内見せずに契約するのは後悔する?入居中で内見できない場合の対処法

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部屋を探す時はインターネットか店舗に直接行き、候補の物件を見つけて何件か実際に内見を行って契約するものです。

ただ今の物件の退去日が近く、場合によっては内見している暇がない場合もあるでしょう。

逆に時間はあってもその物件の都合上内見できないということもあります。

実際に内見せずに賃貸契約をしてしまうのは本当に危険なのか順を追って説明していきますので参考にしてみてください。

内見せずに契約してしまうのは後悔する?

結論から言えば、内見せずに契約してしまうのは一定のリスクがあるため、住んでから後悔する可能性は十分考えられます。

SNSで1251人を対象として行ったアンケートの調査結果でも『内見せずに契約する人の割合』はわずか22.9%ほどで、約4人に3人は必ず内見してから契約しています。

世間的に見ても内見しないで契約するのは少数派です。

内見しなくてもイメージとその物件が変わらないという人のほうが多いと思いますが、イメージと違ったときのリスクはあまりにも大きすぎます。

物件の間取りや写真等を確認して気になるところは全くなく、完璧だと思えるような物件なら内見しないのもありなのかもしれません。

確かに内見してみて”想像と全く違う部屋”は見たことがありません。

内見は写真と同じか再確認するという目的や周辺環境を同時に知れること、そして情報に不備がないか確認することができます。

内見中に設備だったり家賃だったりの交渉をできるというメリットもありますし「失敗したくないならなるべく内見した方がいい」というのが個人的な見解です。

もし内見せずに契約するのであれば、物件の情報をよく見て、できることなら周辺環境は自分で足を運んで調べてからの方が失敗するリスクを減らせると思います。

内見ができない理由とは?

何度か引っ越しを経験されている方は一度はこういった内見できない部屋に当たったこともあるかと思います。

内見できない理由
  • まだ人が住んでいる退去予定の物件
  • 部屋が汚い状態で大家が断っている
  • 建設途中の新築物件
  • 管理会社が休み(限定的な理由)

