ユニライフの口コミや評判!割高でネット回線が遅いって本当?

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初めて一人暮らしをする際にはスーモやホームズで部屋探しをしたり、最寄り駅の不動産に行って部屋を探してもらうのが一般的ですが学生向けの物件も存在します。

学生会館や学生寮、学生マンションを取り扱っている『ユニライフ』。

今回はユニライフの口コミや評判から見る利用のメリットとデメリットについて解説していきます。

ユニライフの特徴とは

ユニライフ

ユニライフの公式ページへ

運営会社ジェイ・エス・ビー
対応エリア全国
店舗数85店舗
物件数約81,333室
提携学校数約1,000校
特徴スタッフが同行しない『セルフ見学』ができる
入学前から物件を押さえられる
申し込み後に住む替え可能
ネット回線はやや遅い

ユニライフはジェイ・エス・ビーというグループ会社が運営する学生マンションを主に取り扱っている企業です。

直営店は全国に85店舗あり、管理戸数は約8万以上取り扱っています。

一般的な不動産との違いは学生向けである学生会館や学生マンションに特化しているということで、管理体制も学生ならではの悩みや問題点を相談できるようなサービスがあります。

ちなみに学生マンション・学生会館は食事つきの物件だったり、最初から家具家電がついていたりセキュリティ面が充実していることも多いです。

ユニライフには食事付きサービスがあり、食堂がついている学生マンションなら利用可能です。

また、通常の物件とは違い住んでいる人全てが学生となるので友達が作りやすい等の利点もあります。

仲介手数料は基本的に賃料1か月分かかりますが、大学名によって割引等が適用される場合があります。

ユニライフの口コミや評判をまとめてみた

リアルな評判を調べるため、全国にあるユニライフの店舗をランダムに5店舗抽出し、口コミ評価を調べてみました。

ユニライフの総合評価
高田馬場店(17件)
(3.0)
渋谷店(12件)
(3.5)
北千住店(13件)
(2.5)
国分寺店(17件)
(2.5)
調布店(11件)
(2.5)
総合評価
(3.0)

総合評価は5段階中2.8となっており、良いという口コミよりは悪い口コミのほうが若干多くなっています。

店舗利用時の声でもあるため住み心地に直結するわけではありませんが、学生だからと対応が甘いことがあるようです。

ユニライフは2023年2月に顧客情報が漏洩しており、これが少々問題となっています。

同社の社員が約2万9千人の顧客情報を第三者に不正に提供したことが判明したと発表した。1月10日ごろから、同社が展開するマンションブランド「ユニライフ」をかたりウオーターサーバーなどの勧誘がされているとの苦情が計33件寄せられたため社内調査を進めた結果、27日に社員が第三者への情報漏洩を認めた。

引用:日本経済新聞

クレカの流失等はありませんでしたが、情報の漏洩により勧誘が増えてしまうといった問題になったので被害がゼロというわけではありません。

具体的な住み心地についても口コミをまとめてみました。

良い意見

ユニライフの良い口コミまとめ
  • 家賃が安い
  • 綺麗な物件が多い
  • サポートが充実している
  • 共用スペースが良い

管理状態が良く、きれいな物件が多いといった意見が散見されます。

通常の物件だと汚れがそのままになっていたり、共用部の電球がいつまでも切れているといったこともありますが、ユニライフでは定期的なメンテナンスが行われているため住み心地は良いようです。

悪い意見

ユニライフの悪い口コミまとめ
  • 情報漏洩の件で不信感がある
  • 入館料が高い
  • ネット回線速度が遅い

全体の評価としては良い意見よりも悪い意見のほうが圧倒的に多いです。

ユニライフというよりも学生マンションならではの問題が原因となっています。

ユニライフならではの魅力やメリット

まずはユニライフの特徴やメリットについて紹介していきます。

取り扱っている物件の種類が豊富

ユニライフでは『学生マンション』『学生会館』『シェアハウス』『学生寮』など取り扱っている物件の種類も豊富です。

学生マンションはその名の通り学生のみを対象とした賃貸マンションとなっています。

学生会館は個室を与えられた学生寮に近く、共同の食堂がついており、プランによっては毎日食事付きで栄養バランスの取れた食事が提供されます。

時間帯目安
朝食6:30~9:00
夕食18:30~22:00
※物件によって時間帯は異なります

また、女性専用のシェアハウスは簡易的な個室と共同スペースが設けられており、家賃を安く抑えることができます。

様々な種類の物件を取り扱っているためニーズに合わせた物件を探すことができます。

一人だけで内見することも可能

セルフ内見

通常、内見する際には現地の営業スタッフが同行して場合によっては物件の説明をしてくれたり一緒に内見を行いますが、営業スタッフがいることによってせかされているような感覚になるので嫌という人も一定数います。

