賃貸物件を内見1件目で決めるのはあり?不動産屋で即決すると危険な落とし穴

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不動産屋に行って部屋探しをしたり、ネットで物件探しを行い良い物件をすぐに見つけることはタイミング次第。

たまたま見つけた物件が理想的で、1件目だとしてもすぐに決めてしまうのはありなのか、そのリスクについて紹介していきます!

賃貸物件を1件目で決めるのはあり?

結論から言えば、自分の条件に合致しているのであれば1件目で決めてしまっても何ら問題ありません。

僕自身が一人暮らし、同棲を含めた直近過去5回の引っ越しにおいて、内見した件数と決めた物件が何件目だったのか表にまとめてみました。

引っ越し回数内見件数決めた物件
1回目3件1件目
2回目3件3件目
3回目2件2件目
4回目5件1件目
5回目3件1件目

内見した件数は多数ありますが、結果的に1件目で決めている割合が多いです。

僕の場合は一応他の物件も比較したいという気持ちがあっただけで、心の中では内見前から第一希望が決まっていたのも大きかったと思います。

入居してから気づかされたデメリットはあったものの、全体的な総評として後悔したことは今まで一度もありません。

多くの物件を見るのは選択肢も増えて良いですが、迷ってしまう原因となるためいつまで経っても決められないことにもなりかねません。

ただし『不動産屋で探してもらう』場合の1件目と『ネットで自分で探す』1件目では意味合いが違ってくるので注意が必要です。

ネットで自分で条件に合う物件を見つけて、内見1件目の物件に決めるのは後悔も少ないですが、不動産屋で紹介してもらった場合の1件目では後悔するリスクが高くなります。

不動産屋でお部屋を探してもらう場合

不動産屋で探してもらった場合の1件目では『物件数の少ない中から探したお部屋』『利益率の高い自社物件』の可能性があるため、注意が必要です。

不動産屋は紹介できる物件に限りがあり、マニュアルとして自社物件や利益率の高い物件のみしか紹介できないことがあります。

つまり、条件には合っているかもしれないが他にもっと良い物件がある可能性が高いというわけです。

ネットでお部屋探しをする場合

スーモやホームズなど自分でお部屋探しを行っている場合は1件目であっても他にもっと良い部屋が見つかる可能性は低いです。

ポータルサイトでの部屋探しは物件数も膨大で、自分で探すことによって相場感や他のお部屋も同時に見ることができます。

内見しなくても探している時点である程度の比較が行えるので後悔が少ないというわけです。

内見1件目で決めるメリット

内見1件目で即決してしまうことに不安を覚えるのも無理はありませんが、すぐ決めることで得られるメリットもあります。

他の人に取られず物件を確保できる

自分がお部屋探しをしているように他の人も同様に探しているため、即決して申し込むことで取られる心配がなくなります。

物件の募集は申し込みが入ると一時的にストップされます。

契約していない状態でも『成約済み』として扱われるため、再び募集を開始するまで他の人が申し込みを入れることができません。

1月~3月など繁忙期になると良いお部屋は翌日には成約済みになってしまうほど物件の入れ替わりが激しいため、先を越されないように申し込みを入れるのはメリットが大きいです。

引っ越しスケジュールを前倒しできる

入居までの流れで最も時間がかかり、スケジュールを組みにくいのがお部屋探しです。

賃貸サイトいえらぶが行った「お部屋探しにかけた時間はどのくらいですか」というアンケート調査によると1ヶ月以上と1週間未満の割合が最も多く、いずれも31%となっています。

いい部屋にめぐり合えるかどうかはタイミングとなるため、積極的に内見予約を入れても申し込みに繋がらないことも多いです。

お部屋を決めてしまえば、あとは入居審査や初期費用の入金、契約を済ませるだけとなります。

入居までの工程即入居可物件退去予定物件
物件の申し込み1日1日
審査期間3日~7日3日~7日
初期費用の入金・確認1日1日
ハウスクリーニング退去から7日~14日後
書類作成・契約1日1日
鍵の引き渡し・入居1日1日
合計日数7日~11日2週間~3週間

引っ越しのスケジュールを組みやすく、ある程度余裕をもって引っ越し作業が行えます。

入居日は1週間~2週間程度であれば自分で決めることができるので、すぐに入居したくない場合でも問題ありません。

内見1件目で決めるデメリット

1件目で決めてしまうリスクについても紹介していきます。

入居後に後悔する可能性がある

後悔するかどうかは入居してみるまでわからない部分でもありますが、あまり考えずにスピード感で選ぶと後悔するリスクも高くなります。

株式会社AlbaLinkが賃貸物件を借りたことのある男女349人を対象に行った『賃貸物件を借りて後悔する瞬間について』のアンケートによれば、後悔したこと1位は騒音トラブルとなっています。

