シャーメゾンの防音性の評判は?シャイド55でも足音はうるさい?

部屋探しをしていると「シャーメゾン」と記載された物件を見かけることがありますが、積水ハウスというハウスメーカーが施工しています。

今回はシャーメゾンの防音性はどの程度の評判なのか、遮音床として提供しているシャイドシステムでも足音はうるさいのか徹底調査してみました。

シャーメゾンとは

シャーメゾンはハウスメーカーである積水ハウスが施工している賃貸住宅物件のことを指します。

現在は賃貸不動産ショップである「お部屋探しマスト」と統合されているため、シャーメゾンショップでなくともお部屋探しマストに行けば物件を探すことができます。

木造や軽量鉄骨造である「プロヌーブ」や重量鉄骨造や鉄筋コンクリート造である3・4階建ての「ベレオ」など施工方式は構造によってそれぞれ異なりますが、独自の施工方式を展開しています。

全国賃貸住宅新聞が発表している「2022年管理戸数ランキング」によれば積水ハウスグループは大東建託に次いで2位となっています。

企業名管理戸数
大東建託120万2245戸
積水ハウスグループ67万4125戸
スターツグループ65万2017戸
大和リビング61万8231戸
レオパレス2156万7314戸

賃貸物件としてのイメージはそれほど強くありませんが、意外と積水ハウスで建設されている物件は多いです。

他のハウスメーカーはコスパ重視の建設が多いですが、シャーメゾンの賃貸物件は少し違った特徴があります。

シャーメゾンの特徴
  • 耐震性や耐熱性能が高い
  • 自由度が高く高級感のあるデザイン
  • 他のハウスメーカーより防音性が高い
  • 防犯対策がされている

高遮音床であるシャイドシステムも積水ハウスグループであるシャーメゾンで採用されています。

「シャイド50」「シャイド55」はいつから施工されている?

シャーメゾンはいつ建設されたかによって防音性能は大きく異なります。

特に特許を取得している「シャイド50」や「シャイド55」といった高遮音床システムは近年採用されたものとなっているため築年数の古い物件はやや防音性が低い傾向があります。

具体的には2011年からシャイド50は標準仕様となっていて、それ以降に建設された賃貸物件では床の防音性が強化されています。

同時期にシャイド55も採用されましたが、こちらはプレミアム仕様となっているため数はそれほど多くありません。

2022年段階でシャーメゾンの賃貸住宅約約250万戸のうち27万戸にシャイドシステムが採用されています。

数としてはまだまだ少ないですが、新築や築浅物件であれば防音性が通常より高い可能性が高いです。

シャーメゾンの防音性に関する評判

シャーメゾンは他のハウスメーカーと比較すると防音性が高く、口コミも良い評判のものが多くなっています。

もちろん、築年数によって使用される素材や施工方法が変わるため一概には言えませんが、入居者ファーストな視点で建設されています。

【良い口コミ・評判】

【悪い口コミ・評判】


シャーメゾンでも静かじゃないという意見はありますが、大多数は「他のハウスメーカーよりも静か」というもの。

うるさいかどうかは防音性能はもちろんですが、それ以上に隣人が騒ぐかどうかも重要となっています。

シャーメゾンの建物はクオリティが高い反面家賃もやや高めに設定されている傾向があるため、住民の質も他より良いことが影響しています。

高遮音床「シャイド」に関する評判

新築や築浅物件で採用されているシャイドシステムに関しては良い意見が多いです。

通常の物件でも建物のクオリティは高いですが、防音性をより重視しているシャイドシステムなら当然静かに感じられます。

ただし、シャイドシステムは床に対する防音となっているため、隣人との境壁に関してはそこまで期待しないほうが良いでしょう。

シャイドシステムの防音性はどの程度?

