無理して高い家賃に住んでみた!いい部屋に住むメリットとデメリット

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適正家賃は収入の3分の1だとか4分の1という話がありますが、自分が思い描く理想の物件というのはその分家賃も高いもの。

今回は実際に僕が少し無理して高い家賃の物件に住んでみた感じたメリットとデメリットについてご紹介していきます。

「家賃の安さを取るか、条件を取るか」悩んでいる方は参考にしてみてみください。

適正家賃ってどのぐらい?

世間的に言われているのは手取り収入の3分の1~4分の1程度。

家賃適正収入(月収)
4万円12万円~16万円
5万円15万円~20万円
6万円18万円~24万円
7万円21万円~28万円
8万円24万円~32万円
9万円27万円~36万円

これに当てはめて家賃を決めるとある程度の貯金を確保しつつ生活することができます。

つまり、この参考値を越えていれば【自分にとって高い家賃】と言えます。

高い家賃の物件に住んで感じたメリット

僕が高い家賃の物件に住んだ理由は、以前住んでいた物件が築48年の古い物件で虫が定期的に出てきて日当たりも悪くて最悪の環境だったため。

また在宅ワーカーで家にいる時間が長く「部屋にお金をかける価値がある」と判断したためです。

実際に住んでみた感想についてメリットからご紹介していきます。

利便性が高い

家賃をあげたことにより「駅から近い」「いきたい場所にすぐ行ける」といった利便性が向上しました。

家賃の安い物件は言い換えれば「人気の低い物件」なので各駅停車しか止まらない駅だったり、駅から遠かったりなど不都合なことが多いです。

僕はあまり部屋から出ない引きこもりタイプなのでそこまで感じませんでしたが、出かける頻度が高い人とかだとやっぱり重要だと思います。

このあたりを妥協しなくなるとストレスのない生活が送れるようになります。

物件の選択肢が広がる

部屋を選ぶ際に選択肢が広がるのもメリットの1つ。

家賃を絞り込んでしまうとどんなに探しても理想の物件に巡り合うことはできませんが、ある程度許容して高い家賃に設定するだけでかなり選択肢が増えます。

僕は物件を見るのが好きなタイプだったので「この部屋も良いな」とか「こっちのほうがもっと良いな」と毎日部屋を探すのが楽しみになっていました。

家賃以外は妥協することが少なくなるので、面倒な引っ越しにも前向きになれます。

家賃をあげたことで『オートロック』『24時間ゴミ出し可』『RC造』といった物件も選択肢となりました。

部屋が綺麗

僕が選んだ物件は築2年という築浅物件マンションだったので見た目も内装もとても綺麗でした。

部屋の綺麗さってのはやっぱり重要です。虫も出にくくなりますし、何より「いい部屋に住んでいる」と浸れますからね。

4年以上住んでいてもゴキブリは一回も見たことがありませんし、部屋をちゃんと片づけるだけでそれなりにオシャレっぽい部屋になるので片付け甲斐があります。

セキュリティ面が充実する

少し家賃をあげることでオートロック物件にも住めるようになります。

僕も今回初めてオートロック物件に住めました。

以前まではアパートを転々としていたので鍵穴にいたずらされていたり、家の貯金箱がなくなっていたり(泥棒なのか単純に無くしたのか今でも不明)、結構怖い思いをしてきましたがやっぱりオートロックは最強です。