完成していない新築物件や管理会社が休みで内見できないという理由もありますが、たいていは住人が住んでいて退去予定となっている物件がほとんどです。

ネットや不動産会社に出回っている物件は前の住人が退去しているかもしくは「退去予定」の場合に限られます。

退去の申告をする場合退去希望日の1ヶ月前以上という定めがあります。

1ヶ月という期間を設けることによって次の入居者をすぐさま確保し、家賃が発生しない月をなるべく避けたいという貸し手側の事情があります。

これが物件情報は出回っているのに内見できない部屋の正体です。

また、ハウスクリーニングを行っていない物件の中には内見を拒否されることもあります。

こちらの場合は内見できるケースもありますが、大家は部屋が綺麗な状態になったところを見せたがるため、ハウスクリーニングが入っていない段階では嫌がるという理由。

僕の経験上は前置きで「ハウスクリーニングがまだ入っていないので部屋は汚い状態です」と説明された上で内見できることの方が多いです。

人気物件だと内見できないこともある

退去予定の物件がいわゆる人気物件だった場合、内見自体ができない可能性があります。

これは内見しないで契約してしまう人がいるという理由もありますが、大家が「内見しないで契約してくれる人を優先する」と言っているためです。

内見しないで契約する人を優先する理由は利益を優先しているため。

大家としてはできるだけ早く家賃収入を得たいわけで、そうなると必然的に今住んでいる人が退去したらすぐに入居者が入ってくれた方が助かります。

退去予定の段階からすでに次に契約する人が決まっていれば”空き室期間をより短くすることができる”ので利益が出るのも早くなります。

内見してから契約となると、どんなに頑張っても空き室期間は1か月ほどかかってしまいますし、場合によっては埋まらない可能性もできてしまいますからね。

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内見しないで契約してしまうデメリット

内見しないで契約してしまうのは本当に危険なのかどうか。

Twitter上でも探してみると内見せずに契約してしまって「思った部屋と違う」と後悔する人が大勢いたので、どんなことで後悔するのかまとめてみました。

日当たりが思ったより悪かった

日当たりが良い物件は写真だけでも判断することができますが、部屋の写真がいつ撮られたのかわからないのが難点です。

写真上日当たりが悪くても「たまたま晴れていなかった」と判断できてしまいますし、時間帯によっては日が当たらないことは珍しくありません。

契約して入居してから日当たりが悪いことに気付いても遅いというわけです。

立地が悪かった

適当に決め過ぎて物件の場所すらしっかりと把握できていなかったという意見もあります。

駅からの時間は記載されていても、周辺環境までは自分でしっかりと調べないと後悔することになります。

壁が想像以上に薄かった

内見しても部屋の壁がどの程度厚いのかどうかを判断することは難しいです。

ただ、大通りや線路沿いなど外からの騒音が気になる立地の場合であれば、実際に内見することで部屋にどの程度音が伝わるのか体感することができます。

窓ガラスの厚さ1つで騒音の大きさは変わるので内見しないと後悔する問題の1つです。

部屋が臭い

内見時に気にする人も少ないですが、部屋ごとに匂いというのは異なります。

例えば新築物件であれば施工したばかりなので新築の香りがしますし、飲食店近くならラーメンや焼き鳥の臭いが部屋に入ってきてしまうこともあります。

日当たりの悪い物件ではカビ臭かったりと後悔しやすく内見しないと確認できない問題の1つです。

僕が実際に内見してやめた物件を挙げてみる

内見せずに部屋を決めたことはありませんが「ちょっといいな」と思う物件を内見してみてやっぱりやめた理由についてもいくつかご紹介していきます。

内見しなければわからなかった点も多く、内見せずに契約して後悔するケースとして参考にしてみてください。。

写真よりも部屋が古くて汚かった

不動産屋が掲載している室内の写真は本当によく取れていて、思った以上に見た目は良く見えます。

不動産側としても契約してもらうために頑張ってきれいな写真を撮っているので当たり前といえば当たり前です。

ただ、内見してみると思ったよりも部屋が古かったり、写真よりも部屋が狭く見えるという場合が多く、僕が内見した時もイメージと違って少し古かったので契約しませんでした。

設備不足を見落としていた

物件情報を見れば内見しなくても判断できる部分かもしれませんが、同棲用の部屋を内見した時にエアコンが1つもついていないことが判明。

内見した時にそれを指摘すると営業マンの方が大家に問い合わせてくれてエアコンを1台導入してくれるように交渉してもらえましたが、内見しないとこういった交渉もできなかった可能性があります。

内見せずに入居して「エアコンがない」というのはかなり地獄ですからね。

日当たりが悪かった

日当たりが悪い物件は「日当たりが悪い」とは書かれないので内見しないと判断できない部分の1つです。

内見した物件は隣に背の高い建物が建っているせいかほとんど日が入らないような構造になっていました。

窓から差し込む光も少なくて電気を常時つけていないと薄暗いような部屋でした。

結局この物件は家賃の安さに惹かれて契約してしまいましたが、内見しなかったら日当たりが悪いことはまずわからなかったです。

日当たりが悪いことでクローゼットにカビが生えたり、やたら虫が出現するなどのデメリットがあったので契約してしまったことを後悔しました。

お風呂が古かった

部屋はリフォームされてそこそこ綺麗な写真が並べてありましたが、その物件は築年数が古くてお風呂の写真がなかったので内見することにしました。

結果、お風呂場は昔を感じさせる造りになっていて、古臭さを感じる見た目だったので却下しました。

写真が掲載されていたとしても=安心というわけではない良い例です。

キッチンやお風呂場など写真がなくても気付かないで内見せずに契約すると後悔することになりそうです。

虫の死骸があった

長らく誰も入居していなかったためか、夏場に内見してみたところその物件はGの死骸が転がっていました。

通常はハウスクリーニングを行っているのでこういったことは稀ですが、その物件は築年数も古くてなおかつハウスクリーニング前だったため部屋も汚かったです。

虫の死骸が転がっている状態の物件をさすがに契約しようとは思わなかったです。

内見しなければ気づかなかった嫌な点なので、この物件は内見してよかったと思います。

交通量が多くてうるさかった

物件の立地まで調査すればわかることかもしれませんが、その物件は大通りの前に位置しているため、窓を閉めていても昼間の騒音が結構ひどかったので契約しませんでした。

物件によってはしっかりとした窓だったり対策ができていて騒音が気にならないこともありますが、この物件は家賃が安い低コスト物件だったので対策はできていませんでした。

音に関する問題は内見しない限り気づくことは難しいです。

実際に行ってみないと交通量がどの程度なのかわからないですからね。

内見して『騒音がひどかったのでやめます』と営業マンに伝えたら「そんなこと言われたのは初めてだよ」と嫌味を言われましたが、自分の目、自分の耳で確かめておいてよかったと思いました。

