部屋の内見は昼間や夕方より夜が良い?時間帯別のメリット考察

部屋探しをする上で決め手となるのが内見時の実際の部屋の状態です。

ここで「良い」と思えればそのまま即契約することも可能です。

ただ、この内見ってあまり意識していない人も多いですが意外と時間帯も重要です。

時間帯によってチェックする項目が微妙に異なります。

そこで今回は下見のベストな時間帯や夜の内見に関して何時まで出来るのかご紹介していきます。

内見にかかる時間は10分前後

内見って少し面倒ですが、内見と言っても見るところは限られています。入ってみて想像と違うかどうかをなんとなく確認して出るまでにだいたい5分~10分程度で済んでしまいます。

内見前に何をチェックしたいのかを明確にしないと本当になんとなーく部屋を見るだけになって住んでから「日当たり悪いんだけど」とか「コンセントの数が少ない」とか「キッチンが狭い」など後悔する原因になってしまいます。

内見前に何を見ておきたいのかをはっきりさせることが重要です。

また、内見というのはなにも部屋内部だけをチェックするわけではありません。ほとんどの人は部屋の内装だけチェックして満足してしまいますが駐輪場からポスト、廊下部分等で住民の質や管理状態までチェックすることができます。

一人暮らしのための内見で確認すべき19箇所のチェックリスト

こちらを参考に内見で見ておくべき部分を決めておきましょう。

内見にベストな時間帯とは

今回は時間帯を【午前中~昼間】【夕方】【夜】の3つに区切り、その時間帯に内見するメリットやデメリットを一つ一つご紹介していきます。

午前中~昼間:日当たりの良さを確認できる

おそらく内見する人が最も多いのがこの時間帯かと思います。

不動産屋は朝の10:00~営業していることがほとんどなので朝というよりも昼間に内見することになります。

この時間帯に内見をすることによってその物件がどれほど日当たりが良いかを確認することが出来るのが最大の特徴。

日当たりの良さは住む上でかなり重要です。日当たりが悪い物件というのはカビが生えやすくて部屋が常に湿度の高い状態が保たれてしまうので生活環境としては最悪です。

しかも日当たりが悪い物件の場合は「日当たりが悪いです!」とは書かれていないので自分の目でどうなのか確認しないといけなくなるので絶対にチェックすべき部分。

実際僕も気にせずに入居した物件で日当たりが悪くて1年足らずで引っ越すことになりました。重要視していない人でも日当たりは大切。

ただ、午前中に内見をしてしまうとたいていの人は仕事等で朝から家にいないことも多いですし、昼間に騒ぐような人はいないので防音性がどの程度なのかははっきりいってほとんどわかりません。

僕も昼間の内見で隣の部屋がうるさかったことは10年以上一人暮らししてきて今の今まで一度もありません。

賃貸物件で一番多いトラブルは音に関することなのでこの辺はチェックしておきたいものです。

昼間の内見だと明るいので部屋の様子がよく観察できるので見やすさを考えるなら一番良いです。

夕方:西日の入りを確認できる

この時間帯は西日がどの程度部屋に入るのかをチェックすることができます。

まぁ「眩しい!」って思えてもカーテンを設置するのでチェックできてもする意味はあまりないように思えます。

どちらかと言うと小学生や中学生の帰宅時間とも重なるため、外からの騒音等もチェックすることのほうが大事。

それと管理されている物件の場合はどの程度清掃されているのかも確認できます。

大家が全く管理していない場合はゴミ等がそのまま残されていたりしますし住民の質もある程度把握することができます。

ただ普通に仕事をしていて昼間や夕方に家にいない場合はあまり重要項目ではないのでなるべく夕方は避けた方が良いというのが僕個人としての意見です。

逆に夜勤のある仕事の人はこの時間帯に内見することで近隣の環境、騒音等確認できるのでおすすめ。

夜:防音性を確認しやすい

この時間帯はちょうど社会人等の帰宅する時間で内見の時間帯の中では最も住人が部屋にいる可能性が高いので防音性等をチェックしやすいのが特徴。

住人が帰宅しているということはそれだけどんな人物が住んでいるのかもチェックしやすいです。

止めてある自転車から住んでいる人の性別から背丈まである程度予測可能です。

大通り沿いの物件なら交通量のピークですので騒音チェックの参考にもしやすいですね。内見は先ほども言ったように10分程度なのでちょうど交通量が少ない時間帯に内見してしまうと騒音のチェックができません。

