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一人暮らしだとお風呂に入った時に毎回浴槽を溜めるという人は少ないと思います。
ただ、シャワーのみで浴槽がない物件ってなんとなく避けてしまいがち。
今回シャワールームのみ物件が実際に不便かどうか僕の一人暮らし経験と実際に住んでいる人の意見等を集めてみました!
目次
一人暮らしはどのぐらい浴槽に浸かる?
一人暮らしをしていると実家暮らしとは違い浴槽に浸かることは滅多にありません。
一人暮らししてる人に質問。
— Ca ず ひ と (@zororon1101) October 29, 2016
お風呂(浴槽)に週何回ぐらい入りますか。
Twitter上のアンケートでも「シャワーしか浴びない」という人は全体の50%を超えています。
一方で4人に1人が「ほぼ毎日浸かっている」と回答し、次いで週1回となっています。
僕の場合、浴槽に浸かるのが好きですが、それでも3ヶ月に1回気分で~という感じです。
浴槽があるにも関わらず一度もためたことがないという方も多いと思います。
- ガス代・水道代が気になる
- わざわざお湯を溜めるのを待つのが面倒
- 溜める前や後に洗うのが面倒
- 時間がない
一人暮らしで一番気になるのはお金がかかることです。
シャワー10分+お風呂 | 都市ガス | プロパンガス |
---|---|---|
ガス代 | 約78円 | 約147円 |
水道代 | 約60円 | 約60円 |
合計 | 約138円 | 約207円 |
お風呂にお湯をためた場合は1回あたり都市ガスで約140円、プロパンガス物件の場合は200円以上かかってしまいます。
シャワーだけなら46円~69円ほどで済みます。
お湯をためること自体が面倒だからといった理由も大きいです。
「お風呂入るか~」となって、浴槽を掃除してお湯をためるまで待ってから入るってのは時間の無駄ですし、それならパパッとシャワー浴びればいいやと思ってしまいます。
追い炊き機能やお湯はり機能がある物件なら手間も省けていいですが、新築物件やちょっと家賃高めの物件でないとそういった機能はありませんからね。
シャワーのみ物件は不便なの?メリットを挙げてみた
あまり浴槽に浸からないのであれば「シャワーのみ物件でも問題ないのでは?」と思ってしまいます。
現在ユニットバス物件に住んでいる人でも今後のためにシャワールームしかない物件のメリットをいくつか挙げていきます。
家賃が相場よりも安い
シャワールームのみの物件は元々がユニットバスで、風呂トイレを別にするためにリフォームされているものも多いです。
リビングの広さや独立洗面台設置のために浴槽部分を撤廃してシャワールームにしていたりします。
設備 | 金額相場 (アパート) |
---|---|
3点ユニットバス | 約22万円 |
2点ユニットバス | 約20万円 |
風呂単体 | 約17万円 |
トイレ単体 | 約15万~20万円 |
シャワールーム | 約10万~25万円 |
総合的な価格で言えば3点ユニットバスのほうが安いですが、2点ユニットバス+トイレよりも安く設置できることが多いです。
浴槽を使わない人でも浴室なし物件は避ける傾向にあるため、需要があがらず低価格な家賃で貸し出している傾向があります。
キッチンや浴槽などの水回りに関しては設備自体にコストがかかるので、浴槽がなくなれば当然その分だけ建設費用を抑えることができるので家賃も安くなります。
部屋が広くなる
浴槽を設けていないのでお風呂場の面積が狭くなり、相対的に専有面積よりも部屋が広くなっていることがメリットの1つです。
浴槽だけでも1畳程度あるので、その部分がキッチンやリビングになったと考えると生活空間が広がるのはかなり使い勝手が良いです。
掃除の手間が省ける
一人暮らしだと浴槽には浸からずにシャワーだけという人も多いものの、使っていなくても浴槽は汚れてしまいます。
使わないのに無駄に掃除する手間がなくなることを考えるとメリットです。
シャワールームだけなら掃除も床と壁をささっとやればいいだけなのでラク。
風呂場とトイレが必ず別になる
トイレと洗面台、浴槽が一緒になっている3点ユニットと風呂・トイレ別物件がありますが、お風呂とトイレを分けると家賃は5,000円ほど変わります。
さらにお風呂とトイレが別になっている物件は専有面積の割に部屋が狭くなってしまうのがデメリットと言われています。
シャワールームのみだったら必ずトイレとお風呂場が別になりますし、浴槽の部分が部屋の広さに充てられるので快適になります。
洗面台を別に設けている物件が多い
一人暮らし用の部屋で多いのがお風呂の中に洗面台+鏡がついているよくわからない物件。
2点ユニットバス(お風呂+洗面台)と呼ばれるもので家賃が安い物件は基本的にこういった造りになっています。