フローリングが薄かった

和室から洋室にリフォームされた物件を内見した時にフローリングがかなり残念なことがありました。

歩いてみると振動が壁や窓にまで伝わってしまって軽くジャンプすると窓が揺れるレベルの施工の酷さでした。

リフォーム代を削減した結果このような造りになってしまったと思うのですが、内見しなかったら絶対にわからない部分の1つですね。

結局家賃がものすごく安かったので1ヶ月ぐらい迷った挙句契約してしまったんですけど、日当たりが悪かったということもありわずか1年で引っ越しました。

内見せず契約する時にすべきこと

内見せずに契約する場合でもしっかりと情報収集する必要があります。

入居で失敗するリスクを減らすためには本当に良い物件なのかどうか確かめなければなりません。

写真や物件情報を細かくチェック

物件紹介のサイトなら部屋の写真というのは載せているはずです。

見るのと実際に住むのでは全然違うので写真の段階で住みにくくないかまで考えてみてください。

写真でわかる情報は限られていますが間取りからデッドスペースやキッチン、風呂場の水回り部分をチェックすることは可能です。

防音性は木造なのか鉄骨造なのかコンクリートなのか物件の情報を見るだけである程度判断可能。

築年数が古かったり1階は虫が出やすい傾向があります。

写真が全然載っていなかったりすることって結構多いので、その場合は物件名で検索してみてください。

物件の情報は他の不動産でも掲載されており、例えばアパマンショップは写真を載せていないのにミニミニだと多くの写真を掲載しているってことが良くあります。

同じ物件でも写真の写り方で見え方は変わるので1つのサイトだけじゃなくて他のサイトでもイメージと同じがチェックしてみましょう。

実際に物件の周りを歩いてみる

内見できないのであればせめて物件まで直接自分で行って歩いてみることをおすすめします。

これで日当たりが良いか悪いかは確実に判断できます。

また、実際に歩いてみることで騒音がどの程度なのかもチェックすることができます。例えば大通りからすぐに入った路地裏だからあまり音は気にならないとか、思っている以上に交通量が多いとかもわかります。

駅からの距離も自分で歩いた方が正確ですし、コンビニやスーパーが近いかどうかも確認することができます。

こういった情報はグーグルマップでも調べることは可能ですが、日当たりや街灯の量なんかは実際に見ないとわからない部分なので内見できないからこそチェックすべき。

前の入居者が何年住んだのか聞く

これ結構重要。その物件が想像と同じなのか思っている物件と違うのかは住んでみないとわからない部分もあります。

前の入居者が長く住んでいたのであれば問題がない物件、もしくは妥協できる問題ということになるので内見しなくても失敗のリスクは低いです。

逆に3か月とか半年ぐらいで引っ越したということになれば物件が想像と違って住み続けることにストレスを感じていた可能性が高くなります。

前任者がどのぐらい住んでいたのかは営業マンに聞けば教えてくれます。内見せずに契約するリスクを少しでも減らすにはこういう些細な情報を大切にしましょう。

どうしても内見したいときの4つの手段

本来入居中であれば断念すべきですが、なんとかして見たいという方のために3つほどその手段を紹介します。

同じ物件で他の部屋は空いていないか聞いてみる

その部屋を見ることは無理でも、間取りが同じ、もしくは若干異なった同じ物件の部屋を見ることが出来るかもしれません。

見ることによって部屋の雰囲気を確認することができますし、防音性などは物件ごとなので十分チェックをすることは可能です。

契約前に内見できないか交渉する

もし「ハウスクリーニングができていない」とか貸主側の都合上内見できないのであれば、申し込みをして審査が通った後で内見することができないか交渉してみましょう。

時間の都合上内見できないのであればとりあえず物件を抑えておいて契約前に確認という意味を込めて内見したい旨を伝えましょう。

契約前であれば内見してキャンセルすることも問題ありませんし、内見しないで契約するというのは正常ではないことを貸主側も理解しているので交渉に応じてくれる可能性は高いです。

