内見は軽い気持ちで利用してもいい?すぐ決めない人向けの不動産サイト3選

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本気で引っ越しを考えて部屋探しを行うこともあれば、ちょっと気になるお部屋があったり軽い気持ちで内見を行いたいこともあるかと思います。

今回は『興味本気な軽い気持ちで内見してもいいのか』『借りる気がないのに内見するのはありなのか』について紹介していきます。

合わせて気軽に内見できるサイトもまとめてみましたので参考にしてみてください。

軽い気持ちで内見するのは問題ない

結論から言えば、内見はそこまで引っ越す意欲がなくても、借りる気がなくても軽い気持ちで行って問題にはなりません。

そもそも、不動産は『話を聞くだけ』『相談するだけ』といったことも対応してもらえるため、最終的に契約する義務もありません。

軽い気持ちで不動産を利用

内見したからと言って必ずしも契約する必要はなく、どんな部屋なのか見てみたい程度の気持ちでも受け入れてくれる不動産は多いです。

内見する際に「契約する前提で見たいのか」といった質問を受けることもまずありません。

不動産業者としても内見してもらうことによって興味を持ってもらい、少しでも契約してもらう気持ちにさせるのが仕事です。

ただし、不動産業者は契約してもらうことによって利益が発生するため、冷やかし目的だったり暇つぶしで利用されると困るのも事実です。

言い方次第では断られる可能性もゼロではない

どんな内見理由でさえ拒否されることはほとんどありませんが、契約する気が一切ない素振りを見せるのはおすすめしません。

引っ越し希望日が60日以降の場合、部屋探しをしても押さえておくことができないため不動産業者によっては対応せずに断られてしまうことがあります。

つまり『見るだけ』『興味本位で』という軽い気持ちで内見したいと思っていても、引っ越しする気がないのであれば同様に断られてしまう可能性もあるというわけです。

内見時には『良い物件があったら引っ越したい』ということだけは伝えておきましょう。

もちろん引っ越ししたい日に関して聞かれなければ答える必要はないので、聞かれた場合のみ返答しましょう。

内見後にしつこく営業されることもある

普通の不動産業者であれば内見した後には必ず「どうでしたか?」と条件にマッチしていたかどうか、契約する気があるかどうかの質問を行っています。

申込みが必要になれば、必要な書類の説明や契約までの流れ、さらには入居審査をしてもらう管理会社や保証会社への連絡などの業務が必要になるためです。

不動産によっては内見後もしつこく営業をかけることがあり、メールや電話で「他の物件も探せますのでぜひ活用してください」など毎日のように連絡がくることもあります。

内見後はその物件で契約するのか、それともいったん吟味したいのかその方向性を示しておく必要があります。

内見後

軽い気持ちで内見しても相手は仕事なので、その後面倒な連絡をされることがあることは考えておきましょう。

