僕が部屋を探す時は最低でも引っ越しの2ヶ月前からですが、全ての人が余裕を持って部屋探しが出来るわけではありません。
例えば忙しすぎて時間が取れなかったり、急な転勤で引っ越しを余技なくされたり、同棲していて別れてしまった・・・などなど理由は様々。
本当は最低でも2週間以上はないと部屋の契約は出来ませんが今回は時間がない人のために1週間以内に部屋を借りる方法について僕の持てる知識をフル活用してご紹介していきたいと思います。
前置きはこの辺にしておき、さっそく見ていきましょう。
通常は部屋を借りるまでに2週間前後かかる
普通に何も考えずに部屋を借りようと思った場合はだいたい1週間~2週間前後かかると言われています。
とんとん拍子で行けば1週間以内に借りれることも稀にありますが、基本的には2週間近くかかります。
部屋探しから実際に入居するまでの流れをまとめてみました。
項目 | 日数 |
---|---|
部屋探し | 1日 |
内見&申し込み | 1日 |
審査 | 3日~7日間 |
重要事項説明 | 1日 |
契約 | 1日 |
初期費用の入金 | 1日 |
鍵渡し | 1日 |
入居(合計日数) | 9日~13日 |
どの項目もたいていは1日で済みますし、場合によってはすぐに契約&入金したりしてスムーズに鍵渡しまで行くこともありますが、審査だけはどうしても時間がかかってしまいます。
契約書類に関しても審査が終わってから作成する場合もあるので時間がかかってしまうこともあるので、普通に部屋を借りると1週間以内というのはかなり厳しいことがわかります。
ちなみに一番時間がかかるのが部屋探しだと言われています。1ヶ月ぐらいかけて条件に合う物件を探す人もいるぐらいです。
1週間以内に部屋を借りる方法
「即日入居可物件」を選ぶ
物件には「即日入居可物件」と「退去予定物件」があります。
退去予定物件というのはその名の通り現在人が住んでいて決められた期日までに退去する予定の物件のことです。
当然人が住んでいる間は自分が入居することはできませんし、退去した後は必ずクリーニングや鍵交換業者が入るので実際に入居するまでに1か月程度かかることもあります。
即日入居可物件は本当にすぐに入居できるわけではありませんが”審査や契約が終わればすぐに入居できる物件”のことです。
契約するためには書類をそろえる必要があったり家賃が払っていけるのか審査が入るので当日や翌日入居できるわけではありませんが、賃貸物件の中では最短で入居できます。
いますぐにでも部屋を借りたいのであれば即日入居可物件に絞って部屋を探しましょう。
予め物件の候補を決めておく
とにかく時間がないということなので、内見にはその日、あるいは次の日までにたどりつかなければなりません。
店舗に直接行かなくても物件情報はネットでいくらでも探すことが出来ます。
これはスーモやホームズが部屋探しサイトとして無難です。
物件数も多く、色んな仲介業者が管理している物件を一括で見ることができるのでおすすめ。
あとは店舗に行かなくてもイエプラやiettyなどネットで条件に合う部屋をスタッフが無料で探してくれるサービスを使うのもありですね。
イエプラやイエッティは店舗を持たないので不動産で足止めを食ったり、不動産側にとって利益が良い物件ばかり紹介してくるということもないのでいい部屋を見つけたいという人や時間がない人にはかなりおすすめです。
自分で探していい物件を見つけたらイエプラのチャット画面でURLを送信するだけで空き室確認もできます。ネット上の物件情報は少し遅いのでこの空き室確認をすぐに出来るというのがめっちゃ重要です。
そこまで条件がないのであればなるべく家賃は低い方が良いです。
理由は単純に審査が通りやすいから。
あとは人気のなさそうな物件を選ぶと良いですが、さすがに人気があるかどうかは長く物件情報を見ていないとわかりません。
人気のない物件に住むというのも嫌ですからね。
希望に合いそうな物件は最低3つは選んでおいてください。
先に成約が決まっている場合もあるので内見したいと思ってもできない場合があります。
実際1週間以内に住めるかどうかはこの物件選びにほとんどかかっていると思ってください。それほど重要です。
問い合わせは前日の夜か当日の朝に済ませる
たいていの人は内見してから申し込みをしますが、内見できる時間というのは限られています。
不動産が営業していて、なおかつ管理会社が営業している時間内しか内見することはできないので夕方だったり夜遅ければ内見は次の日になってしまいます。
