引っ越したばかりで隣人の騒音に悩まされたらどうすべき?

物件選びで防音性を重視する人は多いと思いますが、内見をしただけでは防音性が高いかどうかはわかりませんし、隣人が騒がしい人かどうかもわかりません。

引っ越したはいいものの、初日から隣人の騒音に悩まされて後悔するケースも多いです。

今回はこういった騒音のケースは諦めてまた引っ越すべきなのか、対処できるものなのか詳しく解説していきたいと思います。

騒音は大家(管理会社)が対処する義務がある

隣人が騒がしかったり、上からの足音があまりにもひどい際に我慢しなければならないのかというとそんなことはありません。

物件のオーナーというのは苦情被害で入居者が困っていることを訴えてきた際に放置することは民法上できません。

賃貸物件のオーナーには「使用収益をさせる義務」があり、これは簡単に言えば「借主が問題なく生活できるように環境を整える義務」のことです。そのため、居住者が隣人による騒音被害で困っていると連絡をしてきたら、大家は問題を放置せずに対処しなければなりません。

そのうえで、いつまでも問題が解消されない場合は「使用収益をさせる義務」を大家が破っていることになるので、民法第415条・第709条・第710条に基づいて、損害賠償をさせられる可能性があります。

引用:引っ越し侍

苦情を報告されているのに何も対処しなければ最悪の場合、大家・管理会社は損害賠償請求をさせられる立場となってしまいます。

もちろん騒音被害に対しての解決をする必要はなく「苦情が入っています」等の連絡をするだけってケースはよくありますが、基本的には何も対処をしてくれないということはありません。


とりあえず騒音被害で悩まされているのであればひとまず大家や管理会社に連絡するのが最も良さそうです。

苦情を入れるなら客観性も必要

うるさいと感じるかどうかは人それぞれです。

耳の良い人や神経質な人ならちょっとした音でもうるさいと感じますし、逆にあまり音を気にしない人なら少し騒がしくても何も思わないでしょう。

多くの人は苦情を入れる際に「隣人が夜騒がしい」という曖昧な表現を使いますが、しっかりと対処してもらうためには客観性が必要です。

騒音かどうかの基準値というのは平成10年に公布された環境省の告示によって定められています。

昼間(6:00~22:00)夜間(22:00~6:00)
音の大きさ55デシベル~45デシベル~

昼間の場合は車の音や通行人の喋り声等が含まれていたり、生活的基準により55dBまでそこまで気にならないと言われています。

逆に夜間の場合は環境音もほとんどなく静かな状態となっているため45dB以上の音が出ているとうるさいと感じるようです。

日常生活における騒音の大きさを平均を表にまとめてみました。

音の大きさ
足音45dB
子供の走る音65dB
掃除機70dB
洗濯機の音70dB
椅子を引きずる音50dB
ドアの開閉75dB
話し声60dB

足音や小声で話す程度であれば夜間でも45dB以下となるので騒音とは呼べません。

ただし子供が走る音や普通に話す声は基準値を超えるため生活の中でも騒音と呼べる音の大きさです。

もちろん常識的な時間帯であれば集合住宅なので多少音が大きくても我慢する必要がありますが「深夜なのにずっと騒がしい」とかであれば苦情を入れても良いでしょう。

引っ越したばかりで騒音に悩まされたときの対処法

せっかく新居に引っ越したばかりなのに隣人の騒音に悩まされたときの具体的な対処法についてまとめてみました。

方法はいくつかあります。

管理会社に苦情を入れる

最も手っ取り早いのは管理会社に騒音被害に悩まされているという報告をすることです。

管理会社はこういったトラブル報告には慣れていますから堂々と報告しましょう。

「〇〇〇号室の方が夜毎回うるさくて困っています」と報告すれば、クレームが入っていることをそのまま伝えてくれます。

もちろん誰がクレームを入れたかはわからないようにしてくれるので安心してください。

ただ、この方法はすぐに騒音を収める方法ではないのでその日は我慢するしかありません。例えば後日その人に通知を送ったとしてもそれを見るのは数日先ということになります。

