ハウスコムの評判はやばい？入居応援サポートやサニタリーパックは拒否できる？

ハウスコムは大東建託のグループ会社で、大東建託が建設した物件を主に取り扱っている不動産です。

駅近くに不動産店舗を構えているので見かける機会は多いものの、「ハウスコムはやばい」といった噂もあるようです。

どういった問題があるのかハウスコムの評判について利用者にアンケート調査を行ったので、その結果を紹介していきます。

ハウスコムの評判はやばい？利用者60人に聞いてみた

当サイトでハウスコムを利用した60人に対して『これから部屋探しをする人にハウスコムはおすすめできますか？』と質問したところ、全体の約81.7％はおすすめできると回答しています。

一部の利用者から『やばい』と言われていることは事実ですが、結果的に利用者のほとんどはハウスコムで部屋探しを行ったことに対して満足しているようです。

さらに細かく調べるため、ハウスコムを5段階で評価してもらったところ『普通以上』は全体の90.1％と非常に高い結果となりました。

5段階の平均値は約3.6となっています。

ネガティブな口コミは全体から見ると少数派となるので気にしなくても良いですが、『悪い』『最悪』と評価した人が約10％ほどいるのも事実です。

まずはどういった点が不満なのか、やばいと噂される理由、デメリットについて紹介していきます。

入居時に具体的な説明が欠けている

40代/男性

評価：

契約時にルームクリーニング費用が掛かるとのことで退去時だけでなく入居時にも負担させられるのかと思い確認したがなかなか質問を理解してくれなかった。

結局入居時に払うルームクリーニング費用は退却時に使うものとのこと。

敷金との違いもわからず退去時に余計にお金が差し引かれないか不安。

30代/男性

評価：

初期費用に関してこちらから質問しないと具体的な説明がなかった。

40代/女性

評価：

とにかく質問しないと答えてくれない。（例　クレカ払いだと手数料がかかる　『サニタリー・鍵 ¥37,400』『入居応援サポート ¥16,500』『火消119 ¥6,600』の説明は一切なし。

意外と多かった意見が『費用に関しての説明が不足している』というもの。

他社の不動産の口コミについても当サイトでは調査していますが、他社で説明不足という意見は見られませんでした。

入居時には重要事項説明等必要な説明はあるものの、これは契約直前に行うものとなっているため、本来であれば申込み段階で初期費用に何が含まれるのか1つ1つ説明されるものです。

今まで引っ越し経験がある人なら多少説明不足でも問題ありませんが、初めて一人暮らしする人にとっては初期費用の相場もわからなければ、その費用が必須かどうかもわかりません。

ハウスコムには自社商品である害虫駆除サービスや消火剤もあるため、説明不足はトラブルの原因となります。

初期費用の料金が高い

20代/男性

評価：

初期費用が高い。害虫駆除で4万取られそうになった。

40代/男性

評価：

キャッシュバックや手数料が割引になるキャンペーンは一切行われていなかったですし、更には追加費用もかかったので無駄なコストが気になりました。

ハウスコムでは仲介手数料や独自のサービスである『サニタリーパック』『入居応援サポート費』も含めると初期費用が高くなってしまう傾向があります。

鍵交換代、部屋の消毒、光触媒コーティング費用を合わせるとワンルームでも約5万円。

入居応援サポートサービス（16,500円）とエアコン清掃（16,500円）を加えるとオプションサービス合計は8万円程度かかることになります。

鍵交換代や消毒代は他の仲介業者でも請求してくることが多いですが、ここまで高くなることはありません。

オプションを強引に勧めてくる

30代/女性

評価：

自社で推している製品なのか、消化器のような火災の時のグッズの購入が確認もなく入っていました。

30代/男性

評価：

オプションに関する勧誘がしつこかった。

『サニタリーパック』や『入居応援サポート』はオプション代となるため基本的には任意のものですが、勧誘がしつこかったり説明なしに最初から初期費用に含まれていることがあるようです。