そんな人のためにあるのがセルフ内見というもので自分1人だけで気ままに内見することが可能。

同行されないのでゆっくり細かく内見することができますし、時間をかけて騒音だったり周辺の環境も調べることができるので一味違った内見をすることができます。

トラブルサポートが充実している

ユニライフには”UniLife学生総合補償24”というものがあります。

サポート内容
  • 24時間サポート
  • 電話健康相談サポート
  • 損害補償サービス
  • 引っ越し会社紹介サービス
  • スーツ購入割引サポート
  • 兄弟姉妹仲介手数料割引:70%オフ
  • 次回仲介手数料割引:70%オフ
  • 住み替えサポート

一般的な賃貸物件にもトラブルサポートサービスはありますがユニライフは学生に特化したサポートとなっています。

入学時のスーツ購入に対してクーポンを発行してくれたり、住んだ後の健康相談をしてくれるのは初めて一人暮らしをする人にとってかなりありがたいサポートとなっています。

一人暮らしで熱を出してしまった時って誰にも頼ることができずに非常に不安になりますが、こういった健康相談を利用すれば不安を解消できます。

また、健康相談だけじゃなく将来や人間関係の相談もできるそうなのでまさに学生向けですね。

入学前から物件を押さえることが可能

ユニライフ申し込み

通常の物件は部屋を決めてから入居までにどんなに引き延ばしても2か月程度しかありません。

例えば本当は4月から入居したいのに1月から部屋を探し始めたら2月~3月中にはもうすでに住まなければならず、家賃が発生してしまいます。

ユニライフの場合は学生特化の不動産なので”春から家賃サービス”というものを提供していて、合格前から部屋を予約することができて家賃の発生も4月からにすることが可能。

条件の良い物件は早く埋まってしまうので事前に物件を押さえておけるのはかなり良いサービスですね。

勉強のモチベーションにも繋がりますし、無駄なコストを払う必要もないので利用者にメリットしかありません。

申し込み後に無料で住み替えが可能

ユニライフ1

ユニライフには”スライドシステム”というサービスがあります。

学生は滑り止め受験をしている人も多く、合格前に申し込んだ物件とは違う物件に住むことも珍しくありません。

契約した後で通う大学が変わった時でもこのスライドシステムのおかげで無料で住み替えが可能となります。

契約金をそのまま新しい物件にスライドすることができますし、もし入居前に「やっぱりこの物件は微妙かも」とか「もっと良い物件を見つけた」となった場合にも無料で住み替えができます。

優柔不断な人とか一度決めても「本当にこの物件で良かったのか」と悩むことはよくあるのでこのサービスはかなりありがたい。

ただしマークがついていない物件はスライドシステムに対応していないので注意してください。

家具家電付き物件を探せる

初めて一人暮らしをすると一から家具家電を揃えなければなりません。

家具家電を揃えると最低でも15万円以上はかかります。

部屋を借りる際の初期費用も合わせるとかなりの額になってしまいます。

ユニライフには家具家電付き物件も多く存在するので引っ越しの簡略化ができますし、余計なコストをかけずに引っ越しができるのが利点。

学生の頃はとにかく安いものを揃えて4年間過ごしますが、実際に一人暮らしをしてみると購入する必要ないものだったりだんだん家具家電も古くなって4年後は買い替える人が多いので無駄にお金をかけなくて済みます。

実際、僕が現在住んでいる部屋もテレビとコタツ以外は全て買い替えています。

評判から見るユニライフのデメリット

ユニライフに住む上で知っておきたいデメリットについてまとめてみました。

ネット回線が不安定で遅い

ユニライフを調べていて一番多かったのがネット回線の評判です。

口コミによるとネット回線の遅さを指摘している声が圧倒的に多かったので住む上では注意しておきたい点です。

ユニライフにはUniLife-net光という独自の回線サービスがあります。

ユニライフネット回線

この回線はマンション1棟全体に専用回線を配線することにより入居してすぐに工事不要で使えるものですが、この回線はかなり不安定です。

こちらは直近3ヶ月のユニライフ光の時間帯別平均速度情報です。

時間帯Ping下り上り
21.0ms246.8Mbps203.39Mbps
12.0ms80.71Mbps86.79Mbps
夕方9.0ms387.68Mbps476.37Mbps
41.0ms2.3Mbps67.94Mbps
深夜19.0ms54.79Mbps73.06Mbps
参考:みんなのネット回線速度

