コンクリート打ちっぱなし物件の防音性は高い?ゴキブリは出にくい?

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コンクリート打ちっぱなし物件と言えば、オシャレな雰囲気もあり防音性も高いイメージがありますが本当はどうなのか気になる人も多いのではないでしょうか?

今回はコンクリート打ちっぱなし物件の防音性はどの程度なのか、住んでみた人の意見を参考にしながら実際に響く音量について紹介していきます!

コンクリート打ちっぱなし物件の防音性はどの程度?

結論から言えばコンクリート打ちっぱなし物件は通常のRC造マンションよりもはるかに防音性は高いです。

構造壁の厚さ防音評価
木造130mm~145mm
軽量鉄骨造100mm~125mm
重量鉄骨造125mm~150mm
鉄筋コンクリート造(通常)120mm~180mm
コンクリート打ちっぱなし150mm~320mm
※スクロールできます

遮音性は床の重量衝撃音L値と内壁の防音性D値で示すことができます。

床の重量衝撃音(L値)

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これは日本建築学会が調査した建物の遮音性と等級の関係性です。

遮音等級建物構造音の聞こえ方
L-35 日常生活で気になるような音はほぼ聞こえない
L-40鉄筋鉄骨コンクリート造防音性が高く外からの音も軽減される
L-45 子供の泣き声や走り回る音は多少聞こえる
L-50鉄筋コンクリート造子供の泣き声や走る音は聞こえる
L-55 洗濯機や掃除機は少し聞こえるが気にならない
L-60重量鉄骨造足音やドアの開閉音など振動を伴う音が聞こえる
L-65軽量鉄骨造多少音量は軽減されるが生活音はほぼ聞こえる
L-70 生活音はほとんど筒抜け
L-75木造生活音は筒抜けで小さな音まで聞こえる

コンクリート打ちっぱなし物件は鉄筋コンクリート造以上にあたるため、遮音等級としてはかなり高い部類に入ります。

子供の走る音はドタドタとした重低音になるため上の階の足音はやや聞こえてしまいますが、スラブ厚も標準以上となっている可能性が高いです。

内壁の防音性(D値)

壁の遮音性能は透過損失を評価する数値のD(もしくはDr)で表すことができます。

L値とは違い、D値は高ければ高いほど防音性能も高くなります。

透過損失とは音が通り抜けたときに遮音してくれるdb(デシベル数)のことで、例えばD-40の壁に50dbの音がぶつかると、隣に聞こえる音は50-40=10dbとなります。

透過損失

コンクリート打ちっぱなしのD値はRC造の中でも高い性能を持っています。

RC造の施工方式界壁の厚さ内壁遮音性能
石膏ボード壁120mm~150mm45~50dB
GL工法150mm前後45~50dB
打ちっぱなし150mm~200mm50~60dB
打ちっぱなし+(PC板)240mm~320mm65~70dB

RC造といっても内壁の構造は異なり、物件によってはコンクリートそのものが使われていないことも珍しくありません。

遮音性能にブレが生じるのは物件によって内壁の厚さが異なるため。

打ちっぱなしの場合はコンクリートが使われていることが見た目でわかるため、ある程度の防音性が保証されているという安心感があります。

コンクリート打ちっぱなし物件に使われる2つの界壁の構造についてさらに深堀りしていきます。

コンクリート打ちっぱなし

コンクリート打ちっぱなし

コンクリート打ちっぱなし物件の場合は石膏ボードを使わず表面をざらざらを均一に慣らす工程が入ります。

コンクリートの表面はもともとざらざらしているのでキレイに仕上げるにはコストも高く、石膏ボードを噛ませるGL工法が主流ですが、実際は打ちっぱなし物件のほうが防音性は高くなります。

叩いても太鼓現象が起こらないので壁ドンをしたところで隣人に音が響くこともありません。

最低値であるD-50の内壁で音の種類ごとにどのように聞こえているのかを表したものがこちら。

音の種類音の大きさ透過損失後聞こえ方
ドアの開閉音75dB25dBほとんど聞こえない
子供の走る音65dB15dB聞こえない
掃除機70dB20dBほとんど聞こえない
洗濯機の音70dB20dBほとんど聞こえない
テレビ(中)60dB10dB聞こえない
いびき(大)80dB30dB小さく聞こえる
大人の足音45dB0dB全く聞こえない
話し声60dB10dB聞こえない
笑い声80dB30dB小さく聞こえる

