大学進学の引っ越しが間に合わない!在学中でも一人暮らしはできる?

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大学に合格した場合、地方に住んでいる人や実家から遠いと一人暮らしを検討する人も多いのではないでしょうか。

合格前に物件の予約を入れたり、3月中にうまく引っ越せればいいですが、うまくいかずに大学入学に間に合わないこともあります。

かくいう僕も大学進学とともに部屋が見つけられず、結果的には5月の入居になりました。

今回は大学進学の引っ越しが間に合わない場合でも在学中に部屋を見つける方法やその流れについて紹介していきます。

大学生の一人暮らしは3月末までに入居が理想

本来、大学生から一人暮らしをしたいのであれば入学前である3月末までに入居するのが理想です。

3月の部屋探しスケジュール

逆算すると2月下旬~3月には部屋探しを始める必要があります。

入居後にも「家具家電の購入・設置」や「実家持ってくる荷物の荷ほどき」が必要になるため、入学前1週間程度の猶予があると理想的です。

ただし、後期日程の合格発表は3月20日前後となってしまうため、合格の有無を確認してから部屋探しを始めても大学入学には間に合いません。

大学生の場合は『合格前予約』と呼ばれる事前に住む場所を無料で確保する方法が取られます。

合格前予約は受験生限定に向けた不動産独自のサービスであり、部屋を押さえている期間の家賃は発生しません。

予約していない場合であれば、合格してから部屋探しをすることになります。

入居までには1週間~2週間かかる

部屋探しから入居までどんなに早くても1週間~2週間ほどの期間が必要となります。

物件には【即入居可物件】と【退去予定物件】があり、それぞれ入居できるまでの日数が異なります。

入居までの工程即入居可物件退去予定物件
物件の申し込み1日1日
審査期間3日~7日3日~7日
初期費用の入金・確認1日1日
ハウスクリーニング退去から7日~14日後
書類作成・契約1日1日
鍵の引き渡し・入居1日1日
合計日数7日~11日2週間~3週間

入居するためには必ず入居審査が必要であり、最大で1週間程度かかります。

書類作成・契約といった手順を通して鍵渡しが行われるため、即日部屋を見つけたとしても1週間かかります。

後期合格発表が3月20日だった場合、部屋探しから入居までかなり頑張らなければ4月には間に合いません。

部屋探しも1日で見つけられるとは限らないため、在学中に引っ越すことになる可能性は高いでしょう。

退去予定物件の場合は、退去してからハウスクリーニングが行われるため合格後すぐに申込みを入れても4月下旬頃になってしまいます。

大学入学までに引っ越しが間に合わないときの対処法

大学入学までに引っ越しが間に合わなかったとしても一人暮らしをすることは可能です。

『住む部屋が見つからない』のか『荷物の搬入が間に合わない』のかによってとれる方法は異なります。

学校終わりに内見する

『住む部屋が見つけられない』という状態であれば、講義と並行して部屋探しを行う必要があります。

賃貸サイトいえらぶが行った「お部屋探しにかけた時間はどのくらいですか」というアンケート調査によると1ヶ月以上と1週間未満の割合が最も多く、いずれも31%となっています。

見つかる人はすぐにでも見つかりますが、こだわればこだわるほど時間もかかります。

大学近くの物件であれば講義終わりや空きコマの時間帯に最寄りの不動産屋に行ってみましょう。

社会人とは違い、ある程度時間にも猶予があるため講義の合間に部屋探しを行うことは可能です。

僕自身、入学後から部屋探しをして3件ほど内見を行い5月に引っ越すことができました。

効率的に探すならイエプラがおすすめ

わざわざ不動産屋に行くのが面倒だったり、時間が取れないようであればイエプラがおすすめです。

イエプラ

イエプラであればチャット上でやり取りができ、部屋探しをしてもらえるので時間がない人でも効率的に部屋探しができます。

『暇な講義中』『お昼休み』『空きコマ』でも部屋探しが進められます。

不動産屋に行くよりも物件数が豊富なため、在学中でも良い条件のお部屋を見つけることができるのでおすすめ。

イエプラのホームページへ

ウィークリーマンションを借りる

『地方から都心に引っ越す』のであれば数週間とはいえ実家から毎日学校まで通うのは難しくなります。

部屋探しがまだ終わっていない状態では、数日で入居できるまでに至らないので週単位で部屋を借りられるウィークリーマンションや1ヶ月単位のマンスリーマンションを一時的に借りるのがおすすめです。

