お部屋探しの内見を代理で親や友達・恋人にしてもらうことはできる?

賃貸物件を契約する前には必ずと言っていいほど一度内見をします。写真だけでは判断できない部分を内見することで細かく調べることができるからです。

ただ、この内見に関して、地方から都心部への引っ越しで距離的にも時間が取れなかったり、都合がつかずに内見をせずに契約してしまう方も稀にいるようです。

今回は内見を友達や親に代行してもらうことはできるのか、その辺の注意点も踏まえてご紹介していきます。

内見の代行は基本的に誰でも可能

もし自分に内見する時間がなくて、友人や親に自分の代わりに内見してもらうことになっても問題ありません。

最終的にはあなたが契約することになりますが、内見の代行自体はどの不動産でも基本的には対応してくれるはずです。

不動産屋にとっては最終的に契約してくれればそれが利益になり嬉しいわけですから、例え代理であっても問題ないわけですね。

友達から家賃の限度額や間取り、立地条件等詳しく聞いて相談すれば、ちゃんと対応してくれますよ。 後は、めぼしい物件を絞って、契約する本人と見に行けばいいと思います。

参照元:知恵袋

 

不動産関係です。(元・賃貸住宅営業)

代理の方でも、一応差し支えないです。ただ、彼氏さんの希望はシッカリ聞いておいた方がいいですね。家賃の上限、最低限これだけはという条件(駅徒歩、階数、ユニットバス不可その他)など。
私としては、代理の方だと即決して貰えないので、微妙でしたね(笑)。でも、それは人情だとご理解頂ければと思います。

参照元:知恵袋

代理不可という規則もないですし、仮に自分が友達の代わりに内見を行うこともできます。


「彼氏」「彼女」「親」「友人」、まぁなんであれ代行で内見することは可能なので隠さずに代行であることは不動産側には伝えるようにしましょう。

代理であることを隠していると契約の流れになった時に、契約者うんぬんで確実に嘘がバレるので。

ちなみに友達に付き添ってもらったり、親と一緒に内見することも不動産側は大歓迎です。

実際に何度か友人の内見に付き添いましたが、どの不動産も丁寧に対応していただけました。

1人で見るのが不安という人にとって一人暮らし経験がある人や知識のある人と一緒に行った方が安心できて後悔しにくいので個人的におすすめです。

不動産店舗での部屋探しは付き添いがいた方が良い?

詳しく解説しているので参考までに。

代理内見する時の注意点

自分で内見して実際の部屋の様子、雰囲気を見ておくのが一番ですがそれが出来ず、内見を代行する場合にはいくつか注意点があります。

特に見てほしい部分を明確にする

まず、その部屋の何を見てほしいのかを明確にしておくことですね。

例えば親や友達に頼んだとしても感想が「良い感じだったよ~」では何も意味がありません。

内見で見るべきポイント
  • 防音性はどの程度なのか(壁・床は響くのか)
  • キッチンは広いのか、まな板がおけるか
  • コンセントの量はどのぐらいか
  • クローゼットの大きさはどのぐらいか
  • 日当たりは良いのか
  • 部屋は綺麗なのか、汚れがあるのかどうか

内見時に見るべき15のチェックポイント

あくまで例ですが、自分にとって重要な部分を明確にして代行する人に伝えておきましょう。

いっそのこと見てほしい部分を書き出して渡しておくのもいいと思います。

部屋の様子の写真を撮ってもらう

内見では部屋の写真を撮ることが可能ですので代行する方に何枚か写真をお願いしておくべきです。

物件の写真はネットでも見れますが、いい感じに撮っているだけで実際に住んでみると思ったより狭かったり汚いということもよくあります。

写真だけでは不安なようなら動画を撮影してもらうことをおすすめします。

動画のほうが部屋の雰囲気がより伝わりますし、写真よりリアルな映像になるので住んだときにどんな感じか、どういった問題がありそうか、使い勝手が良いかまで把握することができます。

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内見代行サービスも存在するので頼むのもあり

親にも友人にも頼めない場合、内見を代行してくれるサービスもあります。

調べてみましたが内見代行の会社はかなり少ないようですね。ざっと見た感じ有名な会社は1つもありませんでした。

しかも以前は内見代行を行う会社は数社ありましたが、最近はサービスを停止しているものも多いです。

あまり利益に繋がらないのかもしれません。

LLCハウスネット

内見代行

LLCハウスネット公式ページ

1エリアあたり5,000円ほどで内見代行を行ってくれる会社です。料金的にはかなり安いと思います。

スタッフの交通費等を考えると正直そこまで利益になりませんし、今後サービスを停止する可能性もあるかと思います。

内容としては部屋の写真や細かい寸法を測って報告してくれるというもの。

前払い制で、もしLLCハウスネットを経由して契約が決まった場合は代行料は仲介手数料に含まれるため、実質無料で内見代行を行ってくれるのと同じです。

まぁ正直聞いたこともない名前の会社なので信頼性は乏しいですが、内見代行サービスがほとんどないのでこういった会社を頼るほかありません。

あとは自分で仕事を依頼できる”ランサーズ”や”クラウドワークス”で内見代行依頼をしてみるというのも手です。

ランサーズ

ランサーズ

ランサーズ公式ページ

仕事を依頼するという形になるのですぐに人が集まってくれるとは限らないのがネックな部分ですね。コストを抑えつつ内見の代行をしてほしいという人は一度依頼してみても良いのかも。