ただ、正直言ってこの洗面台って利用価値が低くて邪魔になることが多く、洗面台の裏側が掃除しにくいので結果的に浴槽に浸からなくなってしまう人が多いんですよね。
2点ユニットバスになっている最大の理由はコストを削減しつつ洗面台スペースを確保するためと言われています。
一人暮らし用の物件だとスペースにも限りがあるので「だったら一緒にしてしまおう」という考えからこの2点ユニットバスが主流になりました。
シャワールームのみの物件の場合は浴槽がないので、空いたスペースに独立洗面台を配置しやすい間取りとなっています。
シャワールームに洗面台を設けるわけにもいかないけど生活する上で洗面台を取り付ける必要があるので、独立した洗面台が設けられているというわけです。
立洗面台があることで賃料が少し高くなるというデメリットもあります。
ただ、利用しにくい洗面台付きのユニットバスよりも独立洗面台のほうが何かと使い勝手は良いので住み心地も快適です。
浴槽がないデメリットってあるの?
一人暮らしをしていると浴槽がないことによるデメリットは感じにくいと思いますが、住んでみると感じられるような問題点もあります。
脱衣スペースがないことがほとんど
シャワーのみの物件だと確かに脱衣所をわざわざ設けているところは非常に少ないと思います。
リビングの一角にトイレと同じようにシャワールームが設けてあるだけなので、一人暮らしならともかく同棲するカップルだと嫌がる人はいるのかもしれません。
どんなに疲れていてもお風呂に浸かれない
一人暮らしで毎日浴槽に浸かる人なんてごく少数派だと思いますが、仕事とかでめちゃくちゃ疲れて帰ってきて「今日はお風呂に浸かりたいな~」って時もできないのがデメリット。
疲れている場合はお湯を張ったり、掃除する気力もないですし、銭湯や近くの温泉にいけばいい話なのでそこまで問題でもない気はしますね。
ただ、女性の人でダイエット目的とかで浴槽に入りたいって人にはシャワールームのみ物件は不向き。
睡眠の質をあげるにはやっぱりお風呂に浸かった方が良いということがよく言われているので、気にする人にとってはデメリットです。
実際シャワールームのみの物件で生活している人から見ると浴槽が恋しくなるそうです。
浸かれるけど使わないと浸かることができないので気持ち的にも違うのでしょう。
冬場でも身体が暖まらない
夏場はシャワーだけって人も多いと思いますが、冬場になると身体が冷えるので湯船に浸かりたくなります。
シャワールームのみとなると湯船に浸かることはできなので、寒い中で帰ってきて暖まろうとしてもずっと寒いってことになってしまいます。
実際シャワールームのみの物件に住んでいる人は冬場に浴槽がないことを少し後悔するような口コミを見かけるので、その点が耐えられるかどうかを考える必要がありそうです。
僕の場合だと寒くてもコタツがあるし冬場でもガス代を考えてお湯を張ることはほとんどしなかったので「いらない」と思いましたが、みんながみんなそういうわけでもないですからね。
特に女性は冷え性で暖房をつけても身体が暖まらなくて困る人は多そう。
シャワールームのみの物件を探すことが難しい
シャワールームのみの物件は家賃も安くて浴槽がないことを除けば好条件ですが、物件数が少ないので絞りこむこと自体がネットではほとんどできません。
物件数(全国) | |
---|---|
総物件数 | 1,510,024件 |
シャワールームのみ | 1,727件 |
バス・トイレ別 | 1,313,519件 |
不動産に行けば条件を細かく指定できるので探してもらえますが、ネットとは違い取り扱っている物件数自体が少ないため「ありません」と言われる可能性も。
シャワールームのみでいいと思っても見つけられないのでは話にならないですからね。
ホームズやスーモ等でも「シャワーのみの物件」を検索することはできません。
シャワーのみの物件よりも浴槽付きの物件のほうが需要が高く、設備として優れているためカテゴリーとして設けてくれていないんですよね。
「シャワーのみ物件」で検索しても出るのは「シャワーがついている物件」となってしまうので、当然浴槽付きの物件が出てきてしまいます。
思っている以上にシャワーのみの物件を探すのは大変。フリーワードで「シャワールーム」と検索すれば少しだけヒットする程度。
シャワールーム付きの物件を探すのであればイエプラがおすすめです。
イエプラはチャット上で条件を細かく伝えることができるので「シャワールームのみの物件を探してほしい」と一言打てば放置で条件に合う新着物件を送ってくれます。
対応エリアであれば8割~9割の物件を紹介可能な上、不動産業者しか見られない「ATBB」というサイトも閲覧可能。
家にいながら効率的に探せるので、1つ1つ自分で探したり不動産にわざわざ行く手間も省けます。
浴槽があってよかったことってある?