防音性の高い鉄筋コンクリートであれば突発的な騒音や重低音でない限り、日常生活レベルの音はほとんど聞こえません。

子供も走る音も隣室であればほとんど聞こえません。(上下の場合は別)

通常の物件の場合素人目では壁にコンクリートが使われいるかどうか確認することができないので、住んでから「隣人がうるさい」と悩むことになる可能性も十分に考えられます。

「防音性の高い物件に住みたい」と思っているならコンクリート打ちっぱなし物件が確実というわけです。

打ちっぱなし+PC板

鉄筋コンクリートだけでなく、さらにPC板を挟み込んだ施工方法です。

PC板は「プレキャストコンクリート板」と呼ばれるもので、工場であらかじめ型を製造しているコンクリート製の板のことです。

通常は現場でコンクリートを流し込むのに対して、PC板は大量に安定した品質を確保できるので打ちっぱなし物件にもよく採用されています。

PC板単体になっている物件の場合は打ちっぱなし物件と防音性は変わりませんが、コンクリート壁+PC板の場合はより防音性能が高くなっています。

D-65での聞こえ方の表がこちら。

音の種類音の大きさ透過損失後聞こえ方
ドアの開閉音75dB10dBほとんど聞こえない
子供の走る音65dB0dB聞こえない
掃除機70dB5dB聞こえない
洗濯機の音70dB5dB聞こえない
テレビ(中)60dB0dB全く聞こえない
いびき(大)80dB15dBほとんど聞こえない
大人の足音45dB0dB全く聞こえない
話し声60dB0dB全く聞こえない
笑い声80dB15dBほとんど聞こえない

日常生活におけるあらゆる音がほとんど遮音されるため、快適に過ごすことができます。

家賃も相場より高くなりますが、低音から高音までを遮ることができるので楽器可となっていることが多いです。

コンクリート打ちっぱなし物件のメリット

コンクリート打ちっぱなしの物件にはどんなメリットがあるのか見ていきます。

部屋がオシャレに見える

おしゃれな物件

打ちっぱなしの物件はデザイナーズとなっていることが多く、家具を適当に配置してもオシャレに見えるのが特徴です。

少し家具を揃えればそれだけでセンスのある部屋を作れますし、友達を呼んで自慢することも可能。

一般的な一人暮らしの部屋だとある程度すっきりした空間を作ることはできますが、おしゃれにするにはセンスの有無に関わってきます。

「誰でも簡単に部屋をおしゃれにすることが可能」というのはかなり魅力的です。

こういった物件は部屋だけでなくトイレやお風呂部分も少しこだわっていることが多いので全体的にデザイン性が高いのが特徴。

防音性が高い

コンクリート打ちっぱなし物件は鉄筋コンクリート造の中でも防音性が高い部類に入ります。

通常の物件でも防音性が高い部屋はいくらでもありますが、ゼロ距離からの壁ドンやひじや家具が壁にぶつかってしまったときの衝撃音というのは吸収できずに隣人に響いてしまいます。

打ちっぱなし物件の場合は鉄筋コンクリートがむき出しの状態となっているので音が波紋状に広がらずに遮音されるおかげでこういった不意の壁ドンは一切ありません。

また防音性は壁のイメージが強いですが、床の厚さや素材というのも大切になってきます。

鉄筋コンクリートマンションでも最低限の壁の厚さや床の厚さ、響く素材を使用していれば防音性の低い物件になりえますし、その逆もしかり。

打ちっぱなし物件の場合は通常の鉄筋コンクリートマンションに比べて壁と床が厚くなっている傾向があります。

打ちっぱなし物件というだけでほぼ間違いなく遮音性、防音性が高いのでハズレを引きにくいという点が最大の魅力です。

賃貸物件は住んでからしかわからない部分が多いので見た目で確認できる点はやっぱり安心感があります。

柱がないので空間が広く使える

木造住宅の場合は天井を支えるために柱が必要になります。

一定間隔で柱が必要になるので賃貸物件はどれも同じような構造をしていて、広さにも限界があるわけです。

コンクリート打ちっぱなしの物件はコンクリートの強度が高く、柱が不要なので1つの空間だけ広くしたり間取りも自由に造ることが可能になります。

コンクリート打ちっぱなし物件が他の物件と違う間取りでオシャレになっているのはこの柱の有無も大きく影響しています。

デザイナーズ物件と言われる部屋がコンクリート打ちっぱなしが多いのもこういった間取りの自由度の高さがあるため。

耐震性や耐火性に優れている

普段はあまり気にしない部分ですが、コンクリート打ちっぱなしは耐火性に優れていて多少火が壁にかかったところで燃えることはありません。

耐久テストでは2時間以上も耐えられることが証明されているので、キッチンやタバコの火が部屋一面に燃え広がったり、隣人が火災を起こして自分の部屋まで燃えてしまうということも滅多にありません。