管理会社が必ずしも即座に電話して対応してくれるわけではないのでその点は注意が必要です。

引っ越したばかりで苦情を入れても一向に改善が見られない場合は別の部屋に移動を無料で許可される可能性もあります。

例えば現在201号室に住んでいて隣人があまりにも騒がしかった場合、空室の301号室に移動させてくれることも。

空室状態にもよりますし、管理会社がどこまでしてくれるかはわかりませんが”引っ越したばかり”であれば部屋の移動願いを出してみるのも手です。

直接手紙や張り紙をして注意を促す

僕自身、一人暮らしをしていてこれまで何度か苦情を入れられたことがあります。

管理会社から連絡が来たことはありませんが、自分が出している音がどれぐらい隣人に聞こえているかというのはわからないもので、知らず知らずのうちに大きな音を出してしまっているというケースもあります。

僕の場合は直接「深夜、静かに」という張り紙をされました。

今までは分譲賃貸ということもあり、多少騒いでも大丈夫という認識でしたが注意されることで「意外と音聞こえているのか」と認識することができました。

騒がしくている本人は自覚がないケースも多いので、管理会社に言うほどではないけど静かにしてほしい場合は張り紙や手紙を出すのも手です。

警察に連絡する

110番通報すると必ず「事件ですか?事故ですか?」と聞かれます。

騒音の場合は「どちらでもありません。隣人があまりのもうるさくて通報しました」と言いましょう。

通報されたからには警察も確認をしなければならないのでこちらに向かってくれます。


住所と何号室がうるさいのかを伝え、名前を聞かれたときに答えたくなければ「匿名でお願いします」と言いましょう。

もちろん名前を言ったからと言って「○○からクレームが入っています」と相手に伝えるようなことはしないので安心してください。

実際、警察は民事不介入なもめごとなのでやれることは注意ぐらいでしかありませんが【警察が動いている】ということの大きさがかなり効果的です。

意外とこういう騒音トラブルでも動いてくれるので困ったら通報するのは大切。


しばらくしてまた騒ぐようであったり、効果がないようであれば再度警察に連絡してみましょう。

何度か通報することで騒いだら警察が来るという条件反射のような状態になるので自然と静かになります。



隣人からの騒音を最小限に抑える防音対策

騒音を完全になくすことはできませんが、防音対策をすることである程度の音は抑えられるようになります。

うるさい側の壁に家具を寄せる

家具を壁際に沿う形で設置することにより一応防音対策になります。

一応と書いたのは防音効果的にはそこまではっきりとした違いを確認できないため。

まぁ特別コストがかかるものでもないですし、家具はもともと壁際に設置するものなので言わずもがな。


ちなみに、その家具が壁全面を覆うぐらい大きい場合はしっかりとした防音対策になります。

収納&テレビが一体型となっているやつとか効果的です。

実際それを購入している人なんてあまりいないでしょうから、布や防音シートと併設することで効果をより実感できると思います。

防音シートを設置する

世間的にも壁の薄さに対するトラブルというのは非常に多いようで、防音グッズも色々と販売されています。

壁が薄いと感じたらまず、吸音材を使ってみることをおすすめします。

遮音性に優れている物が多く、防音グッズの中でも効果が高いと評判。

また、防音シートは防音性だけでなく夏場や冬場の暑さ・寒さ対策にもなるものが多いようです。

ニトリやカインズホームなどホームセンターでも購入できますし、ネットでも買えます。

面倒くさい方はアマゾンなどで購入できます。

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壁に設置する防音グッズはいくつもあるので気に入ったものを使ってみてください。

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このほかにも様々なデザインのものが売っているので部屋をオシャレにすることも可能。

