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不動産屋に行って相談しながらお部屋探しをするのは普通ですが、その日に良い物件が見つからなかったり、内見したけど家に帰ってから気になる点を発見してしまうことも。
今回は『何回も不動産屋に相談したり内見するのはありなのか』について解説するとともに、同じ物件を何度も内見する他の方法についても紹介していきます。
目次
不動産屋に何回も行くのは問題ない
結論から言えば、同じ不動産屋に何回も行くのはよくあることなので『相談だけ』『内見だけ』で契約しなくても利用自体は問題ありません。
賃貸サイトいえらぶが行った「お部屋探しにかけた時間はどのくらいですか」というアンケート調査によると1ヶ月以上と1週間未満の割合が最も多く、いずれも31%となっています。
何度も足を運び、ようやく条件に合致する物件を見つけられるということもあります。
不動産屋で部屋探しをしてもらったからといって必ずしもその日に自分が納得する物件が見つけられるわけではありません。
夕方以降に利用した場合、良い物件を見つけたとしても管理会社が営業終了してしまうと内見ができないこともあります。
こうなった場合、後日また改めて不動産屋に足を運ぶことになるため”何回も行く”こと自体はごく自然なことです。
不動産屋も契約してもらうことが仕事なので、いつも相談ばかりだと雑な対応になってくる可能性もあるため注意が必要です。
何回も利用する場合は『いつまでに入居したいのか』を明確に伝えておくことで、嫌な顔をされずに対応してもらえます。
同じ物件でも何度も内見可能
一度内見した物件に再度内見申込みを入れることも可能です。
一度内見したからといってすべてをしっかりと把握することは難しく、見落としていた部分について後日しっかりと確認したいこともあります。
また、学生のお部屋探しの場合、後日親に確認してもらうためにもう一度内見に行くこともごく自然なことです。
内見は手間がかかる行為ですが「もう一度よく確認したい」ことを伝えれば嫌な顔をされることはまずありません。
2回以上同じ物件の内見を申し込むのは、不動産屋にとっては契約してくれる可能性の高い客となります。
- 日当たりをちゃんと確認したい
- 寸法を測り忘れてしまったので確認したい
- ベランダを確認し忘れた
なぜもう1度内見したいのかは明確に伝えておく必要があります。
気が引けるなら不動産屋を変えてみるのも手
何度も内見をお願いしたり、相談することに気が引けるようなら不動産を変えてみましょう。
実は不動産を変えても同じ物件を紹介してもらうことが可能となっているため、違う不動産で同じ物件を何度も内見するといったことができます。
不動産店舗は不動産情報ネットワークである【レインズ】や【ATBB】といったデータベースから物件情報を引っ張ることにより、利用者に紹介することができます。
現在では賃貸募集物件の約80%以上がすべての不動産会社で取り扱い可能となっています。
約20%ほどある専任物件であれば1社のみの取り扱いとなるため他社での紹介は不可となっていますが、それ以外であればどの不動産で紹介してもらっても良いというわけです。
同じ物件でも不動産によって初期費用は変わる
家賃や敷金・礼金はどの不動産で契約しても変わりませんが、不動産独自の商品やサービスによって同じ物件でも料金が変わります。
初期費用項目 | 相場 |
---|---|
仲介手数料 | 無料~賃料1ヶ月分 |
入居安心サポート費 | なし~15,000円前後 |
消毒施工費 | なし~15,000円前後 |
仲介手数料は不動産屋のメインとなる収入源です。
アパマンショップなら賃料1ヶ月分、エイブルやミニミニなら半額といったように不動産によって設定している仲介手数料が異なります。
入居安心サポート費や消毒施工費は自社商品サービスであり、サービスとして提供していなければ料金はかかりません。
このように同じ物件でも不動産次第で初期費用にも差が出るため、不動産選びは意外と重要。
まよったら安い不動産を優先的に選びましょう。
内見回数を最小限に抑える方法
不動産屋で内見を何度も行うのは手間と時間を浪費することになります。
なるべく1回の内見で住むように準備をしておくことが大切です。
物件情報から気になるポイントを洗い出す
物件情報や写真を見て気になるポイントがあれば、内見前に洗い出しておくと効率的です。
- キッチンの広さはどのぐらいか
- デッドスペースはあるのか
- 収納はどのぐらいあるか
- 都市ガスかプロパンガスか
掲載されている写真や情報だけではわからない部分は結構あります。
写真といっても細かい部分まで載せているわけではないので内見時にチェックする必要があります。
収納の数や大きさ、キッチンの広さ、ガスコンロの有無など確認できない部分を洗い出しておくだけで効率的に内見できます。
日当たりの確認を必ず行う
日当たりの良し悪しでカビの生えやすさ、部屋の湿度も変わってくるため重要です。
雨や曇りの日では日当たりが確認できずに再度内見する必要が出てくるため、内見日はなるべく晴れの日を選ぶようにしましょう。
また、夕方や夜になってしまうと同様に日当たりを確認できません。
物件の向きや周辺に高い建物があるかどうかでも日当たりが良いかどうか判断することは可能です。
写真や動画を撮っておく