住んでみたらめちゃくちゃうるさくて「夜寝れない」ってことにもなるので大事。僕は夜に内見したおかげでしっかりと交通量を把握できたので騒音がひどい物件を避けることができました。

あとは物件までの道路を見ることでどのぐらい暗いのか見ることができるため、特に女性なんかだと夜道の暗さは部屋を決める上で重要になってくるかと思います。

住んでから「周辺暗すぎて怖い」なんてことになっても困りますからね。

もし自分が住むとなれば一番家にいる時間帯が長いのは夜なので一番チェックする項目が多くなります。

ただ、物件によっては照明器具が備え付けではなく、電気を付けられない場合があるので注意してください。

こういう場合は営業マンが懐中電灯やスマホの灯りで照らしてはくれるんですけどいまいち全体像が把握できなかったり、部屋の隅々までちゃんとチェックしにくいのが難点です。

逆に言えば照明器具が備え付けられていないことが一目でわかるので入居してから「照明ないじゃん」ってことにならないのは良い点。

昼間だと明かりをつけないので意外と気付かないことが多い。

また、夜に内見をしようとすろとすでに成約済みになっていることもあるので人気物件の場合は特に注意が必要です。

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夜に内見することは実質不可能?

こうしてみると明らかに夜の方が内見した時に得られる情報は多くなりますが、実際に夜に内見することは可能なのか気になるところです。

有名な仲介業者の営業時間を調べてみたところ、大抵は18:00~遅くても19:30頃までしかやっていませんでした。

内見にはその店舗から物件まで車で移動し、そこから見て回るので少なくとも30分程度はかかります。

営業時間を加味すると閉店ギリギリに行っても内見することはまず不可能。

仮に19:00までやっている店舗に内見をお願いしてもいける時間は18:00頃が限界だと思います。

18:00で閉まってしまう店舗なら17:00頃。これって夜というよりは夕方ですよね。


つまり、営業時間を考慮しないのであれば内見は夜に行くのがベストですが、実際問題夜に内見をするのは難しいってことです。

内見と下見を組み合わせるのがベストな方法

夜に内見するのがベストだけどそれは実質不可能。

諦めて昼間に内見をするのも良いですが、それだけだと防音性等のチェックは出来ないので入居してから後悔する可能性も高くなります。

そこで内見と下見を組み合わせて行ってみてください。

内見というのは部屋の中を見学・チェックすることです。下見は部屋の中とは限らず、周辺をチェックすること。

つまり、昼間に実際に部屋がどんな感じなのかをチェックしに行ってある程度住んだ状態を想像しておき、良いと思ったら夜に再び仲介業者や不動産を抜きにして一人で下見をしに行くのです。