耐震性にも優れていて崩れにくいのも特徴の1つです。

日本は地震大国なので、いざという時に安心感があるのがメリットの1つとして挙げられます。

うっかり壁を傷つけてしまうことがない

賃貸物件で怖いのが退去の際のハウスクリーニング代。

部屋に傷があったり汚れが多くなればなるほど修繕するための退去費というのは高くなってしまいます。

壁を傷つけないように生活をしていても引っ越し作業の時に家具を壁にぶつけてしまって穴があいたり、肘がぶつかってくぼみができてしまうこともあります。

コンクリート打ちっぱなし物件の場合は強度の高いコンクリートなので壁に何かぶつけたぐらいでは傷一つつけることができません。

うっかり壁に衝撃を与えてしまっても問題ないので結果的に退去費も安く済みます。

ゴキブリが出にくい

虫が出やすい条件というのは「暖かい」「暗い」「食べ物が多い」「隙間が多い」などが挙げられます。

打ちっぱなし物件の場合は気密性が高く、虫が入る隙間がほとんどないので木造や鉄骨造に比べるとはるかに虫出現率は低くなります。

特にゴキブリはちょっとした隙間さえあれば入ってきてしまうという難点がありますが、打ちっぱなし物件は気密性が高いため隙間が限られています。

ただし、打ちっぱなし物件でも『部屋が散らかっている』『食べ残しがそのまま』『1階に住んでいる』という場合は出る可能性もあるため注意してください。

コンクリート打ちっぱなし物件は24時間ゴミ出し可能となっていて、マンション内にゴミを保管していることがよくあります。

1階の場合はゴミ保管場所から近いため、廊下にゴキブリが発生しやすいという難点もあります。

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コンクリート打ちっぱなしのデメリット

防音性が高いという点は非常に魅力的なものの、デザイン性を重視した物件なので生活する上ではデメリットも多々あります。

家賃が相場よりも高い

コンクリート打ちっぱなし物件というのはいわゆる「デザイナーズ物件」に分類されます。

デザイン性が重視されていて通常よりも部屋の造りにコストがかかっているため家賃も高くなる傾向があります。

普通に考えれば鉄筋コンクリート造のマンション+デザイン料等が加算されているので当たり前といえば当たり前です。

通常のマンションよりも壁が厚かったり、床が厚くなっていることも家賃が高めに設定されている原因だと思われます。

部屋を借りる時ってまず最初に家賃を見ますから、同じ家賃価格ならもっと広くて綺麗な部屋に住める可能性だってありますからね。

コンクリートはもともとざらざらした表面ですが、打ちっぱなし物件にするためには表面を均一にする工程が入るので人件費やコストがよりかかってしまいます。

こうした部分も家賃に影響を及ぼすので、結果的に普通の鉄筋コンクリート物件よりも1.2倍~1.4倍程度は賃料が高くなってしまいます。

夏場暑く冬場寒い

コンクリートは熱伝導率が1.6 W/m・Kと高い性質があるので、打ちっぱなし物件だと外気の影響を受けやすいのが難点。

通常の物件では外壁や内壁等で断熱材を使用するため、ある程度の熱を防ぐことができますが、打ちっぱなし物件ではほとんど断熱材を用いていないので外気の温度がもろに部屋内部に伝わります。

しっかりと施工している物件は外壁に断熱材を使用しますが、賃貸物件で採用しているところは少ないですね。

夏は本当にアホみたいに暑くて、冬は冷蔵庫の中にいるような寒さになってしまうので冷房、暖房は必須になります。

電気代がかなり高くなる

上記で言った通り、暖房機器や冷蔵機器が必ず必要になるため必然的に電気代は通常よりも高くなります。

一人暮らしの電気代相場は4,000円前後と言われていますが、使用頻度によっては2倍以上の電気代がかかる可能性があります。

家賃が相場より高い上に電気代も高くなる。これがおしゃれの代償です。

ちなみに僕は大学時代にエアコン、ホットカーペット、ハロゲンヒーターをほぼ毎日使って電気代が15,000円ほどになったことがあります。

暑さ、寒さをしのぐには仕方のないことですがやっぱり電気代が高いのはちょっとネックですね。

カビが生えやすい

コンクリートは吸水性が高く、特に建設してから3~5年ほどの物件では結露、それに伴うカビの発生が頻繁に起こると言われています。

文部科学省におけるカビ対策マニュアルによれば室内の湿度を60%以下に抑えることが重要だと記載されています。

必ずその環境に適した微生物が生育してくることは避けられないため、最終的にはあらゆる微生物が発生しにくい環境に空間を制御するのが最善である。すなわち相対湿度は60パーセントを超えないように、また空間や資料周りを清浄に保つことが重要である。