軽い気持ちで内見する際に気を付けるべきこと

契約する気があまりなくても内見するのは問題ではありませんが、最低限内見する際に押さえておくべきことや気を付けておくべきことがあります。

「引っ越す気は全くない」とは伝えないこと

担当者の営業マンにはなるべく正直に話したほうが部屋探し自体はスムーズに行きますが、すべてを正直に伝えてしまうと嫌な顔をされることもあります。

例えば「引っ越す気は全くないけど、どんな部屋の雰囲気なのか興味があったので内見したい」など細かく内見理由を話してしまうのはNG。

引っ越し時期や引っ越しについて聞かれたときは『良い物件があったら引っ越したい』『引っ越そうか迷っている』程度にとどめておきましょう。

逆に今すぐに引っ越したいと言ってしまうと、内見後も他のお部屋を紹介されたり、来店予約を取ってもらおうとしつこくされる可能性があります。

待ち合わせ場所は現地集合を指定する

内見には大きく分けて物件の前で待ち合わせる『現地集合』と店舗まで行ってから送迎してもらう『店舗待ち合わせ』があります。

店舗で待ち合わせると車で送ってもらえるといった利点はありますが、軽い気持ちで内見をしたいのであれば必ず現地集合を指定してください。

店舗待ち合わせの場合、おとり物件としてのリスクがあり、店舗についてから突然内見できないことを伝えられる場合があります。

成約済みとなり埋まってしまえば内見できないのはもちろん、店舗で他の物件を探す流れとなるため”無駄な時間を使う”羽目になります。

そこまで引っ越す意欲はなく、指定したお部屋だけを見たいのに他の物件を探すために小一時間希望の条件を伝えて時間を使うのは無駄な工程です。

現地集合であればおとり物件のリスクがなく、もし直前に成約済みになってしまった際には連絡してもらうことができます。

また、原則現地解散となるため拘束時間は内見する10分程度となり、気軽に内見を行うことができます。

現地集合不可の不動産利用は避ける

僕は色んな不動産を利用しましたが、現地集合が可能な不動産と基本NGの不動産があることがわかりました。

不動産現地集合
アパマンショップ
エイブル(直営店)
ミニミニ(直営店)
ピタットハウス
タウンハウジング

営業色が強いと言われているアパマンショップやエイブルは頑なに店舗に来させようとしてくるので基本的には店舗に待ち合わせて車で内見先まで送ってもらうという流れになります。

内見が終わると店舗にまた戻らないといけない上に物件が気に入らない場合は次の予約をさせようとするのが難点です。

内見後の断り方を用意しておく

不動産業者としては契約してもらうつもりで内見案内を行っているため、部屋の感想や遠回しに申込みを行うかどうかを聞いてくるケースが多いです。

どうやって断るのか、断り文句はある程度用意しておくことでお互いにとってもスムーズです。

内見後の断り方例
  • 『部屋のイメージが少し違ったのでもう少し他の物件も探してみます』
  • 『イメージ通りでしたが、もう少し検討させてください』
  • 正直に思った物件のネガティブな部分について伝える