後悔したこと順位件数
騒音トラブル1位152
設備がイマイチ2位112
住民の質が悪かった3位100
日当たりが悪い4位95
水回りに不満5位62
利便性の悪さ6位50
無計画過ぎた7位35
家賃が高すぎた8位30
退去費用が高かった9位27
初期費用の高さ10位24

安易に選んだせいで壁が薄く、騒音トラブルに発展すれば住み心地は最悪となります。

後悔したこと第7位には『無計画過ぎた』という要因もランクインしているため、ある程度住んだ後のことを考えてから決めたほうが後悔も少なくなります。

1件目で決めるのが悪いというより、考えなしに表面上の条件だけで選ぶのが良くないということです。

他のお部屋との比較ができない

お部屋探しでは他のお部屋との比較が重要です。

住みたい地域の『家賃帯』『駅からの距離』『築年数』『部屋の広さ』など似たような物件の中から少しでも安くて良い部屋を選ぶことで、最適な物件を選ぶことができます。

1件目で即決するということは部屋の比較が一切できず損をする可能性もあります。

自分の条件には当てはまっているけど、実は相場よりも家賃が高かったり、同条件でもっと初期費用の安い物件が存在していることも。

知った上で選ぶのと、知らずに即決するのでは違うので、条件に合うからといって安易に選ぶのはリスクです。

もっと良い物件を逃す可能性がある

物件数は流動的なものなので『少し待てばもっと条件の良い部屋が空室に出会えた』『ほかの不動産で探せば費用を抑えられた』ということにも繋がりかねません。

1件目に内見したお部屋が最適解なこともありますが、しっかりと探してみると好条件の物件は他にも存在していることのほうが多いです。

1件目で決めるか迷ったときにすべきこと

1件目で即決していいか迷った場合にすべき具体的な方法についてまとめてみました。

さらに条件が良くならないか交渉してみる

今の条件である程度満足しているのであっても、一度は交渉を持ち掛けてみましょう。

募集している条件で契約する必要はなく、場合によっては交渉によって家賃を下げてもらったり、エアコンを新調してもらうなど設備を追加してもらうことも可能です。

交渉に成功すればあとから他に良い部屋が見つかったとしても後悔するリスクを下げることができます。

だいたい同じような相場感で入居者を集めているので、交渉に成功した物件というのは好条件となります。

申込みは済ませてしまう

決めかねて迷っているのであれば、申し込みをしてからどうすべきかを考えましょう。

迷っている間に他の人に先を越されて成約済みになってしまうのが最悪な展開です。

申し込みをすれば入居者の募集をストップさせることができ、他の人に取られることもありません。

また、申し込みを済ませたからといって契約していない限りはキャンセルは可能であり、キャンセル料もかかりません。

『仮押さえ』のように申し込みを済ませてしまえば時間的猶予も取れるのでおすすめな方法です。

契約する前にもっと良い部屋がないか探してみる

申し込みを済ませたあとは、契約まで1週間以上の猶予が与えられます。

この期間にもっと良い部屋はないかをじっくりと調べてみましょう。

不動産屋だけで決めてしまった場合はスーモやホームズなどポータルサイトを使って同条件で検索してみるのがおすすめです。

膨大な物件数があるため、同じ条件でも入居可能なお部屋は不動産屋で探してもらうときと比になりません。

僕がネットで探したときは10件ほどヒットしたのに不動産で同じ条件で探してもらったときは「その条件だと厳しいですね」と言われたことがあります。

不動産屋だけの利用は危険。ネットも駆使して探すべき。

効率的に探したいならイエプラがおすすめ

もっと効率的にお部屋を探したいのであればイエプラがおすすめです。

イエプラは自宅にいながら部屋を探しもらえるサービスで、顔を合わせずにチャット上で条件を伝えるだけ。

不動産業者しか見れない「ATBB」というサイトの閲覧が可能となるため、空室になったばかりの好条件な物件やスーモやホームズにも載っていない未公開物件を探すことが可能です。

さんざんお部屋を探して見つからなかった人にこそ向いているサイトとなっているので、今市場に出ている物件を調べたい人にはおすすめです。

イエプラのホームページへ

まとめ

  • 自分で部屋を探したなら1件目で決めても問題ない
  • 不動産屋で探してもらったなら自分でも探してみるべき
  • 契約前であればキャンセルも可能
  • 部屋決めにある程度妥協は必要

1件目でいきなりお部屋を決めてしまうのは不安もありますが、お部屋探しはタイミングです。

ちょうど良い物件が見つかったなら1件目であろうと決めてしまうのは問題ありません。

ただし、後悔したくないのであれば申し込み後も契約するまでは「もっと良い部屋がないか」を探してみるべきです。

タイミングを逃すと検討していた物件を取られてしまうこともあるので気を付けましょう。