初期費用はもともと高いものなのである程度仕方ないですが、断るのが苦手な人は余計に高くついてしまうリスクがあります。

仲介手数料が賃料1ヶ月分かかる

20代/男性

評価：

仲介手数料が結構高く感じた。

ハウスコムでは原則として賃料1ヶ月分の仲介手数料がかかります。

仲介手数料を賃料1ヶ月に設定している不動産屋は多いものの、『ミニミニ』『エイブル』のような大手では全物件半額で紹介可能であり、最近はオンライン型不動産の登場によって仲介手数料を安くできるサービスも増えています。

家賃10万円ならそのまま10万円分かかってしまうので、礼金を抑えたとしても初期費用全体としてみるとあまり安く感じられません。

2024年3月1日 仲介手数料無料や安い不動産会社ランキング！初期費用の安い不動産はどこ？

入居中のトラブル対応が遅い

30代/女性

評価：

かなり強引に押し切られるので、気の弱い人は注意。入居してすぐにいろいろとトラブルがあったのですが、対応してもらえませんでした。

30代/男性

評価：

入居してすぐに水道のトラブルがあったが対応してもらえるまでだいぶ時間がかかり不満だった。

ハウスコムには入居応援サポートという入居時のトラブルをサポートしてくれるサービスがあります。

これ自体はどの賃貸不動産にもありますし、価格自体も平均的なものです。

ただ、実際に入居した人からは「トラブルが起こっても対応が遅い」という意見が多いですね。

繁忙期と閑散期で対応スピードは違いがあったり、人によっては『迅速に対応してもらえた』という意見もあるため、稀に対応が遅いことがある程度にとらえておいたほうが良いでしょう。

ハウスコムの基本情報

ハウスコムのホームページへ

ハウスコムは大手大東建託の出資の元に設立された会社。

簡単にいうと大東建託の子会社的な立ち位置です。

2023年10月13日 大東建託賃貸の評判はやばい？やめたほうがいいのか住んだ120人に聞いてみた

ハウスコムの店舗はフランチャイズ店を含めて全国で約200店舗あります。

エイブルの総数は700店舗、アパマンショップは1,000店舗以上あるので比較すると数は少ないですが、業界全体から見れば多いほうです。

初めてフランチャイズ展開したのは2016年と最近で、ほとんどは直営店となっています。

サニタリーパックは断れるサービス？

初期費用に含まれる『サニタリーパック』はハウスコムの自社商品であり、任意のサービスであるため断ることは可能です。

ハウスコム利用者60人に調査を行った結果、サニタリーパックを利用せずに入居した人は全体の53.3％と過半数を超えています。

この調査結果からもサニタリーパックを利用せずに契約できることがわかります。

ただ、自社商品は大きく利益につながるものとなっているため、しれっと初期費用に含まれていたり強引な勧誘をされることがあるようです。

法律上も拒否できるものとなっていますが、契約する際に『みなさんに入ってもらっています』と高圧的な態度をされて加入してしまったという利用者も多いので注意してください。