引用:文部科学省

吸水性が高いということはそれだけ水分をためこんで、空気中に水分を蒸発させやすいという意味でもありますが、夏場は湿度60%を超えやすいのでカビの発生に注意が必要。

基本的に打ちっぱなし物件では除湿器が必須と言われているぐらい湿度が高くなります。

画鋲を打ち込むことができない

普通の物件なら壁にはクロスが貼ってあり、さらにその中には石膏ボードが取り付けられているので画鋲等を使ってポスターやちょっとした棚を作ることも可能です。

賃貸物件に対して画鋲を刺してしまうと退去費が高くなりそうな気もしますが、実際画鋲程度の穴は修繕対象として含まれないのでちょっとしたDIYをすることは可能です。

コンクリートがむき出しになっている状態というのは針が全く刺さらないということでもあるので、部屋の雰囲気を変えたい、模様替えがしたい人にとってはデメリットとなります。

僕も掛け時計をするために小さな穴を開けたことがありますがコンクリート打ちっぱなし物件ではこういうちょっとしたこともできません。

部屋が暗い雰囲気になる

良く言えばオシャレな雰囲気かもしれませんが、悪く言えばどんよりした暗い雰囲気なのがコンクリート打ちっぱなしの特徴。

普通の物件は白やクリーム色など明るい色彩のクロスを貼ることで部屋全体を清潔感のある印象にしています。

一方、コンクリート打ちっぱなし物件はグレー色となるのでどうしても明るい部屋にはできません。大人っぽい感じは出せますが色のせいで気が滅入るということも長く住んでいれば十分考えられます。

コンクリート打ちっぱなし物件に住んでみた人の意見をまとめてみた

最も気になる実際に防音性や室温・湿度に関して住んでいる人の意見も見ていきます。

防音性について

住んでみた人の意見からも防音性が高いのは明らかです。

ただし、いくら防音性が高いと言っても思いっきり叫んでいたり、窓から騒音は伝わってしまってしまうので完璧ではないようです。

室温について

圧倒的に寒いという意見が多いですね。

夏場は直接コンクリートに日が当たるわけではないのでまだマシですが、冬場はコンクリートがめちゃくちゃ冷たいのでエアコン等で部屋を暖めてもずっと寒い状態が続いてしまうというわけです。

コンクリート打ちっぱなし物件を選ぶ上での注意点

家賃は高いものの、防音性を重視したいならコンクリート打ちっぱなしがおすすめです。

部屋選びをする上で最低限注意すべきことについてまとめてみました。

窓の厚さも確認する

界壁に関しは問題ありませんが、隣人の生活音というのは窓から伝わることもあります。

窓ガラスは物件によって厚さや種類が異なり、遮音等級が存在します。

遮音等級透過損失(500Hz)窓ガラスの種類
T-440dBなし
T-335dB・2重サッシ
・3m以上+5mm以上の複層ガラス
T-230dB・5mm以上の単板ガラス
・3mm以上+3mm以上の複層ガラス
T-125dB・3mm未満の単板ガラス

窓ガラスの遮音性能は日本産業規格(JIS)が定めたT値があり、数値が高ければ高いほど遮音性能も高くなります。

透過損失というのは音が通り抜けたときの損失デシベル数のことで、例えば透過損失30dBの窓ガラスに50dBの音がぶつかると、部屋内部まで聞こえる音量は50-30=20dBということになります。