逆側にベッドを置く

深夜にうるさいと感じるのであればベッドを置く位置も考えてみましょう。

なるべく騒音側ひはベッド以外の家具を置いて遮蔽物として利用し、ベッドは静かな壁側に沿うように置くことで寝心地はある程度改善できます。


寝る方向を変えるだけで騒音が多少マシに感じられて寝られるようになったという意見もあるので意外とベッドの位置は重要です。

窓を徹底的に密閉する

隣人ではなく車やトラック等の騒音に悩まされている場合は窓の防音対策を行いましょう。

窓の対策
  • 防音シートを窓に張り付ける
  • プチプチを張り付ける
  • 戸当たりテープで密閉性をあげる
  • 厚手の遮光カーテンを設置する

窓に直接防音シートを取り付けて、戸当たりテープで隙間を徹底的になくすことで外からくる騒音に関してはかなり改善されます。

その上で気になるようであれば遮光カーテン等の厚手のカーテンで防音性を増すことで気にならなくなります。

外からくる騒音というのは一定期間住んでいるとある程度は慣れるものですが引っ越したばかりだとかなりうるさく感じられます。

まとめ

MEMO
  • 引っ越したばかりでうるさく感じるなら管理会社に連絡が手っ取り早い
  • 集合住宅ならある程度の生活音は我慢する必要がある
  • すぐに対処してほしい場合は管理会社ではなく警察に連絡するのも手
  • 引っ越すか考える前に出来る限りの防音対策はやっておこう

隣人がどんな人なのか住んでみるまでわからないので引っ越してから後悔する人は多いです。

たまたま金曜日や祝日で友人と騒いでしまっただけという可能性もありますし、その日うるさかったからと言って毎日うるさいとも限らないので様子を見ることも大切です。

あまりにも毎晩うるさいなら管理会社に連絡すべきですし、すぐになんとかしてほしいなら警察に連絡して注意してもらうのも効果的な方法です。

騒いでいる側は自分がどの程度の音を出していて、迷惑をかけているということ自体に気付かないので苦情を入れるだけで収まることもあります。

夜中にうるさいアパートの隣人を黙らせる方法9選!騒音の仕返し法とは?

家賃や初期費用を安く抑えられる不動産サイト

引っ越したばかりでまた引っ越すとなると初期費用の負担がかなり大きいです。

ただし苦情を入れても一向に改善されない場合は引っ越しを検討する必要があります。

仲介手数料は基本的に家賃1ヶ月分かかりますが、仲介業者を選べば無料や半額で済ますことも可能です。

同じ物件でも初期費用が変わるので不動産選びは重要。

仲介手数料が安い不動産の例

他にも初期費用や家賃が全体的に安い不動産をまとめてみました。

ビレッジハウス

ビレッジハウス

ビレッジハウス公式サイト

ビレッジハウスは政府が昔管理していた雇用促進住宅を一括で借り上げ内装をリフォーム・リノベーションした物件を提供しています。

通常の賃貸物件とは違い築年数が古くて安い住宅を買って賃貸物件として提供しているため広い割に安いという特徴があります。

敷金や礼金、仲介手数料はもちろん更新料でさえも無料です。

初期費用

最大3万円のキャッシュバックも行っているので初期費用がわずか数千円で済んだという人も中にはいるぐらい安いです。

ビレッジハウスはやばい?口コミや評判と安い理由をまとめてみた

UR賃貸住宅

UR賃貸住宅

UR賃貸住宅の公式サイト

UR賃貸住宅とは、都市再生機構(UR都市機構)という独立行政法人が管理している公的な賃貸住宅のこと。

通常賃貸物件は民間企業が仲介したり管理していますが、URの場合は行政が管理しているので仲介手数料はもちろん敷金・礼金もかかりません。

物件はビレッジハウスと似ていて団地のような物件が非常に多いので一人暮らしというよりも同棲やルームシェア向きの物件が多いですね。

UR賃貸の良いところは家賃の前払いをすることで実質審査なしで部屋を借りることができることです。

休職中やフリーランスで貯蓄はあるけど年収的に部屋が借りられない場合でも前払いすれば部屋を借りられるので貯蓄がある人向けのサイト。

UR賃貸住宅の評判はやばい?住みたくないと言われるデメリットとは

イエプラ

イエプラは自宅にいながら店舗に行った時のように部屋を探してもらえるサービスです。

スーモやホームズと同じ取り扱い物件数を持ち、最新の物件情報を提供してもらえるのが最大の魅力です。

UR賃貸やビレッジハウスのように初期費用や家賃そのものが安いというわけではありませんが、通常の不動産のような消毒施工費などの無駄なオプション費用が一切かからないので初期費用が高くなることはありません。

チャットで専門スタッフとやり取り可能なのでカテゴリー分けできない細かい条件(初期費用10万円以下など)を伝えることもできます。

イエプラのホームページへ

エイブルやアパマンショップ等の物件もイエプラを通して紹介してもらうことで初期費用を少し安くすることができます。

イエプラの仲介手数料判明!口コミや評判が本当か実際に使ってみた