この記事には広告を含む場合があります。
記事内で紹介する商品を購入することで、当サイトに売り上げの一部が還元されることがあります。
住みたい物件が見つかってしまえば、あとは入居審査や契約をするだけとなりますが、部屋探しには時間がかかります。
『1ヶ月後に入居したいけどいつから部屋を探したらいいのか』『すでに物件は見つけたけど1ヶ月間待ってもらえるのか』など不安に思っている人もいるかと思います。
今回は1ヶ月後に入居するための部屋探しのスケジュール感や、すでに物件を見つけた人のために入居を待ってもらう方法について紹介していきます。
1ヶ月後に入居したいならすぐにでも物件探しを始めるべき
現時点で住みたい部屋が見つかっておらず、1ヶ月後の入居を目指すのであれば今すぐにでも部屋探しを始めるべきです。
8月1日 | お部屋探しスタート |
---|---|
8月4日 | 希望の物件を見つける |
8月9日 | 内見予定日(台風により変更) |
8月10日 | 内見(物件×3) |
8月11日 | 申込み書類の提出 |
8月13日~16日 | お盆休み |
8月17日 | 追加書類の提出 |
8月24日 | 入居審査に通る |
同日 | 入居希望日を伝える(9月4日) |
8月31日 | 初期費用の入金 |
9月1日 | 契約書にサイン |
9月4日 | 入居 |
上記は僕が実際に8月から部屋探しを始めて入居までにかかった日数で、合計1ヶ月程度でした。
部屋が見つかって申し込みをしてから入居できるまでにはだいたい2週間前後かかります。
つまり、部屋探しができる期間というのは実質2週間程度であり、それ以上かかってしまうと1ヶ月後の入居には間に合わない可能性がでてきます。
賃貸サイトいえらぶが行った「お部屋探しにかけた時間はどのくらいですか」というアンケート調査によると1ヶ月以上と1週間未満の割合が最も多く、いずれも31%となっています。
部屋探しにかかる期間は人によってかなり差が出る部分です。
今日から探し始めてすぐに条件に合う物件を見つけられる人もいれば、1ヶ月以上探してもうまく見つけられない人もいます。
2週間程度の猶予があれば、そこまで焦らずに探すことができるため、今すぐに部屋探しを始めましょう。
1ヶ月以内に入居したいなら即入居可物件がおすすめ
1ヶ月以内の入居を目標にしているのであれば、まだ居住中の退去予定物件ではなく即入居可物件を中心に探していきましょう。
即入居可物件とは現在住んでいる人がおらず、清掃も住んでいて契約すればすぐにでも入居できるお部屋です。
申し込みから入居まで平均で2週間~3週間程度、最大で1ヶ月程度が目安となります。
退去予定物件では、退去までの日数だけではなくハウスクリーニングも入るため1ヶ月以内の入居には間に合わないことがあります。
即入居可物件はすぐにでも内見が可能で、即申し込みができるので入居までの時間が迫っている人におすすめです。
入居希望日が1ヶ月以上先なら退去予定物件がおすすめ
退去予定物件は、退去希望を出しているが1ヶ月以内に退去する予定のお部屋です。
退去予定物件は退去の1ヶ月前ぐらいから募集を始めるため、即入居可物件に比べると押さえておける期間が長いのが特徴です。
入居までの工程 | 即入居可物件 | 退去予定物件 |
---|---|---|
退去するまで | – | 最大1ヶ月 |
物件の申し込み | 1日 | 1日 |
審査期間 | 3日~7日 | 3日~7日 |
初期費用の入金・確認 | 1日 | 1日 |
ハウスクリーニング | – | 退去から7日~14日後 |
書類作成 | 1日 | 1日 |
入居日調整・契約 | 1日~2週間 | 1日~2週間 |
鍵の引き渡し・入居 | 1日 | 1日 |
入居にかかる日数 | 約7日~1ヶ月 | 約1ヶ月~2ヶ月 |
最大2ヶ月近く物件を押さえておくことができるため、入居したい日が1ヶ月以上先になるなら退去予定物件を探してみましょう。
ただし、退去期間中に申し込んでも内見ができないため、契約前に内見をしてから住むかどうか判断することになります。
内見してから『想像と違った』とキャンセルすると一から部屋探しをしなければならず、予定が狂う可能性もあります。
仮押さえできる期間は2週間程度
現時点ですでに条件に合う物件を見つけている人にとっては『1ヶ月以上入居を待ってもらう』ということになりますが、結論から言えば合計1ヶ月程度であれば入居を先延ばしすることは可能です。
今日申し込みをしたとして、入居審査に通過するまでにだいたい1週間前後、書類作成・および契約に至るまでに数日かかります。
契約する際に入居希望日を決めますが、この時に『2週間先に入居したい』と希望を出すことで合わせて約1ヶ月程度時間を稼ぐことができます。
退去予定物件は退去する日にちによっては申し込みから入居できるまでに1ヶ月以上かかってしまうこともあるので注意が必要です。
猶予が1ヶ月ならすぐに退去する退去予定物件、もしくは即入居可物件が選択肢となります。
数日の二重家賃は仕方ない
二重家賃とは現在住んでいる物件の家賃と新居の入居日が重なることによって家賃が重複してしまうことです。
入居日交渉がうまくいかない場合は数日~数週間程度の二重家賃が発生してしまうことがありますが、ある程度は仕方ありません。
家賃は日割りで計算されるため1日単位で考えるとそれほど高くはなりません。
部屋が決まらずに一時的に家がない状態になるよりも退去日と入居日は被っていたほうが良い場合もあります。
1ヶ月後に入居するためにすべき部屋の探し方
まだ部屋探しを始めていない状態ならすぐにでも部屋を見つける必要がありますが、スムーズにいかずに想定より時間がかかることも多いです。