内見時には写真や動画を撮るのもOKとなっているので、あとで見返すためにも撮っておきましょう。
内見後に「キッチンの広さ」「クローゼットの広さ」など覚えていない部分も見返すことができるので、申し込むか迷ったときの参考になります。
他の物件との比較するときにも使える大事な情報となるため、記録として残しておきましょう。
部屋の寸法を細かく測っておく
自分が持っている家具や家電を配置できるか確認しておくことも重要です。
同じ6畳のお部屋でも縦横の広さは異なるため、内見時に寸法を測っておくことで入居後をイメージしやすくなります。
メジャーなどは担当営業マンが持っていることもありますが、念のため持って行ったほうが良いですね。
事前に家具の寸法も測っておくと、その日に申込みを決めるかの目安にもなるため計測してメモを取っておきましょう。
気軽に何度も利用しやすい不動産3選
何度も不動産屋に対応してもらうことに引け目を感じる場合は気軽に利用できる不動産がおすすめです。
最近では店舗にわざわざ足を運ばなくても相談や内見が行える不動産も登場しています。
イエプラ
運営会社 | 株式会社コレック |
---|---|
口コミ評価(google) | ★★★★☆(4.1) |
対応エリア | 関東・関西 |
店舗数 | 2店舗 |
物件数 | 約10万件以上 |
仲介手数料 | 基本無料 |
利用料金 | 無料 |
会員登録 | 不要 |
おとり物件 | 0件 |
特徴 | 自宅にいながら部屋探しができる LINE上でやり取りが可能 新着物件を手に入れられる 業者専用サイト「ATBB」が見られる 設定できない細かい条件を伝えられる |
イエプラは家にいながらLINE上のチャットを通じて気軽に相談ができたり、細かい条件のお部屋を探すことのできるサービスです。
対面することなくすべてチャットでのやり取りとなるため、気軽に利用できるのが強みです。
不動産に何度も足を運ばなくても迷ったときや悩んだ時にすぐに相談できます。
内見も現地集合&現地解散が基本となっているので担当者の接触時間が少なく、内見をもう一度したい場合にも利用しやすくておすすめです。
また、2024年3月から仲介手数料が無料になったことで、スーモやホームズに掲載されている物件もURLを送るだけで初期費用を大幅に削減できる使い得のサービスとなっています。
オヘヤゴー
運営会社 | イタンジ株式会社 |
---|---|
口コミ評価(google) | ★★★★★(4.9) |
対応エリア | 東京都・神奈川 |
店舗数 | 1軒 |
物件数(山手線) | 7,419件 |
仲介手数料 | 無料~賃料1ヶ月分+税 |
現地集合(内見) | 可能 |
オンライン内見 | 可能 |
物件の持ち込み | 可能 |
おとり物件 | 0件 |
特徴 | 仲介手数料が安い物件が多い 店舗に行かずに内見できる しつこい営業がない おとり物件がない 他社サイト物件も紹介可能 |
オヘヤゴーはオンライン型の部屋探しサービスです。
実店舗で探すというよりもスーモやホームズのようにネットで部屋探しを行い、内見予約も問い合わせることなく空いている日にちをタップするだけで良いので無駄な接触がありません。
内見は【セルフ内見】と【オンライン内見】と2つあり、セルフ内見はスタッフが同行することなく鍵だけ開けてもらい、あとは自分1人で内見するというものなので営業マンと一緒に見るのが苦手な人にもおすすめです。
相談には向きませんが内見のしやすさには特化していて何度も内見したい人にとって利用しやすいサービスとなっています。
イエッティ
運営会社 | 株式会社ietty |
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口コミ評価(google) | ★★★★☆(3.9) |
対応エリア | 東京23区・(埼玉・神奈川・千葉)の一部 |
対応時間 | 10:00~22:00 |
物件数 | 全物件の90%以上 |
仲介手数料 | 賃料の0.5%(半額) |
利用料金 | 無料 |
会員登録 | 必要 |
おとり物件 | 0件 |
特徴 | 自宅にいながら部屋探しができる チャットでやり取りが可能 新着物件を手に入れられる 相場より条件の良い物件の通知機能あり 仲介手数料が安い |
イエッティもイエプラと同じように部屋を自分で探すのではなく探してもらう不動産サイトです。
システム的にもほぼ同じで、同じような使い方ができますがイエッティの場合は仲介手数料半額というのが一番の強みです。
イエッティは相場より安い物件をAIで検出して定期的にメールで送ってくれるのも使っていて地味に良い点です。
難点としては対応エリアの狭さとチャットレスポンススピードがイエプラよりも遅いことです。
相談だけならイエプラのほうがおすすめですが、手数料の安さが魅力なので対応エリア内であればイエッティがおすすめ。
まとめ
- 不動産は何回行っても対応してもらえる
- 1つの物件に何度も内見するのも可能
- 同じ物件は他の不動産でも紹介可能
- 気軽に相談・内見できる不動産を利用しよう
何度も不動産を利用するのは少し気が引けますが、不動産屋の業務の1つでもあるため基本的にはしっかりと対応してもらうことができます。
ただし、いつまでも契約する素振りを見せないとだんだん雑な対応になることもあるため注意が必要です。
気が引けるようであれば他の不動産で同じ物件を紹介してもらうようにしましょう。