賃貸アパートの窓ガラスは3mm~5mm程度の厚さで、マンションの場合は網入りガラスで6.8mm以上のものを使用しているのが一般的です。

構造ガラスの厚さ透過損失
アパート3mm~5mm25db~30dB
マンション6.8mm~32db~33dB

いくら防音性が高くても窓が薄ければ、聞こえてしまうので内見時に窓の厚さもよくチェックしてみましょう。

わからない場合は営業マンに「窓ガラスの種類と厚さについて教えてほしい」と伝えましょう。

エアコンの有無や位置

コンクリート打ちっぱなし物件では夏場や冬場のエアコンが必須になってきます。

エアコンが設置されていることはもちろん、設置場所や製造年も内見時に確認してみましょう。

特にエアコンが古いと熱暖房効率が非常に悪くなり、電気代が高いわりに部屋が全然暖まらないという状態になってしまいます。

最低でも製造年から10年以内のものが理想です。

古い場合は契約前に交渉して替えてもらうことも可能ななので、積極的に交渉してみましょう。

日当たりの良い物件を選ぶ

コンクリート打ちっぱなし物件は特に冬場の寒さや結露が問題となっています。

日当たりが良いと夏場暑くなってしまいますが、エアコンの電気代は冬場よりも夏場のほうがはるかに安いです。

その上、日当たりが良いことで結露を防いでくれるのでカビ対策にもなります。

快適に過ごしたいならコンクリート打ちっぱなし×日当たりの悪い物件だけは絶対に選ばないようにしましょう。

まとめ

MEMO
  • コンクリート打ちっぱなし物件の防音性は通常のRC造よりも高い
  • 防音性が高くても子供の走り回る足音は聞こえてくる
  • 話し声や通常の足音ならほとんど聞こえない
  • 叫び声など大音量はさすがに遮音しきれない
  • 家賃の高さや熱暖房効率の悪さがデメリット

RC造の中でもコンクリート打ちっぱなし物件は防音性の高い構造です。

とは言っても大声で叫んだり、ドタドタとした子供の足音までは防ぎきれないので完全に無音ということはありません。

窓の厚さによっては隣人の音が窓越しに伝わってしまうこともあるので注意が必要です。

また、コンクリート打ちっぱなし物件は家賃の高さや冬場の寒さがデメリットとしてよく挙げられるので、この点もある程度の覚悟が必要となります。

コンクリート打ちっぱなし物件じゃなくてもオシャレな部屋は存在するので、デザイナーズ物件を探してみるのもありだと思います。

デザイナーズマンションはやめとくべき?やばいと言われるデメリット解説

コンクリート打ちっぱなし物件の探し方

コンクリート打ちっぱなし物件は物件数自体がそれほど多くないので普通に探していても条件に合う物件を探すこと自体が大変です。

ということでコンクリート打ちっぱなし物件を効率的に探せるサイトを2つほど紹介します。

グッドルーム

グッドルームホーム

グッドルーム公式ページへ

運営会社グッドルーム株式会社
対応エリア渋谷・札幌・名古屋・関西・広島・福岡
店舗数5店舗
物件数(山手線)約2,425件
特徴おしゃれな部屋が探せるサイト
仲介手数料は基本賃料1か月分
デザイナーズ物件やリノベーション物件が多い
オリジナルリノベーション物件(tomos)もある
長期滞在できるホテルも探せる
シェアハウスやマンスリー物件も探せる

グッドルームは一言で表すと「おしゃれな部屋を集めたサイト」です。

サイトを見てみるとわかりますが、本当にオシャレで見ているだけでも十分満足できるようなオシャレ部屋も多く紹介されていますし、普通の物件をリノベーションした物件(こっちのほうが家賃が少し安い)も数多く取り扱っています。

グッドルーム空と

人気の物件には謎の一言メモが添えられているのでどんな物件なのか想像しながら見てみるのも楽しいと思います。

打ちっぱなしだけを絞って探すというよりも「おしゃれな部屋に住んでみたい」という人のための専門サイトです。

イエプラ

イエプラのホームページへ

運営会社株式会社コレック
口コミ評価(google)★★★★☆(4.5)
対応エリア関東・関西
店舗数2店舗
物件数約10万件以上
仲介手数料基本賃料1ヶ月分+税(保有不動産に依存)
利用料金無料
会員登録必要
おとり物件0件
特徴自宅にいながら部屋探しができる
チャットでやり取りが可能
新着物件を手に入れられる
業者専用サイト「ATBB」が見られる
設定できない細かい条件を伝えられる

イエプラは家にいながら不動産に行った時と同じように部屋を探してもらえるサイトです。

スーモやホームズだと自分で検索を行う必要があり、細かい条件が設定できない場合がありますが、イエプラはチャットで専門スタッフに条件を伝えることができるので「打ちっぱなし物件のみを探してほしい」と伝えることができます。

物件数自体も多く、物件情報も不動産に行った時と同じスピードで得られるので普通の部屋探しとしても重宝できるサイトです。

サービスは無料で使えるものなので引っ越す予定がなくても”どんな部屋が今あるのか”興味本位で使うこともできます。

イエプラの評判は悪い?仲介手数料は?利用者の口コミを徹底調査

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