「これ外してください」と言っても営業マンは自分の給料に直結するので難色を示す場合があります。

何も言わないと初期費用に自然と含まれることがあるので『サニタリーパックはいらないです』としっかりと拒否しましょう。

⇒入居時の消毒サービスは任意で拒否できる？

消毒や光触媒コーティングはどの程度の効果がある？

施工業者の方からコメントを頂いたので抜粋しておきます。

利用者からするとしっかりとやってくれているように思えても実際は何軒も回らないといけないので1軒1軒丁寧にやっている暇はないのかもしれません。

それにしっかりやっているかどうかって入居者にもわからないですからね。

光触媒コーティングは【抗菌】【消臭】【環境浄化】に効果があるそうです。

具体的にはカビが発生しにくくなったりウイルスが発生しにくい環境になるということです。

光触媒塗料の耐久性能は15〜20年程度とされています。

参照：プロヌリ

光触媒に関して調べていたら耐久性能は思っている以上にあるみたいです。

入居時にわざわざ自分がやってもらわなくても前の入居者がコーティングしてもらっていたらその効果が続く可能性が高いということ。

害虫駆除、消毒サービスについて以前不動産の人から話を聞いたところ「正直自分でバルサン炊くのとあんまり変わらないよ」とばっさり言われました。

バルサンの効果持続時間は2週間～最大1ヶ月となっていることを踏まえると、ハウスコムの害虫駆除もベイト剤を含めてもそれほど長い期間は持ちません。

入居応援サポートがいらない場合は拒否できる？

こちらもサニタリーパックと同様拒否できるサービスです。

『ハウスコムの入居応援サポートは加入しましたか？』という質問に対して、『いいえ』と回答したのは全体の約45％となっています。

ただし、『はい』と回答したのは約37％にとどまっているため、利用していない人のほうがやや多い結果となりました。

入居応援サポートというのは24時間365日非常時にサポートしてくれるというサービスです。

普段滅多に使うことはありませんが、例えば「鍵をなくしてしまった」とか「トイレの水が詰まってしまった」といったトラブル時に駆けつけてくれるというもの。

2年住んでいて1回使うかどうかってレベルなのでなくても良いのかもしれませんが、こういったサービスは他社でも同様に提供しているので不安があるなら加入しても良いでしょう。