これを防ぐためには良い物件を見つけたら即問い合わせを行いましょう。
前日の夜か内見したい日の午前中には問い合わせを済ませておかないと1週間以内に部屋を借りるのは難しくなります。
内見は絶対に必要なものでもありませんが、さすがに部屋を見学しないと失敗するリスクも高くなるのでこれは惜しまずやっておきましょう。

年収に十分見合う物件を選ぶ
冒頭でも言ったように一番かかるのは審査ですが、審査がすぐに通る人とそうでない人は条件に見合っているかどうかで変わります。
【審査が通る収入の目安】
家賃 | 適正収入(手取り月収) | 適正収入(年収) |
---|---|---|
4万円 | 12万円 | 144万円 |
5万円 | 15万円 | 180万円 |
6万円 | 18万円 | 216万円 |
7万円 | 21万円 | 252万円 |
8万円 | 24万円 | 288万円 |
9万円 | 27万円 | 324万円 |
もちろん入居したら長く住む場所になるので適当に決めるべきではないですが、とにかく早く入居したい場合は自分の年収に家賃が見合っているのか考えましょう。
この目安よりも家賃が安い物件なら審査も通りやすくなります。
また、審査は家賃75,000円前後から厳しさが変わると言われているのでそれを基準に考えるのも1つの手。
本当に早ければ1日~2日で審査を通すことも可能です。
あらかじめ書類をそろえておく
内見した後に良いと思った物件を見つけたら申込書を書いていくことになります。
賃貸物件には必ず審査というものがあります。
その人がちゃんと家賃を払えるかどうかを見極めるために大家側が審査します。
その時に連帯保証人等を記入することもあったり、源泉徴収票が必要な場合もあるので事前に準備しておいてください。
そうしないとまた後日・・・ということになるので非常に時間のロスになります。
- 自分が今住んでいる住所
- 親の年齢
- 親の職業
- 親が勤めている会社の住所
- 親の年収
- 実家の電話番号
自分のことに関してはすぐに書けると思いますが、連帯保証人を親に設定した場合は親の情報が必要となります。
職業を知っていても年収や会社の住所までは把握していない人も多いと思うので事前に聞いてメモを取っておきましょう。
申込書を記入してから審査が通るまで最短でも3日ぐらいです。
内見→審査はその日に行えるようにちゃんと準備しておきましょう。
営業マンに「なるべく早く入居したい」ことを伝える
審査が通れば連絡が来ますが、審査がどのぐらいかかるのか不確定ですので厄介です。
出来れば内見時に営業マンの方に「最短で引っ越したい」ということを伝えておきましょう。
仲介業者の方もその人がすぐに引っ越するとわかっていれば事前に書類作成を行ってくれるので話がスムーズに進みます。
また、即入居というのは仲介業者にとっても大家にとっても嬉しいことなので頑張ってくれます。
審査が通るとさらに必要なものを揃えて、不動産に行き、契約をすることになります。
最短であれば審査が通った次の日ぐらいには契約することができます。
契約日=入居日となるのでここまで来ればあとは引っ越すだけです。
すぐに初期費用を振り込む
初期費用は振り込み式で指定した口座に自分で入金します。
管理会社は入金を確認できたあとに鍵を仲介業者に渡すわけですが、入金が遅れれば遅れるほど鍵の引き渡しも遅くなってしまいます。
また、入金した時間が遅いと確認するのも翌日以降となってしまうので午前中や午後の早い時間帯には入金を済ませておきましょう。
早く振り込めば確認してもらうのも早めることができるためスムーズに入居までこぎつけることができます。
不動産は基本的に水曜日は休み
水曜日というのは契約が水に流れるという意味合いがあるので特に不動産業界では嫌われています。
基本的に不動産が水曜日を定休日にしているのもこのため。
なので水曜日に内見をしようと思っても出来ないので注意しておきましょう。
ただ、1~3月の繁忙期だと忙しいため水曜日でも営業している不動産は多くなります。
僕も部屋を探す時に「あ、次の日水曜日だから内見できない」となることが多々ありましたので参考までに。
入居が間に合わなそうな時の対処法
すぐにでも部屋を借りないといけない状況でも書類や審査、契約にはどうしても時間がかかってしまうので場合によっては間に合わない可能性も出てきます。
入居までの期日に間に合わなそうな時の対処法についてもまとめてみました。
大家や管理会社に相談する
現在部屋を借りていて退去期日に間に合わないと思ったら取りあえず退去する予定の管理会社に連絡をしてみましょう。