僕は一人暮らし歴約10年ぐらいですが、今まではなんだかんだすべて浴槽付きの物件でした。
正直、浴槽があってよかったなと思えることって10年一人暮らししていてもほとんどないんですよね。
温泉とか好きなのでたまにお湯に浸かりたくなって湯をはることはありますが、それでも月に2~3回ぐらいです。
年齢があがるにつれて凝りがひどくなるためほんとは毎日浸かりたいですが、自分一人のために湯を張るもったいなさや面倒臭さがあるのも事実です。
- いちいち掃除しなければならないこと
- お湯をはるのに水道代やガス代がかかってしまうこと
超綺麗好きで毎日隅から隅まで掃除する習慣のある人なら別ですが、お風呂掃除は結構面倒なので手を抜いている人も多いと思います。
浴槽に浸かるためにはいちいち掃除しないといけないので、それが面倒で結局たまに掃除したついでに、という程度でしか使わなくなります。
1回しか入らないし、1人なのにお湯をはるのはガス代も水道代も勿体なくてちょっとできないですね。
追い炊き機能とかもついていて綺麗な物件ならまだしも、浴槽がついているだけの物件だったらお湯に浸かっている間に冷めてきちゃいますし、使い勝手が悪いです。
風呂に浸かった方が体の疲れが取れるので、入った方がいいのはわかっているけど面倒臭さや使い勝手の悪さで結局使わないのが一人暮らしあるあるだと思います。
まとめ
- 一人暮らしでシャワーしか浴びない人は全体の約50%
- 湯を張ることの問題点は掃除の面倒臭さと料金
- 若いうちは凝りもひどくなりにくいのでお湯に浸からない人が多い
- シャワーのみ物件は浴槽分のコストがかからないので家賃が安い
一人暮らしの場合は浴槽があっても追い炊き機能、お湯張り機能がないのなら浴槽に浸かることはほとんどないのでシャワーのみの物件でも機能的には十分です。
単身のころ浴槽がある浴室でもシャワーのみで過ごしてましたのでシャワーオンリーで不便はありません。湯につかりたくなったら 銭湯や温泉へGOで充分。
参照元:知恵袋
追い焚きができない風呂釜は使うことは年に数回で、毎日湯船の湯落としすれば水道代やガス代が高くつくので使いません。
むしろ風呂とトイレが別室かどうかの方が重要事項になると思いますし、中途半端なユニットの湯船なら、シャワー専用のバスルームの方が使い勝手はいいと思います。参照元:知恵袋
実際シャワーのみ物件に住んだことのある人も総じて「浴槽は必要ない」「シャワーだけで十分」という意見です。
なんとなく浴槽があった方が良いと思う人が多いので人気は落ちますし、家賃も普通の物件よりも安い。
どうしても浴槽に浸かりたい時は銭湯に行ったり温泉に行ったりすればいいだけの話なので浴槽付きにこだわることはないと思います。
一人暮らしのお風呂って基本狭いのでお湯をためたところで窮屈ですし、それもお湯をためない理由の一つなのかも。
実際僕も今後シャワールームのみの物件に引っ越したいと思って調べていたので、個人的にはありだと思っています。