わざわざいたずらするためにオートロックを突破する人はいませんし、営業訪問もエントランスで追い返すことができてしまいますからね。

鉢合わせとかなくて不快な思いもしなくて済むのは精神的にもかなり助かりました。

ただオートロック物件は毎回部屋を出るたびに絶対鍵を持たなければならなかったり、鍵を無くすとエントランスすら突破できなくなるというのが少し面倒に感じました。

住民の質が高い

家賃の高さは住民の質にも影響します。

家賃が安い物件だったら隣人も安さ第一で住んでいるので常識がなくて夜いきなり騒いだり、ちょっと危ないような人が住んでいることも多々あります。

学生が住んでいるアパートを想像してもらうとわかりやすいと思います。

家賃の安さで住んでいるので宅飲みしたり、ゴミが散乱していたり、いきなり壁ドンをしてくるような人もいます。

普段住人と関わる機会なんてないのでそこまで恩恵は感じませんが、ヤバい人がいないだけでも安心感は違う。

実際、隣人の声はほとんど聞こえてきたことがなく、自転車が盗まれたり、廊下が荒れていたこともありません。

生活が変化する

ちょっと無理して良い部屋に住むと、今までの生活とは違った行動を取るようになります。

例えば「いいところに住んでるから仕事がんばろ」とか「自分磨きしよう」とか。

僕の場合は部屋を汚すことに抵抗を感じるので、こまめに掃除をするようになりました。仕事も以前より捗ってます。

こういう些細な変化は生活する場所が変わることで自然と変わってきます。

友達に自慢できる

人を部屋に呼びやすいってのはやっぱり魅力の1つ。

友達を呼んで宅のみをしつつ部屋の自慢をしたり、異性を招くときも安アパートよりちょっとオシャレで綺麗な部屋の方が呼びやすいですからね。

残念ながら僕の場合は友達が少ないのであまりメリットに感じてませんが友達に「めっちゃ良いね」と言われるのはやっぱり嬉しいですね。

これに関しては気持ち的な問題ですが部屋に招き入れやすいというのはメリット。特に異性とか招き入れやすくなる。

防音性の高い物件に住める

以前までは木造アパートを転々としていましたが、アパートはどうしても壁が薄いので隣人の話し声が聞こえてきたり、学生時代は壁ドンされることもありました。

自分が迷惑をかけているのも、隣人がうるさいのも精神的にはあまり良くありません。

少し無理して家賃の高い物件に住むと鉄筋コンクリートマンションや分譲賃貸マンションも選択肢に入るので、防音性の高い物件を選ぶことができるようになります。

実際、分譲賃貸に住んでみたら隣人の生活音は皆無だったので夜でも洗濯機を回したり、普通に友達と騒いだりしても苦情は一切来ませんでした。

部屋の中にいて隣人にそれほど気を遣わなくて良くなるというのも生活している上ではメリットです。

高い家賃の物件に住むデメリット

借りたことによる利点も大きいですが、総合的に考えると僕としては後悔した部分のほうが大きい気がします。

確かに高い家賃の物件は立地とか快適さはありますが、どうしても出費が高くなるので精神的な面でのマイナスが大きいです。

毎月の出費がかなり大きい

やっぱり一番のデメリットはお金の問題。家賃は一気に多額が消えるのがきつい。

毎月の生活費は家賃以外にも光熱費や食費、雑費や交際費もかかるので思った以上のお金が飛んでいきます。

せっかくいいところに住んでも1年ぐらいでまた引っ越してしまったら初期費用がもったいないだけなので短期的に住むのも意外とデメリットです。

引っ越し貧乏になりますからね。

毎月の家賃のことを考えて憂鬱になったり、せっかく良い部屋に住んでいるのに食費とか抑えるようになったら本末転倒状態ですが、実際はこれに陥りがちです。

貯金ができない

家賃が安かった時は毎月数万円ずつ貯金することができて、通帳を見て増えていくことにニヤニヤしていましたが、高い家賃になってからはちょうどプラスマイナスゼロか若干赤字になるようになってしまいました。

貯金っていざという時のために貯めておきたいものですし、生活しているだけで貯金が減っていくと相当ストレスになります。

その分収入が増えれば貯金することができるのかもしれませんが、むしろ僕の場合は前よりも収入が減った関係もあり引っ越して早々後悔しました。

精神的に不安になる

毎月の出費が多くなるとそれだけ不安を感じるようになります。

以前までは家賃が安かったので食費とか生活費はあまり気にしていませんでしたが、無理して高い家賃の物件に住んだせいで買い物をする時にいちいち考える癖がついてしまいました。

「ずっとはここに住んでられない」と感じて引っ越したくなってしまったら元も子もありません。

無理して高い家賃に住むのは精神衛生上よくないことは身をもって体感しました。

人によっては「家賃も高いし頑張ろう」という気になるのかもしれませんが、僕はそういうタイプじゃなかったので全く意味なし。

頑張りが給与にストレートに反映されるような仕事ならまだしも、固定給とかだったら頑張っても労力に見合わなかったりしますからね。

生活の質を落としにくくなる

宝くじに当たった人がダメになる原因と同じですね。

一度でもいい部屋に住んでしまうと次に引っ越す時にそれ以上の条件のものを求めてしまいます。

例えば風呂・トイレ別物件から風呂とトイレが一緒のユニットバスに引っ越すことに抵抗を感じるのも同じですし、防音性の高い鉄筋コンクリートマンションに住んでしまうと木造アパートは住みたくないと感じてしまいます。

一度生活の質をあげてしまう、前は普通だったことにストレスを感じるようになります。

実際そのせいで引っ越しをしようと思っても好条件の物件が見つからずに4年以上も家賃の高い物件に住んでしまっています。

家賃を下げれば当然同じような物件はないので妥協しないといけないとわかっていてもそれができない。

特に築年数(部屋の綺麗さ)に関しては妥協しないといけないのが辛くて引っ越せなくなってしまっています。

今までは「別に独立洗面台なんて必要ない」と思っていましたが、意外と使い勝手が良くて次に引っ越す物件にも独立洗面台を求めてしまっている自分がいます。

また、家賃を下げると言っても引っ越し費用や引っ越し先の初期費用がかかってしまうため、何年も住まなければペイできません。

家賃を下げるとどのぐらいで費用的にお得になるのか計算してみたので参考にしてみてください。

高い家賃の物件に住むと収入が上がるのは本当?