夕方までの回線速度は早いものの、夜は動画視聴が困難となるぐらい速度が遅くなっています。

インターネットを快適に利用するには特に『下り』速度が重要と言われていますが、夜はわずは2.3Mbpsしかありません。

目的別下り回線速度目安
ネットサーフィン等10Mbps以上
youtubeなどの動画視聴20~30Mbps以上
FPSなどのオンラインゲーム100Mbps
インターネット回線目安(下り)

2.3Mbpsはネットサーフィンすら満足にできない数値です。

通常、ネット回線は入居したら独自の回線会社に依頼して工事をすることで部屋ごとに独立した回線を惹くことができるので他者の干渉を受けずらく回線も安定していることが多いです。

しかしUniLife-net光のような共通回線を使用した場合、使用者が多ければ多くなるほど取り合いが発生するので重くなってしまう性質があります。

夜だとみんな家にいるのでネット回線を使い、その結果ゲームや動画視聴ができなくなるほど遅くなるというわけです。

これがインターネット使い放題の無料回線ならまだ納得できるものの、UniLife-net光は月額3,278円かかります。

正直この価格でこの不安定な回線を考えると割高。

しかもUniLife-net光の物件は他の回線を独自に契約したり工事することができないので、入居してしまえばずっと使い続けなければなりません。

なお、UniLife-netが導入されているマンションには、原則他業者回線の導入はできません。

引用元:よくある質問

これを踏まえて言えばユニライフのUniLife-net光が使える物件は避けるべきです。

隣人からの騒音が気になる

これはユニライフに限らず、学生マンション全体に言えることですが、学生同士が住んでいるため一般的な賃貸物件に比べると騒ぐ人も多く、騒音トラブルに発展しやすい傾向にあります。

実際、学生マンションに住んだことのある人100人にアンケート調査を行った結果、不満点の第1位として『騒音』が挙げられていました。

ユニライフのメイン構造は防音性の高いと言われる『鉄筋コンクリートマンション』です。

ただし、低層マンションではないため、重みに耐えられるように界壁に使用される工法はコンクリートを使わない『乾式壁』や音が反響しやすい『GL工法』となっています。

石膏ボード壁
GL工法

これでも防音性の高さは他の構造に引けを取りませんが、いくら防音性が高いと言っても友達と騒いだり叫んだりすれば隣室まで音は響いてしまいます。

友達と部屋に招いたり、宅飲みが多い学生であれば頻度も高いので騒音に悩まされやすいというわけです。

学生マンションの家賃が高い

ユニライフは学生マンションを取り扱っている不動産なので、家賃が割高に感じやすいと思います。

学生マンションは一般的な物件に比べると防犯カメラやオートロック等セキュリティ面に優れていることが特徴で、家具家電付きだったりすればなおさら家賃に上乗せされて高く感じます。