シャーメゾンに採用されているシャイドシステムがどの程度の防音性で、どの程度音が聞こえるのかを見ていきます。

床の遮音性能はJIS規格によりL値で表すことができ、値が低ければ低いほど聞こえる音も小さくなります。

シャイドシステムには標準仕様である「シャイド55」と軽量床衝撃音を4分の1程度軽減する「シャイド55軽量床衝撃音対策仕様」、業界最高水準の遮音性能である「シャイド50」があります。

どの程度の遮音性能なのかわかりにくいので、一般的な構造ごとにL値としてまとめてみました。

遮音等級建物構造音の聞こえ方
L-35日常生活で気になるような音はほぼ聞こえない
L-40鉄筋鉄骨コンクリート造防音性が高く外からの音も軽減される
L-45子供の泣き声や走り回る音は多少聞こえる
L-50鉄筋コンクリート造・シャイド50子供の泣き声や走り回る音は聞こえる
L-55シャイド55洗濯機や掃除機は少し聞こえるが気にならない
L-60重量鉄骨造足音やドアの開閉音など振動を伴う音が聞こえる
L-65軽量鉄骨造多少音量は軽減されるが生活音はほぼ聞こえる
L-70生活音はほとんど筒抜け
L-75木造生活音は筒抜けで小さな音まで聞こえる

もともとの構造は木造や鉄骨造のような本来防音性の低い構造です。

シャイド55であれば本来聞こえる軽量鉄骨造の物件の約2分の1の音量になります。

シャイド50の場合は鉄筋コンクリート造の床厚と同程度の遮音性となります。

軽量衝撃音(LL値)に関しては「シャイド55」がLL-55、「軽量床衝撃音対策仕様」と「シャイド50」はLL-45未満となっていて、遮音等級はJIS規格で特級となっています。

具体的に上階からの足音がどの程度聞こえるのかも見ていきます。

足音に関しては重量衝撃音(LH値)となり、シャイド55であれば「LH-55」程度でシャイド50は「LH-50」程度です。

音の種類音の大きさシャイド55シャイド50
大人の足音45dB小さく聞こえるかすかに聞こえる
子供の走る音65dB聞こえる聞こえる

ニュアンス的な差ですが、シャイド50のほうが当然聞こえる音も小さくなります。

大人の足音であればわずかに聞こえる程度、靴下などを履いていたり足音自体が大きくない場合はほとんど聞こえません。

一方、子供の飛び跳ねるような足音に関してはシャイド55でもシャイド50でも聞こえてしまいます。

高遮音システムといえど、上階に家族が住んでいる場合は足音がうるさいと感じられてしまう可能性が高いです。

シャーメゾンの防音性が高い理由

シャーメゾンの防音性は他のハウスメーカーよりも口コミや評判が良い傾向があります。

もちろん、中には期待していたよりもうるさかったという声があるものの、防音性が高い理由は明確にあります。

外壁からこだわっているため

シャーメゾンはどの建物もクオリティが総じて高く、最低限の基準を優先するのではなく入居者が満足することを前提として建設されています。

外壁にもこだわっており、2階建てのアパートでもSHセラミックの外壁基材に亜鉛鉄板を裏打ちし、さらにアルミ亜鉛合金メッキを施した鋼材フレームに組み込んだ「SHウォール」を採用。