言いにくい場合は遠回しでもいいので『すぐにこの物件で申込みをすることはない』ことは伝えておきましょう。

下手に契約したい感を出してしまうと、相手としても少し押せば契約してもらえそうと思うので必死になってしまいます。

『また自分で探してみるので、見つけたらその時はお願いします』など次回も利用したいことを伝えておけば、嫌な態度を取られずにスムーズに解散ができます。

軽い気持ちで内見したいならネット完結型不動産がおすすめ

アパマンショップ、エイブル、ミニミニのような大手不動産が部屋探しでは有名ですが、最近では店舗を持たないネット完結型不動産も普及してきています。

ネット完結型不動産を利用するメリットはいくつかあります。

現地集合希望の打診を行う必要がない

ネット完結型不動産では原則として現地集合&現地解散が基本となります。

わざわざ『現地集合でいいですか?』といった交渉や打診が不要となるため、簡単にアポを取り付けることができます。

しっかりと部屋探しを行いたい場合や相談したい場合には店舗に行く必要性もありますが、軽い気持ちで内見するだけであれば店舗を構えない不動産のほうが向いています。

店舗を構えている不動産とは違い、わざわざ店舗に行く必要がないため気軽な気持ちで内見を行えます。

他社サイトに掲載されている物件も紹介できることが多い

ネット完結型不動産では『レインズ』や『ATBB』といった不動産共有データベースに掲載されているすべての物件を紹介可能です。

ATBB

不動産を利用する場合は利益率の高い自社物件を優先しているため他社の物件を紹介できないこともありますが、ネット完結型不動産には自社物件があります。

仲介を行うだけの業務となるため、基本的にはスーモやホームズに掲載されている物件のURLを送るだけで内見予約を取り付けることができます。

複数の物件を内見したいときにも、1つの不動産会社でまとめて行うことができるので面倒な問い合わせも不要。

無駄なオプション代がかからない

もし軽い気持ちで『契約したい』と思った場合でもネット完結型不動産では自社商品を持たないため、初期費用が安く済むことが多いです。

初期費用には【消毒施工費】や【入居安心サポート費】などの費用が含まれています。

これらは不動産にとっては利益につながるものなので大手不動産でも何かしらのオプション代が必ず初期費用に含まれています。

正確に言えば拒否可能なものですが、あたかも強制かのように勧めてくるので断るのが苦手な人にとっては無駄な費用がかさんでしまいます。

店舗を持たないような不動産の場合はこういったオプション代を取っていることはほとんどありません。

自社商品となるため、無駄な開発費をかけるよりも確実に取れる仲介手数料等から利益をあげているためです。

つまり、店舗を持たない不動産を利用すればオプション代が最初から排除されているため初期費用を抑えることができるというわけです。

営業マンとの接触回数が少ない

店舗型の不動産と比べてネット完結型不動産は担当者との接触回数が少ないため、強引な営業に遭いにくいといったメリットがあります。

原則現地集合であり、内見中の同行はあるものの内見が終わればその場で解散となります。

申し込む場合もネット上で行われるため、家に帰ったあとでその物件を決めるかどうかの回答ができます。

店舗型では一度店舗に戻って申し込むかどうか判断しなければならず、申し込まない場合は他の物件を探したり、次回の予約をさせようと営業があります。

煩わしい営業がほとんどなく、あったとしても断りやすくて使い勝手が良いです。

内見できない物件もあるので注意しよう

軽い気持ちで内見すること自体は問題ありませんが、物件によっては『内見自体が行えない』場合があるので注意してください。

内見が行えない理由
  • 退去予定でまだ居住中
  • 先行契約のみの募集となっている
  • 建設途中の新築物件のため

退去予定物件でまだ居住中の物件では内見が行えません。

また、退去した後でも『内見せず契約してくれる人のみ』といった特殊な募集をしているお部屋もあります。

こういった募集は需要の高いお部屋に多く、大家としては内見する時間を省いてすぐに入居してほしいといった要望が隠されています。

普通に募集するよりも契約にいたるスピードが早いため、家賃収入を早く得ることができるというわけです。

内見したからといって契約する必要はないので、気軽に『内見できるかどうか』とりあえず問い合わせてみるのが大切です。

軽い気持ちで内見できるおすすめ不動産3選

内見するだけが目的であれば、それに合わせた不動産を利用しましょう。

軽い気持ちでも簡単に内見が行え、営業マンとも最低限の接触で済むような不動産を3つほど紹介していきます。

イエプラ

イエプラ

イエプラ公式ページへ

運営会社株式会社コレック
口コミ評価(google)★★★★☆(4.5)
対応エリア関東・関西
店舗数2店舗
物件数約10万件以上
仲介手数料基本賃料1ヶ月分+税(保有不動産に依存)
利用料金無料
会員登録必要
おとり物件0件
特徴自宅にいながら部屋探しができる
チャットでやり取りが可能
新着物件を手に入れられる
業者専用サイト「ATBB」が見られる
設定できない細かい条件を伝えられる

イエプラはチャットで条件を伝えると新着物件を紹介してくれるというサービスですが、毎回別々の不動産に問い合わせたりする手間がなく、不動産に行かなくても新着物件を紹介してくれるので便利です。

店舗数は少ないですが、そのおかげで基本的に現地集合&現地解散することができ、内見時間もわずか10分程度で済ませることが可能です。

関東・関西エリアの物件であれば他社物件でも持ち込み可能で取り扱ってくれるので、スーモやホームズで見つけた物件をイエプラで紹介してもらい現地集合して内見するという使い方もできます。