ただ、上乗せ分があるので割高に感じるだけで同じ条件なら一般的な物件とほとんど家賃相場は変わりません。

「とにかく安い物件に住みたい」という人ならシェアハウス等の選択肢も用意されていますが、普通の一人暮らしのほうが総合的に安いといったケースもあるようです。

セキュリティとか気にしないのであればもっと安い物件はいくらでもあります。

学生マンションではなく、『学生会館』『学生寮』であれば家賃を安く抑えることができます。

1年ごとに更新料が発生する

中には更新料がない物件も取り扱っていますが、ユニライフの学生マンションは基本的に1年間の契約となっていて更新料が発生します。

更新料は賃料の半額となっているので決して高いわけではありませんが、4年間では2ヶ月分の家賃を払うことになります。

4年間住むのであればあえて更新料なしの物件を選ぶということもできるので、ユニライフの物件は割高になってしまうわけです。

入館金が発生する物件が多い

入館金は一般的な賃貸で言うところの礼金です。

礼金の仕組み

礼金は払ってしまえばそれまでのお金でハウスクリーニング費用に充てられたりすることもないいわば無駄金。

学生マンションはこういった入館金を初期費用として請求することも多く、結果的に最初にかかる費用が高くなってしまいます。

ユニライフが掲載している物件には入館金を賃料2か月分としていることも多いので高い。

通常の一人暮らし用物件で礼金を2ヶ月分とるのはペット可物件や新築物件ぐらいなので相場と比べても高いです。

ユニライフを利用する際の注意点

ユニライフを利用する上で後悔しないためにも、いくつか注意点についてまとめてみました。

部屋にキッチンがあるか確かめる

ユニライフでは食事付きの物件も多いですが、同じ食事付きでもキッチンが部屋に備え付けのケースもあれば、自炊が想定されてないケースもあります。

全く自炊する気が一切ないのであればキッチンがなくても洗面台があるので困りませんが、少しでも自炊する気があるなら必ずチェックしておきましょう。

食事付き物件は『土日や祝日の提供は行っていない』など意外と痒いところに手が届いていない場合が多いので注意が必要です。

独自ルールがないか確認する

学生マンションや学生会館には独自ルールを設けているようなところがあります。

ハウスルールの例
  • 男性の入室禁止
  • 外泊には外泊届けが必要
  • 身内であっても泊まらせることは禁止

特に学生会館やシェアハウス、寮に近い形態だと外部との接触を避けるようなルールが設けられていることがあります。

また、女性専用マンションでは男性が苦手な人もいるため彼氏ができても連れ込むことができないルールになっていることも。

入居する前に必ずどんなルールを設けているのか把握しておきましょう。

賃貸アパートと比較しながら探す

ユニライフは学生マンションサイトとしての規模は十分ですが、それでも総合的には一般的なアパートやマンションのほうが物件数は豊富となっています。

ユニライフだけに絞って探していると、相場より家賃が高い物件しか見つからないといったケースも起こります。

自分に必要のない機能が備わっていても無駄にコストを払うだけです。

例えばセコムやオートロックといったセキュリティは女性には必須でも男性にとっては必要がないこともあります。

普通に探してみたら案外良い物件が見つかることもあるため、通常の物件と並行しながらユニライフでも探してみるといった方法がおすすめです。

まとめ

【ユニライフがおすすめな人】

  • これから大学生になる人
  • 早めに物件を押さえたい人
  • 親に心配・反対されている人(セキュリティが充実しているため)
  • 大学生活を充実させたい人(友達が増える可能性がある)

【おすすめできない人】

  • ネット回線の速度を重視したい人
  • 自分で家賃支払いをする予定の人(家賃が割高)
  • すでに大学合格が決定している人

ユニライフは学生マンション、学生会館など学生向け物件に特化しているのですでに社会人になっている人向けではありません。

早い段階から申し込みが出来たり、契約金を払った後でも物件を無料で変更できる点に関してはかなり魅力的です。

全体的に決して安くはないもののユニライフが提供するサービスは悪くないと思います。

ただし、ネット回線だけはやたら評判が低いのでなるべく自分で回線を選べる物件を選択するようにしてください。

学生マンションならではのメリットやデメリットもあるのでそれを踏まえた上でユニライフで探すかどうか検討すべきです。

学生マンションを効率的に探す方法

学生マンションを探せるサイトというのはいくつも存在します。いくつか有名どころのサイトをピックアップしてみたので参考にしてみてください。

ナジック

ナジック公式ページへ

運営会社株式会社学生情報センター
対応エリア全国
店舗数21店舗
物件数約52,000室
特徴トラブルサポートの対応が手厚い
入学前から物件を押さえられる
申し込み後に住む替え可能
回線が悪い

ナジックはユニライフと似たようなサービスを提供しているサイトですが、トラブルのサポートが手厚かったり来店不要の契約が出来たりと優秀なサイトです。

サービス内容にそこまで差はありませんがユニライフで見つからない物件が見つかるかもしれないので合わせてチェックすべきサイトですね。

学生ウォーカー

学生ウォーカー公式ページへ

運営会社株式会社タウン情報サービス
対応エリア東京・首都圏
店舗数渋谷店・新宿店・池袋東口店
物件数★★☆☆☆
特徴お得な物件を探しやすい
学割などの割引制度がある
学生のためのコラム記事がためになる
学校からの距離が分かりやすい

学生ウォーカーは東京近郊・首都圏に特化した学生マンションサイトです。

学生が借りることによってお得になるような物件や割引制度により少しでも安く部屋が借りられるようなサービスが提供されています。

対応エリア自体は少ないですが、都内の学生マンションを探すならお得なサイトなのでおすすめです。

イエプラ

イエプラ公式

イエプラの公式ページへ

運営会社株式会社コレック
対応エリア関東・関西
店舗数2店舗
物件数対応エリアの8割以上
特徴自宅にいながら部屋探しができる
チャットでやり取りが可能
新着物件を手に入れられる
細かい条件を伝えられる

イエプラは学生マンション専用サイトではなく、通常の賃貸物件を探すサイトですが、学生マンションも探すことが可能です。

LINE上のやり取りとなるため細かい条件を伝えることができますし、店舗にいった時と同じようにネットよりも新鮮度の高い物件情報を手に入れることができるので一人暮らしをする際にかなり重宝します。

地方から上京する人はわざわざ店舗に行くこと自体が手間ですが、イエプラはネット上で店舗に行った時と同じようなことが可能なので学生にとってもおすすめなサイトです。

2024年3月から仲介手数料が無料になったことで、利用するだけで初期費用を大幅に削減できる神サービスとなっています。