不動産によっては簡単な報告だけなら代行してくれる可能性もあるので、担当してくれる営業マンに「ちょっと内見できない」という旨を伝えて代行できないかお願いしてみるのも手ですね。

オンライン内見を利用すると効率的

オンライン内見

不動産業界もIT化が進んでいてコロナの影響もありオンライン内見というものができるようになりました。

オンライン内見というのはその名の通り家にいながら店舗スタッフがスマホ片手に物件の様子を伝えて内見を代行してくれるサービスのことです。

オンライン内見のメリット
  • 利用料が一切かからない
  • 時間がなくても家にいながら内見ができる
  • 店舗に行く手間が省ける

これなら代行料も払わなくて済みますし、何より自分の目でその物件の気になる部分をチェックすることができるので誰かに頼らなくても事情があっても内見することが可能です。

オンライン内見には基本的に事前の予約が必要になります。

もし仮に利用者が全員オンライン内見を希望してしまうと店舗にスタッフがいなくなってしまうので、それを防ぐために事前に予約をしなければならないそうです。

利用方法はいたってシンプルで仲介業者から送られてくるURLをクリックしてオンライン内見をするか、もしくは専用のアプリを事前にダウンロードすることで映像が見られるようになっています。

物件の気になる箇所がある場合は例えば「お風呂場の様子をもっと見せてほしい」とか「ベランダからの風景が見たい」とか確認することができます。

もちろんオンライン内見にも問題点はいくつかあります。

オンライン内見の問題点
  • ネット回線が優れていないと映像が途切れたり画質が荒くなる
  • 事前に予約するのが面倒
  • 全ての物件がオンライン内見に対応しているわけではない
  • オンライン内見の時間を確保しなければならない
  • 防音性や環境音を確認しづらい

一番の問題点はその物件の防音性や外からの騒音についてしっかりと確認することができないことです。

オンライン内見はもちろん音声も伝わりますが、カメラ越しになってしまうので実際に聞こえている音と差があります。

スタッフに「防音性は?」とか「騒音はどうですか?」と聞いても相手は契約させることが目的なので「車の音が酷くて騒がしいですね」と言ったようなネガティブな情報はあまり教えてくれません。

またよくある防音性のチェックで壁をノックする方法が挙げられますが、これもスタッフには頼みづらく、チェックをお願いしたところで「薄い」とは言いません。

オンライン内見するのはメリットも大きいですが、線路沿いや大通り沿いの物件の際はちゃんとチェックされないこともあることを頭に入れておきましょう。

賃貸で「申し込みが入った」「埋まった」は嘘?不動産屋がつく営業トークとは?

まとめ

MEMO
  • 契約するのは自分でも内見自体は代行が可能
  • 代行の不安点はその部屋の雰囲気がわからないこと
  • 内見代行業者もあるが、現在ならオンライン内見がおすすめ

親や友人に代行をしてもらうことで身内なりの意見をもらうことができます。

代行すること自体は問題ありませんが、物件の申し込み自体は自分がやらなければならないのですごく条件の良い物件を見つけた場合に当日申し込みができないのがデメリットです。

人気物件は1日~2日で成約が入ってしまうため取られるリスクがあるということです。

内見する時間が一切取れない場合や希望する物件が遠すぎる等の理由で代行してもらいたい人は一定数いると思いますが、業者に頼むよりもオンライン内見を利用したほうがお金もかからないのでおすすめです。

内見せずに契約するのは後悔する?入居中で内見できない場合の対処法

効率的に部屋探しを行うには?

部屋探しといっても最初から不動産店舗に行く必要は全くないので、内見まではネットで検索してある程度目星をつけておけばかなり効率的です。

店舗に行くと時間がかかる反面、提示される物件数は少ないのでかなり効率が悪いです。

ただネットだと物件の情報が古く、すでに成約済み物件でも平気で掲載されているのでイエプラ等のサイトを利用して精査してもらった方がより効率的。

イエプラというのはチャット上で条件を伝えると後は専門スタッフが半自動的に新着物件を教えてくれるサイトですが、無料で使える上に相談や交渉も顏を見ずに行えるのでかなりおすすめです。

イエプラのホームページへ

イエプラの他にもイエッティ、ノマドなど似たようなサービスがありますがイエプラの返信速度が圧倒的に早く、無料で利用できる点を考えると他サイトよりも優れています。

こういった有用なサービスは積極的に使って行った方が効率的な部屋探しが行えます。

イエプラを実際に使ってみた感想まとめ

参考になれば幸いです。

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