払えるギリギリの家賃の物件に住むと、必死になって頑張るからその分収入も上がるという話がありますが、これはすべての人に当てはまるわけではありません。

確かに不安から仕事に打ち込むようにはなりますが、プライベートな時間を削ることになりますし、社会人だったらそんな急に給料は上がりません。

個人事業主のようなフリーランスで仕事をしている方は仕事に意欲的になる可能性はありますが、だからといって必ずしも仕事量が報酬に繋がるわけではないのであまり充てにしない方がいいかも。

頑張れる人は別に高い家賃の物件に住まなくても頑張るので無理して高い物件に住んだところで意味はありません。

家賃の高い物件に住みたいが故の言い訳という見方もあります。

収入に見合わない高い家賃に住む言い訳をなんとか作ろうとして「高い家賃ならその分頑張れるし収入も増えるだろう」という認知的不協和を解消させようとしている側面もあるので注意してください。

もちろん、家賃を払うために頑張ろうとする場合もありますが、それを家賃が払える理由として期待するのはリスクが大きいです。

【結論】家賃が高い物件は選ばないほうがいい

引っ越し貧乏の僕は今までいろんな物件に住んできましたが、結論を言うと「無理をしてまで条件の良い物件に住む必要性はない」と思いました。

確かに日々の生活は充実しますが、それだけ精神的に不安に感じることも多いのがネックです。

家賃が高いが故に食費を削ったり、買いたいものを我慢する生活になる可能性があります。

家賃が自分のためになるのであればまだいいかもしれませんが、支払っても何の利益も生み出さないので極端な話無駄な出費なんですよね。

綺麗な物件とか確かに1度は憧れると思いますが住んでみた立場から言わせてもらうとやめたほうが良いというのが結論。

それと一度住んでしまえばどんな物件でも慣れてしまうのが人間の習性です。

いい物件に住んでも「ここがこうだったらなぁ」という不満点は出てくるので無理をしてまで借りる必要性はないでしょう。

以前までは「少し景色が良い部屋に住んでみたいな」と思っていましたが、実際住むと景色なんてほとんど見ないし、地震で揺れたときに逃げられないという恐怖が強くて若干後悔しています。

無理をする前に家賃交渉をするのがおすすめ

高い家賃の物件に住むのはある程度リスクが必要です。

どうしても諦められない場合は、まず家賃交渉をしてみるのがおすすめです。

交渉は基本的に仲介業者が動かなければ大家に話を持ち込むこともできませんが、協力的で有名なのは部屋を探してくれるサービスを行っているイエプラならラクに交渉が行えます。

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イエプラの最大のメリットは”顔を見ずにチャットのみで交渉をお願いすることが可能”という点です。

通常は営業マンに直接お願いする必要がありますが、イエプラはチャットでのやり取りが基本となるため「家賃を5,000円ほど下げられないか交渉をお願いします」と打つだけ。

交渉事が苦手な人でも文字を打つだけでいいのでかなりラクです。

良い部屋を見つけたら、とりあえず家賃交渉をお願いしてみて「家賃が下がったら引っ越す」というような決め方をすれば、負担も抑えることができます。

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迷ったら「家にいる時間の割合」で考えよう

住む家というのは確かに重要ですが、極端な話をすると仕事から帰って寝るだけのためにわざわざ高い家賃を払うのはかなりもったいないです。

【高い家賃がおすすめな人】

  • 家にいる時間が長い人(フリーランスやテレワークが多い人)
  • 環境をかなり気にする人
  • お金に固執しない人

休日に友達を呼んだり、恋人を招き入れたいと思うなら高い家賃を払う価値がありますが、家で過ごす時間が少ない場合はコスパが悪いです。

逆に自営業やフリーランスなどパソコン仕事等で家にいる時間が長い人は環境を整えるという意味でも少しお高めの賃貸物件に住む価値は高いです。

高い家賃というよりも綺麗な部屋・理想の部屋に住んでいることがモチベーションになることもあるので。

最近はテレワークも定着しつつあるので以前よりは部屋の価値は高いですが、それでも個人的には最低限生活できるレベルで良いと思います。

せっかく仕事を頑張ってもそのお金のほとんどが家賃にもっていかれたら元も子もありませんからね。

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