契約直前の内見は「ほぼほぼ契約するのは確定だけど一応どんな感じなのか確認したい」という契約前提で内見したいことを伝えたほうが了承してもらいやすいです。

入居中の住人に直接交渉してみる

これは本当に最終手段ではありますが、自ら入居中の方を訪問して中を見せてもらえないか交渉してしまうという荒業。

なかなか難易度は高いですが、これも交渉次第では内見することは可能です。

しかも、現在入居中の方に「この物件はどんな問題があるか」を聞くことが出来るのがでかいですね。

例えば「上の階の人の足音がやたら聞こえてくる」とか「隣りの人が夜騒いでいてうるさい」など生の声を聞くことができるかもしれません。

出来る方は限られますが、どうしても気になる方は試してみてはいかがでしょうか。

オンライン内見する

「遠すぎて内見にいける距離じゃない」「忙しくて内見する時間が取れない」というのであればオンライン内見がおすすめです。

オンライン内見とは自分の代わりに現地にスタッフが派遣され、ビデオ通話により部屋の様子を確認できるというもの。

「騒音はどの程度聞こえるのか」や「日当たりはどうか」といった疑問も投げかければスタッフが答えてくれるので無駄な時間を使わずに内見できます。

IH化が進んでいるおかげで大手不動産でも取り入れられているのでどうしても気になった物件であればオンライン内見してみましょう。

個人的におすすめの不動産会社も併せて紹介します。

イエプラ

イエプラのホームページへ

運営会社株式会社コレック
口コミ評価(google)★★★★☆(4.5)
対応エリア関東・関西
店舗数2店舗
物件数約10万件以上
仲介手数料基本賃料1ヶ月分+税(保有不動産に依存)
利用料金無料
会員登録必要
おとり物件0件
特徴自宅にいながら部屋探しができる
チャットでやり取りが可能
新着物件を手に入れられる
業者専用サイト「ATBB」が見られる
設定できない細かい条件を伝えられる

イエプラは自分で物件を探すのではなく、賃貸専門スタッフに物件を探してもらうサービスです。

例えば部屋を探している人が不動産店舗に直接行って、仲介業者に条件に合う物件を探してもらうようなことが自宅にいながらすべてネットで受けられるサービスだと思ってもらえるとわかりやすいかと思います。

他の不動産の物件も紹介可能で、URLを送るだけといった簡単な操作で空室確認ができますし、オンライン内見にも対応しています。

対応エリア内ならほぼすべての物件が紹介できるのが強みです。

イエプラの評判は悪い?仲介手数料は?利用者の口コミを徹底調査

オヘヤゴー

oheyago公式ページへ

運営会社イタンジ株式会社
口コミ評価(google)★★★★★(4.9)
対応エリア東京都・神奈川
店舗数1軒
物件数(山手線)7,419件
仲介手数料無料~賃料1ヶ月分+税
現地集合(内見)可能
オンライン内見可能
物件の持ち込み可能
おとり物件0件
特徴仲介手数料が安い物件が多い
店舗に行かずに内見できる
しつこい営業がない
おとり物件がない
他社サイト物件も紹介可能

オヘヤゴーは他の不動産とは違い、自分のペースで内見できる【セルフ型内見サービス】を提供している不動産サイトです。

内見可能な物件は最初から表示されていて、居酒屋を予約するときのようにカレンダー機能を使って空いている日を予約するだけなので無駄なやり取りも必要ありません。

オンライン内見も同様に予約日時を決定して、あとはメールで送られてくるURLを時間になったらクリックするだけなので超シンプルです。

オヘヤゴーの評判は良い?セルフ内見してわかったメリットとデメリット

内見できない時の対策:仮押さえしてしまう

不動産業界には”仮押さえ”という用語があります。仮押さえというのはその名の通り物件を押さえておくことです。

通常、賃貸物件は申し込みが入った時点で募集にストップをかけなければならなくなるので、契約うんぬんは取りあえず置いといて申し込みしてしまおうというやり方。

申し込み→審査→契約という流れになりますが、契約をしなければ途中でキャンセルも可能なので、人気物件とか他の人に取られたくないような物件は仮押さえをしておくべきです。

退去予定の物件なら仮押さえしておいて退去したら「契約前に内見がしたい」と伝えておけばいいだけです。

人気物件で内見できない物件もこのやり方なら内見してから安心して契約することができます。

もちろん仮押さえするためには親身になってくれたり協力的な不動産の営業マンが必要です。

まとめ

MEMO
  • 内見せずに契約するのは少数派
  • ワンルームや1Kなどの狭い部屋はイメージと異なることは少ない
  • 騒音問題や日当たりは内見しないと確認できない
  • どうしても内見したい場合は契約前に交渉して内見すべき

内見せずに契約して後悔する人もいるので、イメージとあまり変わらない可能性が高いといっても内見は一応しておくべきです。

どうしても無理な場合は同じ建物の同じ間取りの他の物件を内見できないか交渉したり、契約前に内見させてもらえないか交渉してみましょう。

経験上は内装とイメージがそこまで異っていたことって少ないですが、賃貸物件は何年も住む自分のお城なので確認して損をすることはありません。

内見できる時間は夜何時まで?おすすめの時間帯を徹底解説

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