通常は1ヶ月以上前に退去することを連絡することで次の入居者を募集します。
すでに入居者が決まっている場合でも退去した瞬間すぐに入居できるわけではなく、そこからハウスクリーニング等を行うので実際に次の人が入居するまでにはある程度時間があります。
これは管理会社にもよりますが、融通が利くところであれば退去日をずらしてくれる可能性があります。
また新たに退去の書類作成をしたり立ち合い日の調整も行わなければならなくなってしまうので最悪の場合は仮に退去日を遅らせてもらえたとしても新たに家賃が1か月分かかることもあります。
日割り家賃で済むこともありますがこればかりは管理会社次第です。
無理かどうかの確認という意味でもまずは連絡をしてみましょう。
引っ越し業者の預かりサービスを利用する
荷造りはできているけど新居が決まっていない場合は引っ越し業者の荷物預かりサービスを利用するのも手です。
退去日と入居日をうまく調節できずに失敗する人って結構いますし、都合が合わずに荷物をすぐに運ばないとならないという人もいるので最近の引っ越し業者は一時的に荷物を預かってくれます。
当社では搬入先のご住所とお預かりする期間が決まっている場合に限り、ご家財の一時預かりサービスを承っております。
ご希望期間当社にてお荷物をお預かりし、改めてご転居先にお届けいたします。
基本的にお荷物のお預かりには保管料をいただいております。参照:アート引っ越しセンター
相場は1ヶ月で15,000円~20,000円ほど。
1日あたりだとだいたい2,000円前後が相場と言われています。これは荷物の料や利用する引っ越し業者に結構左右されるのであくまで目安として見てください。
引っ越し業者のサービスを使うとそのまま預かった後に引っ越し先に届けてくれるというのが利点ですね。
ただし「自力で引っ越ししたい」という人にとっては利用できないサービス。
レンタル倉庫(トランクルーム)を借りる
自力で引っ越し作業をしたい人におすすめなのがレンタル倉庫です。
レンタル倉庫はその名の通り一時的に自分の荷物をコンテナに預けるサービスで、割とどこの地域にもあるので「いったん退去した物件の近くに預ける」という選択もできますし「どうせなら新居の近くに預ける」ということも可能です。
月額料金相場は8,000円~20,000円ほど。場所によって結構値段が変わるのとトランクルームの種類によっても値段は変わります。
トランクルームの場合は利用にあたって初期費用がかかることがほとんどなので1日~2日程度借りたいという人は正直あまり向きません。
どちらかというとものすごい安い賃貸物件のような感覚に近いので数日単位で貸し出してくれていることがほとんどなく、契約も1ヶ月単位となってしまいます。
「まだ入居先が決まっていない」人にとっては良いサービスだと思います。
シェアハウスを借りる
シェアハウスは通常の賃貸物件よりも審査が簡易的なのでとりあえず早く入居したいだけなら視野に入れてみてください。
通常は審査に3日以上かかることがざらにありますが、シェアハウスの審査は直接面談をして人柄を重視します。
初期費用も賃料も安くて審査もかなり緩いため一時的に部屋を借りたい人にはおすすめです。

マンスリーマンションを借りる
マンスリーマンションというのは家賃を前払いすることによって決められた期日まで住むことができる物件のことです。
特別な審査はなく、払う期間の資金さえあればすぐにでも入居することができるのでシェアハウスと同様一時しのぎで借りるという手もあります。
ただしマンスリー物件は家具家電が備え付けられているためすでに一人暮らしをしている人は家具家電が重複する可能性があります。

まとめ
- 物件の候補は多く持っておくべし
- 基本的に水曜日は不動産が休みなので内見できない
- 内見時にはあらかじめ必要な書類等を持っていくべし
- いつまでに部屋を借りたいのか営業マンに伝えておくと効率的
- 時間がかかるのは物件探しと審査
- 審査は最短で3日、長いと1週間かかる
- 審査は家賃が低いほうが緩いので早く通りやすい
基本的な部屋探しとそこまで違いはありませんが、何も考えなしに店舗に行くのは辞めた方が良いです。
良い物件は探しにくいですし、非効率的です。
事前に候補を決めておいて問い合わせて内見するのがベストですね。
必要な書類は事前に全て準備しておくとスムーズに部屋を借りることができます。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
少しでも参考になれば幸いです。