また、不動産業者しか見ることのできない『ATBB』もイエプラを利用すれば閲覧可能となります。

スーモやホームズに掲載されるよりも早く、新鮮な情報を家にいながら取り入れられるのがイエプラのメリットです。

イエッティ

イエッティ

イエッティ公式ページへ

運営会社株式会社ietty
口コミ評価(google)★★★★☆(3.9)
対応エリア東京23区・神奈川
対応時間10:00~22:00
物件数全物件の90%以上
仲介手数料賃料の0.5%(半額)
利用料金無料
会員登録必要
おとり物件0件
特徴自宅にいながら部屋探しができる
チャットでやり取りが可能
新着物件を手に入れられる
相場より条件の良い物件の通知機能あり
仲介手数料が安い

イエッティもイエプラと同じように部屋を自分で探すのではなく探してもらう不動産サイトです。

システム的にもほぼ同じで、同じような使い方ができますがイエッティの場合は仲介手数料半額というのが一番の強みです。

例えばアパマンショップが扱っている物件だと通常は賃料1か月分の仲介手数料がかかりますが、この物件をそのままイエッティで紹介してもられば半額にしてもらうことが可能です。

自動的に初期費用が安くなるというのは一人暮らしする人にとってはかなりの魅力。

ちなみに僕も1度イエッティで紹介してもらって契約したことがあります。

イエッティは相場より安い物件をAIで検出して定期的にメールで送ってくれるのも使っていて地味に良い点です。

ただ、イエッティの場合は自分で部屋探しができず、URLの持ち込みは可能だけど基本的には待ち姿勢になるという欠点があります。

また、対応エリアが東京近郊となるため利用できる人は限られています。

oheyago(オヘヤゴー)

oheyago公式ページへ

運営会社イタンジ株式会社
口コミ評価(google)★★★★★(4.9)
対応エリア東京都・神奈川
店舗数1軒
物件数(山手線)7,419件
仲介手数料無料~賃料1ヶ月分+税
現地集合(内見)可能
オンライン内見可能
物件の持ち込み可能
おとり物件0件
特徴仲介手数料が安い物件が多い
店舗に行かずに内見できる
しつこい営業がない
おとり物件がない
他社サイト物件も紹介可能

オヘヤゴーは他の不動産とは違い、自分のペースで内見できる【セルフ型内見サービス】を提供している不動産サイトです。

実店舗で探すというよりもスーモやホームズのようにネットで部屋探しを行い、内見予約も問い合わせることなく空いている日にちをタップするだけで良いので無駄な接触がありません。

内見は【セルフ内見】と【オンライン内見】と2つあり、セルフ内見はスタッフが同行することなく鍵だけ開けてもらい、あとは自分1人で内見するというものなので営業マンと一緒に見るのが苦手な人にもおすすめです。

オンライン内見にも対応しているのでどちから好きなほうを選ぶことができます。

仲介手数料も0円~とかなり安いのでおすすめです。

ただし物件数はそこまで多くないのと現在は東京都内しかセルフ内見できないので注意してください。

まとめ

  • 内見は軽い気持ちで行ってもOK
  • 内見後に部屋の印象について聞かれることが多い
  • 現地集合&現地解散できる不動産が内見するだけならおすすめ
  • 内見するだけなら店舗を持たないネット完結型不動産の利用がおすすめ

不動産屋にとっても内見してもらえないと申込みや契約等、利益につなげることは難しいため『とりあえず見るだけでもいいので内見を』と勧めてくることは多いです。

自分の年収に見合わないようなタワーマンションや高級賃貸住宅でも気軽に内見すること自体は可能なので、予約を取り付けましょう。

ただし、引っ越しする気が一切ないことを伝えたり、部屋を見るのが好きなだけといった理由は伝えないようにしましょう。

『いい部屋があれば引っ越しを検討したい』ことを伝えた方が担当営業マンとしても気持ちよく内見の案内が行えます。

嘘をつく必要はありませんが、冷やかしと思われないように対応することは大切です。