通常の賃貸物件とは違い、費用は全額前払い制となりますが高い初期費用を払わずに住むことができます。

場所によっては意外と安く済ませることができるので学校と実家の往復が困難な場合は検討してみてください。

一時的にホテルに泊まる

マンスリーホテル

『部屋は決まったけど契約がまだ』『生活できるだけの家具家電がない』という状態であれば、ホテルを借りましょう。

ホテルには安さ重視のカプセルホテルや連泊する人のためのマンスリーホテルがあります。

特にマンスリーホテルであれば7泊以上の長期滞在に特化したホテル予約サイトで、通常料金の20%割引で宿泊が可能となるためおすすめです。

マンスリーホテル公式ページへ

在学中に一人暮らしを始めるメリット

入学に間に合わないことはデメリットばかりではありません。

あえて在学中に一人暮らしを始めるメリットについて紹介していきます。

比較的ゆっくり部屋探しができる

不動産業界では1月~3月は繁忙期となり、この時期は物件の入れ替わりが激しくて狙っているお部屋が翌日には成約済みになることがよくあります。

在学中の部屋探しは繁忙期を終えた後になるため、不動産の来客が少なく、比較的ゆっくりと部屋探しができます。

予約なしで伺っても丁寧に対応してもらいやすく、ライバルに先を越されるリスクが少ないのも特徴。

よほど人気物件でなければ週末に内見予約を入れてもしっかりと内見することができます。

家賃交渉がしやすい

家賃を検討していても下げて募集をするのは入居中の住人を考えるとやりにくい方法の1つです。

繁忙期を過ぎた物件は入居者が入らないため「この入居者を逃すと家賃収入を得られず赤字になる」と考えるので交渉に応じてもらいやすいです。

家賃交渉

1ヶ月空室状態になっただけでも家賃分損をすることになるため、家賃交渉に応じてでも入居してもらったほうが大家としても得というわけです。

家賃交渉の他にも「エアコンを新品と交換してもらう」「畳を新しくしてもらう」「温水洗浄便座をつけてもらう」など設備交渉もしやすいです。

特に大学近くのアパートでは繁忙期を逃すと向こう1年間は家賃収入0円になるリスクも高いため、交渉の成功率も高くなります。

友達を作った後で物件の場所を選べる

大学生になると一人暮らしをしている人と友人になることも多くなります。

入学前から一人暮らしをしていると一人暮らし仲間はできても物件同士が遠くて遊びに行きにくいことはよくあります。

在学中であれば仲が良くなった友人が住んでいる近くに部屋を借りたい場合、あとから部屋を決めることができます。

『どの場所に住んだほうが利便性が高いか』といった生の声をもとに集められるのも入居後に一人暮らしを始める利点です。

部屋を借りる上で必要な費用や手続き

部屋をすぐに借りる上で必ずかかる初期費用や家賃、引っ越し費用。

準備をしておくことでスムーズに部屋を借りることができるので相場について紹介していきます。

家賃

全国大学生活協同組合連合会の2021年のデータによれば、一人暮らしの大学生の家賃平均は光熱費込みで約5.4万円となっています。

地方であれば5.4万円の家賃でも十分見つかりますが、都内で探すとなると安アパートでワンルームが必須条件となってきます。

光熱費(月約1万円)と考えると4.4万円の家賃となるため【木造】【ワンルーム】【ユニットバス】などの物件となります。

家賃を自分で払っている場合でも仕送り分で賄うことはできるものの、生活費はある程度アルバイトをする必要が出てきます。

家賃もすべて親に払ってもらっている場合はアルバイトをせずに十分生活できる額となります。

初期費用

初期費用の相場は家賃4か月分~5か月分となります。

家賃初期費用合計
4万円約16万~20万円
5万円約20万~25万円
6万円約24万~30万円
7万円約28万~35万円
8万円約32万~40万円
9万円約36万~45万円
10万円約40万~50万円

学生の場合はアパートに住む人が多く、分譲賃貸や新築マンションのように需要がそれほど高くありません。

『敷金・礼金0円』といった安いアパートを探すこと十分可能となっているため、初期費用を安く抑えることが可能です。

引っ越し業者費用

引っ越し業者への依頼費用は荷物の量と引っ越す時期、引っ越す距離によって変動します。

一人暮らしであればだいたい平均で5万円前後で収まることが多いです。

2018年11月時点の「SUUMO引越し見積もり」口コミデータによると荷物が多くなればなるほど料金も顕著に高くなることがわかっています。

初めての一人暮らしであれば冷蔵庫や洗濯機といった大きな家電は購入するため、引っ越し業者依頼費用は3万円程度で抑えることも可能です。

実家から運ぶ荷物が少なく、1時間程度の距離であれば自力で運ぶという選択肢も取れます。

在学中の引っ越しなら5月・8月がねらい目

在学中の引っ越しは一人暮らしをしたい時期に始めるべきですが、あえて狙うのであれば5月・8月がおすすめです。

5月に引っ越す利点

5月にはゴールデンウィークがあり、大学がちょうどお休みとなります。

講義に追われることなく引っ越しができるので、入学に間に合わない場合はゴールデンウィークを目安に引っ越しをすれば、1ヶ月程度の通学だけで済みます。

ただし、ゴールデンウィーク中は同じように部屋探しをしている人が多い反面管理会社が休みになっていてうまく部屋探しが進められないので注意してください。

理想を言えば4月中に物件に目星をつけて申込みや審査を済ませておき、ゴールデンウィーク中に引っ越してしまうとスムーズです。

9月に引っ越す利点

4年制の大学の場合、8月~9月下旬あたりまで夏休み期間になります。

夏休み中は一人暮らしをしていても暇なので実家に帰る人も多く、この時期が終わったと同時に一人暮らしできていると無駄な家賃を払わずに済みます。

9月に引っ越しを済ませてしまえば、ちょうど後期の講義から一人暮らしが可能となります。

休みになったら8月中旬あたりから部屋を探し始めると大学が始まるまでに引っ越しできます。

まとめ

  • 大学入学に間に合わなくても一人暮らしはできる
  • 講義の合間に部屋探しは行える
  • 実家が遠いならマンスリーホテルやウィークリーマンションがおすすめ

理想を言えば大学入学の1週間前までに入居しているべきですが、間に合わないからといってそこまで大きな問題にはなりません。

実家が遠い場合には一時的に部屋を借りられるウィークリーマンションやマンスリーホテルを利用しながら条件に合う物件を探すこともできます。

急いでいないのであれば、後期の講義である9月を目安に探してみるという選択肢も取れます。

入居後は少しずつ家具家電を揃えて週末に部屋を完成させるようなイメージで、徐々に理想のお部屋に近づけていけば問題ありません。