一人だと当然部屋の中は見れませんが、周辺環境をチェックすることはできます。

例えば防音性が低かったり、夜に騒ぐような住人がいるのであれば外まで音は響いてきます。

同時に自転車やカーテンのチェックで住民の性別をチェックし、最後に車や人通りをチェックすれば完璧。

ここまでする人はなかなかいないと思いますが、通常部屋を借りるのは年単位ですからやっておいた方が良いと思います。

いちいちまた夜に来るのが面倒という場合は夕方の時間帯に内見をして、現地解散をして少し時間を潰して暗くなったらチェックするという方法もあります。

自分で足を運ぶことによって駅からの実際の距離感、かかる時間や坂の有無なども事前にわかるのは結構大きいです。これも住んでからでは遅いので。

内見するなら土日よりも平日がおすすめ

内見する曜日によってもチェックできる部分が変わります。土日の場合は日中部屋に人がいることが多くなるので防音性は民度などを確かめることができます。

ただ、土日の場合は不動産も忙しくなってしまうので1人1人に割く時間が設けられなかったり対応が少々雑になるなどの問題点もあります。

また、予約段階では空き室だった物件でも土日に内見する人が殺到するせいで取られてしまう可能性も高いです。

例えば金曜日に問い合わせて翌週の月曜日に内見予約を入れたとしても土曜日、日曜日で他の人に人気物件は取られてしまいます。

おすすめは平日です。平日だと不動産も忙しくないので対応も丁寧で内見する人も少ないので先取りされるリスクが下がります。

できれば金曜日の夜がベスト。土日に予約を入れている人よりも早く物件を見ることができたり、金曜日の夜は休日前なので宅飲み等で騒がしくなる可能性が高いので防音性もチェックしやすいです。

水曜日は不動産が休みのところが多い

平日の内見はおすすめですが、水曜日だけはお休みにしている不動産も多いので注意してください。

不動産業界では水曜日は【契約が水に流れる】という意味合いであえてお休みにしているところがほとんどです。

繁忙期だと水曜日も関係なく営業しているところが増えてきます。

問い合わせたらなるべく早く内見しよう

部屋探しをしている人の中には店舗にいかずに取りあえずスーモやホームズ等の不動産情報サイトで条件に合う物件を調べて、良さそうな部屋が見つかったら内見の予約を入れるという人も多いと思います。

このやり方自体は問題ありませんが、問い合わせたらすぐに内見できるように内見日を設定してください。

例えば問い合わせてから1週間後とかに予約を入れてしまったらその物件は他の人に取られて埋まっている可能性が高いです。特に人気物件になると問い合わせ段階では空き室でも翌日には埋まっていることなんてザラにあります。

僕も何度もこういった経験をしていて半分おとり物件なのかと疑ってしまうほどでした。

経験上、内見をしたいなら問い合わせた翌日に内見すべきです。妥協しても2日~3日程度。

繁忙期はコロコロと物件の入れ替わりが行われるので後回しにせずにすぐ行動することが良い部屋を探す上で重要です。

まとめ

最後にまとめておきます。

MEMO
  • 夜内見するのはベストだが店舗の営業時間の都合上、実質不可能
  • 一般的な営業時間は10:00~19:00頃まで
  • 一度昼間や夕方に内見をして、その後再び自分ひとりで物件を訪れてチェックするのが最も後悔が少なく部屋を決められる方法
  • 内見するなら平日金曜日がおすすめ

僕は午前も夕方も夜もありますが結局”ちゃんと内見”ができれば良いのでめちゃくちゃこだわらなくても良いと思います。

それよりも内見時にどこをチェックしておくべきか、のほうが重要です。

少しでも後悔の少ない部屋探しはちょっと手間がかかりますが、慎重に部屋を決めたいという方はぜひ参考にしてみてください。

賃貸物件の内見時に持っていくものや聞くべきこととは? 内見せずに契約するのは後悔する?入居中で内見できない場合の対処法 賃貸物件の内見は現地集合&現地解散すべき3つの理由

内見するならイエプラがおすすめ

アパマンショップやエイブルなど不動産屋で内見をしようとすると【店舗】→【現地】→【店舗に戻る】という流れになるのでたった10分の内見でも1時間近く取られてしまいます。

内見する際には現地集合可能な仲介業者を選ぶのが効率的でおすすめです。

個人的にはイエプラという不動産アプリが使い勝手も良いのでおすすめできます。

イエプラというのは部屋を探してもらうサイトで、実際に内見する際にも基本的に現地集合&現地解散となります。

内見する際に無駄な時間が一切かからないので「ちょっと内見だけしてみたい」という人ならかなり使い勝手が良いです。

余計なオプション代とかも一切かからないのでイエプラ経由で契約すると初期費用を抑えられることも。

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参考にしてみてください。

イエプラの仲介手数料判明!口コミや評判が本当か実際に使ってみた

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