入居応援サポートの内容について

ハウスコムの入居応援サポートは委託しているジャパンベストレスキューシステム株式会社が運営している緊急時のサービスです。

→サービス紹介カタログページへ

緊急時はもちろん、日常的な問題への対処についてもアドバイスをもらえるので比較的安易に利用できるサービス内容となっています。

ただ、利用しなくても『管理会社』や『大家』に連絡すれば修繕対応、トラブルへの対処は行う義務があるため必ずしも必要とは言えません。

管理会社の場合は営業時間である夜18時頃までしか対応できないなど緊急時への対処が難しいため、24時間対応してもらいたいかどうかで加入を検討するのが良いでしょう。

家具のレンタルはできる？

ハウスコムは家具・家電のレンタルサービスを行っています。

ハウスコムで成約するとレンタル料金が5％OFFになりますが、それでも正直金額的には高いです。

レンタル品なので退去時には返却しなければなりません。

よくよく見てみると、安い家電であれば新品で購入しても同じぐらいの値段か、むしろ買った方が安いです。

通常、レンタル品というのは買うよりも安く借りることが出来るからいいのであって、購入の値段と変わらないのであれば損でしかありません。

「退去時にラク」という面もありますが、売却すれば手元にもっとお金は残るのでお得になることはありません。

⇒詳細ページはこちら

ハウスコムを利用するメリット

逆にハウスコムならではの魅力というのもいくつか存在します。

直営店が多いのでサービスが統一化されている

40代/男性

評価：

良かった点としては直営店のみなので接客のムラが少なく、土地勘のあるスタッフが多いので分からないことも親切な対応をしてくれたことです。

40代/男性

評価：

スタッフの方がとにかくその地域に強く、相談しやすかったのは助かりました。

ハウスコムは基本的にハウスコムの直営店が管理しているため、「ハウスコムに住みたい」という人にとってはかなり理想的。

ハウスコムはフランチャイズ展開していないおかげで本部からのマニュアル通り、どの店舗を利用しても同じように対応してくれます。

30代/男性

評価：

まず何でも早く対応してくれた事です。対応して下さった担当の方の感じも良くて接客も素晴らしいです。

満足点として最も多く挙げられていたのが『接客が親切で丁寧』という部分なので、全体的にはしっかりと対応してもらえることのほうが圧倒的に多いようです。

家賃交渉にも積極的に対応してくれた

30代/女性

評価：

対応が丁寧でほんとに無理なお願いを聞いてくれた上に家賃も最低限まで安くしてくれた。

20代/女性

評価：

2月の中旬に入居希望だったのでオーナーさんに半月分フリーレントにしてくれるよう交渉してくださって初期費用をかなり抑えることができた。

ハウスコムでは大家から直接依頼されている物件も複数所有していることもあり、家賃交渉や設備交渉にも積極的に対応してくれるようです。

少しでも要望に叶うように大家に連絡をとって交渉してくれたり、迅速に動いてくれることが利用者からも評価されています。

保証人不要プランがある

40代/男性

評価：

保証人が必要ないプランもあったので、手続きも楽で助かりました。

ハウスコムの他の仲介業者同様、保証人不要プランがあります。

その名の通り保証人を立てられない人でも部屋を借りられるプランのことで「学生」や「フリーター」、「両親が他界している」ような人にとってはありがたいシステムです。

ハウスコムが提携している主な保証会社は大東建託と同じ『ハウスリーブ』です。

ハウスリーブは独立系と呼ばれる比較的審査の緩い保証会社となっているため、過去にブラックリスト登録があったり、滞納歴がある場合でもお部屋を借りることができます。

オンライン内見ができる

最近では不動産でもIT化が進んでいてハウスコムもオンライン内見を取り入れています。

オンライン内見は家にいながら内見ができるというもので、わざわざ現地に行って内見する手間がかからないという魅力があります。

オンライン内見にはスタッフが写真を見せてただ説明するだけのものもありますが、ハウスコムの場合はしっかりと現地にスタッフが行ってその映像を見ながら内見することができるので気になる場所を重点的に見ることも可能です。

ハウスコムは割と早い段階からオンライン内見を取り入れていて以前はかなり魅力的でしたが、他者もオンライン内見を取り入れるようになってきたので魅力度としては半減しています。

地図上から部屋を探せる

ハウスコムでは新たな取り組みとして地図上に物件情報をマッピングしてくれるサービスを提供しています。

アパマンショップを利用したことのある人ならわかると思いますが、地図上にハウスコムが所有している物件がずらっと表示されるので駅からどのぐらい離れているのか、周辺環境はどんな感じなのかを立体的に捉えることができるのでかなり良いサービスです。

実際に検索してみるとこんな感じで表示されます。

部屋探しは物件の設備も重要ですが、周辺環境がどうなのか、どの場所にあるかも住む上では大切なのでこのサービスはかなり良いと思います。

例えば「大通り沿いはなるべく避ける」とか「静かそうな路地裏を選ぶ」という探し方ができるようになるわけです。

ハウスコムを利用する際の注意点やコツ

ハウスコムを利用する上で少しでも後悔するリスクを減らすためにできることや注意点についてまとめてみました。

初期費用に何が含まれているか確認する

ハウスコムの問題点として『費用の説明不足』が挙げられているため、そのまま申し込んでしまうとしれっといらないオプション代が含まれている可能性があります。

契約直前になって予算オーバーであることを知れば、また最初から部屋探しをしなければならなくなったり、後悔するリスクがあります。

何が含まれているのか、どういった内訳なのか1つ1つ確認して、わからないものがあれば積極的に質問しておきましょう。

オプションサービスはいらないならはっきりと断る

『サニタリーパック』『入居応援サポート』『消火剤』などハウスコムの自社商品であるオプションサービスは任意のものｄとなっています。

オプション自体が悪いわけではないですが、勧められたものをすべて受け入れてしまうと高くついてしまうので注意が必要です。

説明を聞いていらないと感じるなら「このサービスは外してください」とはっきりと断ることが大切です。

不要なものに数万円も払うのは後悔も大きくなってしまいます。

初期費用が安くなる不動産を併用する

ハウスコムは仲介手数料が賃料1ヶ月分かかる点やオプション代もが高くつく可能性があるのがネックな点です。

ハウスコムの物件で仲介手数料を安く抑えて、無駄なオプション代も払いたくないのであればイエプラがおすすめです。

イエプラはオンライン型不動産で、ハウスコムなど他社物件の持ち込みが可能となっています。

ハウスコムで良い物件を見つけたらイエプラにURLを送るだけで仲介手数料を無料にすることができ、オプション代が高くつくこともありません。

仲介手数料は利用者にとって無駄な費用となるため、同じ物件でも少しでも安く提供してくれる不動産を活用するとお得に部屋を借りることができます。

⇒イエプラ公式ページへ

まとめ

ハウスコムは消毒サービスや光触媒コーティングなどのオプションサービスが他社とは違う点なので、虫が嫌いで自分で対策するのが面倒という人にはおすすめできます。

その反面、サニタリーパック等によって初期費用がどうしても割高になってしまうのでとにかく安く引っ越したいという人には向きません。

全体の評価は丁寧で親切な対応をしてくれると好評なので、契約したからといって後悔することはないでしょう。

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