3・4階の建物でも見た目も重視されたコンクリート壁である「シェル・コンクリート」を採用。

どちらも耐火性・耐久性があり外からくる騒音に対しての遮音性があります。

防音性というのはどこか1つでもかけていると想定よりも音漏れしてしまうため、実験値でいくら良くてもうるさいと感じれてしまいます。

シャーメゾンはその点こだわりが強いため、総合的な防音性も高くなるというわけです。

自由度の高い構造システムが可能なため

コストを抑えるためには隣りの部屋とほとんど同じ間取りのものを複数戸造ってしまし、最小限の土地で可能な最大限の戸数を設けるのが一番です。

ただし、こういった造りというのは無駄なスペースをとことんカットしているため防音性も総じて低くなってしまいます。

シャーメゾンの場合はフレキシブルβシステムで可変性のある天井高が採用できたり、柱の位置もある程度自由に設定できるのでオーナーの意向で仕様の変更が可能。

お隣りとの接触部分をこだわるだけでも相対的に防音性は高くなりますし、接触部分を少なくすることで音が響きにくい間取りにすることもできるというわけです。

シャイドシステムの採用

先ほど紹介したシャイドシステムは2011年以降シャーメゾンの物件に標準仕様として採用されています。

もともと防音性が低かったわけではありませんが、高遮音床を取り入れることによりさらに防音性が向上しているおかげで高い防音性が発揮できています。

特に軽量衝撃音に関しては特級レベルの防音性になっているため、軽いものを落としてしまったときの物音が聞こえてくることはありません。

こういった聞こえるか聞こえないか微妙な音をすべてカットできているのも生活ストレスは変わりますからね。

家賃が高いことにより住民の質の良さ

シャーメゾンで建設された物件はおしゃれなものが多く、賃貸物件というよりも持ち家のような綺麗さや独自性が特徴ですが、その反面家賃もやや高くなってしまっています。

ただ、家賃が高くなることにより住民の質も高くなるため夜中騒いだり、近隣の迷惑を考えないような頭のおかしい人が借りることが少なくなります。

家賃が安ければ安いほど誰でも借りることができるので、大学生だったりフリーターでも借りることができてしまいます。

家賃の高さが常識のある人のみを選別してくれているというのも相対的に静かに感じられる理由の1つです。

シャーメゾンで借りる上での注意点とコツ

シャーメゾンを借りる上で最低限注意すべき点についてまとめてみました。

築年数の古い物件は避ける

シャーメゾンで防音性の高い物件に住みたいのであればシャイドシステムを採用しているお部屋を選ぶ必要があります。

築年数の古い物件ではシャイドシステムが導入されていないため、上階からの音が気になる可能性があります。

具体的には2022年11月時点で【築10年未満】のお部屋であればシャイドシステムが導入されています。

自分で調べる際は記載があるので、物件情報をよく読みシャイド55なのかシャイド50なのかまで調べておきましょう。

隣人や上階がどんな人なのか確認する

いくら防音性が高くても騒ぐ人が隣人だったり、赤ちゃんや子供のいる家族が上階に住んでいれば足音や泣き声に悩まされる可能性は否定できません。

契約する前に隣人や上階に住んでいる人について営業マンに聞いてみましょう。

「子供がいる家庭なら騒音トラブルになりそうなので避けたい」ということをストレートに伝えれば教えてくれます。

また、一人暮らしであればファミリー向けの間取りを選ばないようにするというのも1つの手です。

初期費用は妥協が必要

シャーメゾンの物件のほとんどは敷金・礼金が最低でも1ヶ月分以上かかる上に仲介手数料等も上乗せされるため初期費用が高くなりがちです。

例えば家賃10万円の物件の場合だと50万円~60万円ほどの初期費用がかかる可能性があります。

物件のクオリティが高いので仕方ないとは言え、初期費用でこれだけの金額がかかるのは痛手です。

初期費用を抑えたい場合は敷金礼金無料物件などを選ぶのが手っ取り早いですが、シャーメゾンではほとんど扱っていないため厳しいです。

初期費用には妥協が必要。

すぐ埋まるので他の不動産と組み合わせる

シャーメゾンは高品質で防音性も高く、オシャレな物件を取り揃えているだけにニーズも高いです。

特に人気の物件は埋まりやすいため、合わせて高品質なD-roomや断熱性能の高いへーベルメゾンなども併用しながら部屋探しをすることで選択肢の幅が広がります。

シャーメゾンとD-roomはどっちがいい?防音性や住み心地を徹底比較 へーベルメゾン賃貸はうるさい?騒音はどの程度聞こえるのか徹底調査

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空室確認としてURLを送るだけというのも問い合わせしなくて良いのでラクです。

イエプラの仲介手数料判明!口コミや評判が本当か実際に使ってみた

まとめ

MEMO
  • シャーメゾンの評判はおおむね好評
  • 建物のクオリティが高くて耐火性・耐震性も高い
  • 「シャイド55」は2011年から標準仕様となっているため築年数の浅い物件がおすすめ
  • 防音性が高い反面家賃や初期費用が高いのがネック

シャーメゾンは確かに建物のクオリティが高く、どの物件でもおしゃれだったり独特な雰囲気があります。

通常の防音性はもちろん、シャイドシステムを導入して以来は高い防音性が好評となっています。

安さ重視でなくクオリティ重視の物件ばかりなので家賃は相場よりも高かったり、初期費用も満額近くかかる点が難点ですが、おしゃれな部屋に住みたい人や防音性の高さを重視したい人にとってはおすすめです。

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