、本来のリビング部分は寝室として使い分けることも可能です。

1DKの魅力
  • キッチン部分も広く使える
  • やろうと思えば生活空間を分けられる(キッチン部分の広さによる)
  • 家賃が比較的安い(築年数が少し古めの物件が多いため)

1DKも2DKと同様あまり築浅の物件はありませんが、そのおかげで家賃を抑えつつある程度の広さを確保することができます。

築浅物件が良いって人にはあまり向きませんが、選択肢として考えてみましょう。

1LDK

最近はテレワークにより自宅で仕事をする人も増えていますが、自宅で仕事をしようとすると私生活と仕事部屋が混同されてしまうのでかなり集中しにくいです。

仕事を自宅で行うのであれば寝室を分けて休まる空間と仕事に集中する空間を区切ったほうが効率的です。

おすすめは1LDK。

リビングにはキッチンも一体型となっている間取りが多く、プラスで寝室が備わっているので一人暮らしでも広すぎず使い勝手が良いです。

1LDKの魅力
  • リビングと寝室を完全に分けることができる
  • 半同棲や同棲時にも引っ越さずに使える
  • 新築や築浅物件が多いので部屋がキレイ
  • 部屋が無駄になりずらく、ゆったりと過ごすことができる

問題点としては家賃の高さ。1LDKは近年主流になっている間取りのためか新築や築浅物件が非常に多く、家賃もその分高めに設定している物件が多いです。

個人的にも寝室を分けたいのでいつか1LDKに住もうと思っていますが、家賃の高さからなかなか手が出てないのが現状です。

資金的にある程度余裕がある場合や会社から家賃補助が出る場合は選択肢としてありですね。

最適な間取りを探せるサイト

同じ間取りでも広さによって住み心地は異なるため、自分に合った間取りを見つけるのが大切です。

後悔したくないのであればヒアリングをもとに最適な間取りの物件を提案してくれるイエプラがおすすめ。

イエプラは家にいながら店舗で探すのと同じように部屋を探してもらうことができます。

『キッチンが広めな1Kが良い』『日当たりの良い物件のみを探してほしい』といった細かい要望もすべてチャット上で顔を見ずに行うことができます。

対応エリアのほとんどの物件は紹介可能であり、通常不動産業者しか見ることのできない『ATBB』というサイトもイエプラなら閲覧可能となるため、スーモやホームズで探すよりも早く新着物件情報を見ることができます。

イエプラの公式ページへ

まとめ

MEMO
  • 間取り選びで後から後悔するケースは少ない
  • 手狭すぎたり、逆に広すぎると後悔する可能性もある
  • 一人暮らしの約60%はワンルームや1Kを選択している
  • 間取りよりも立地や設備、防音性を重視すべき

部屋の間取りは確かに需要ですが、それ以上に防音性や駅からの距離、立地で後悔するケースが多いので二の次で考えてもよさそうです。

寝室が欲しいなら1DK~1LDKのほうがいいし、手狭でも家賃の安さを取るなら1Kで良し。

家にいる時間というのも重要で、仕事から帰ってきて寝るだけでほとんどいないなら家賃の安さを取っていたほうが後から後悔することは少ないと思います。

逆にテレワークや在宅で家にいる時間が長いのであれば多少家賃が高くても住み心地の良い間取り、設備を選ぶべきです。