確実に1ヶ月後に入居したいなら探し方にも工夫が必要となってきます。
即入居可物件に絞って探す
退去予定物件は現在入居中で、退去するまで内見すらできません。
さらに退去からハウスクリーニングや清掃業務にあたるため、すぐに見つけても入居まで1ヶ月以上かかってしまうことが考えられます。
1ヶ月後の入居を目指すのであれば即入居可物件に絞って探してみましょう。
即入居可物件なら入居審査を通過すればすぐにでも入居が可能となっていて、入居希望日を調節すればちょうど1ヶ月で入居することができます。
即日内見予約を入れる
募集をかけている物件は好条件であればあるほどすぐに成約してしまいます。
お部屋探しが難航する一番の要因は『良い物件を見つけたはいいが、問い合わせたら埋まっていて申し込めない』といった状態が続くことです。
OHEYAGO(オヘヤゴー)の調査によれば、優良物件の平均空室期間は26日間、その他の物件の場合は83日間となっています。
これは通常の物件の話。
退去してから審査、ハウスクリーニング、鍵の引き渡し期間も含まれているので好条件の物件はこの期間よりも短い期間で埋まります。
需要が高い優良物件の場合、ハウスクリーニング等を引いた実際の内見できる期間は5日間~9日間程度。
『好条件の物件の期限は3日』と言われるぐらいすぐに成約してしまうので、即日申込みを入れることが大切です。
部屋探し→内見・申し込みの手順だけはのんびりしているといつまで経ってもお部屋が決まりません。
条件に合う物件を探すのも時間がかかるので、理想のお部屋が見つかったのであれば後回しにせずにその時点で内見予約を入れましょう。
すでに清掃済みの物件に絞る
即入居可物件の中には退去したばかりでハウスクリーニングや修繕作業が終わっていないお部屋もあります。
清掃自体は数時間程度で終わりますが、清掃業者に予約を取り付けるためにはだいたい2週間前後かかることもあるため、良いと思っても希望の日にちまで入居できない可能性が考えられます。
こういった物件を見つけたら『○○日までに入居できるか』を申し込み前に確認しておきましょう。
すぐに入居しにくい物件は予定がずれることがあるため、なるべく避けるのが賢明です。
入居審査中も他の物件を探す
スムーズに入居審査に通過できればいいですが、審査に落ちてしまった場合はまた1から部屋探しをする羽目になります。
落ちた後で探すと時間効率が悪く、1ヶ月で引っ越しすることができなくなってしまいます。
契約していない限りは並行して物件探しをしても、複数の物件に対して申込みを行っても問題ありません。
審査に通過しないことを考慮して、入居審査中の1週間も『他に良い部屋がないか』を探しておきましょう。
内見は現地集合可能な不動産を選ぶ
スーモやホームズを利用して部屋探しをする人は多いですが、問い合わせ時に店舗に行くのはおすすめしません。
ネットにはすでに成約済みである物件が多数掲載されており、『空室です』と言われて店舗に足を運んだ先で『ちょうど埋まってしまいました』と言われることがあります。
これがいわゆるおとり物件の手法であり、別の物件を紹介されることになります。
無駄な時間を使う羽目になるため、いつまでも部屋探しが前に進みません。
現地集合であればおとり物件まがいな被害に遭うことがなく、本当に空室のみを内見することができるのでおすすめです。
効率的に探せる不動産を利用する
スーモやホームズの物件数は非常に魅力的ですが、掲載されている物件にはすでに成約済みとなっているお部屋も少なくありません。
これは不動産業界の仕組み上、ネットに掲載されるのは一番最後になっているのが原因です。
物件の募集はレインズという不動産業者専用ネットワークに登録され、その後仲介業者やネットに掲載されています。
ネットに掲載手続きを行っている最中に店舗で決まってしまうようなことはざらにあります。
効率的に探したいのであればイエプラのような家にいながら部屋探しが可能なサービスがおすすめです。
イエプラはLINE上で部屋探しが行えるので「収納の多い部屋」「スーパーが近い部屋」など細かい要望のもと探すことができます。
対応スピードは他のオンライン型不動産に比べて圧倒的に早く、原則1分以内で返信をもらうことができます。
また、不動産業者しか見ることのできない『ATBB』も閲覧可能となっているため、誰よりも早く新着物件を探すことができます。
わざわざ店舗に足を運ばなくても部屋探しはできるので、活用していきましょう。
1ヶ月後に入居日を延ばしたいならすべきこと
『すでに物件は見つけている』『申込みをしている』なら入居希望日である1ヶ月後まで契約を先延ばしにする必要があります。
事情を説明して入居日を調整する
入居希望日はある程度こちらで調整ができ、事情がある場合は事前に話しておくことでよほど長くない限りは希望通りの日にちに入居ができます。
『今の部屋を退去するのが○○日だから』『引っ越し業者の予約が取れないため』など、その日に入居したい理由を伝えておきましょう。
大家としてはいち早く入居してもらいたいはずですが、営業マンは利益をあげることが最優先なので客を逃してしまうぐらいなら大家に交渉して待ってもらおうと考えるわけです。
なるべく最初に伝えておくことで無理やりにでも自分の希望を反映させることができます。
交渉は入居日だけでなく家賃や設備の改善も可能なので、気になる部分があるようなら積極的に相談してみましょう。
入居日交渉がしやすい物件を選ぶ
入居日の交渉がしやすい物件、そうでない物件というのが存在します。
- 同じ建物で複数のお部屋が空室となっている物件
- 退去予定物件
- いつまでも掲載されている物件
- 築年数の古い物件
- 立地の悪い場所に位置する物件
自分が良いと思った物件が上記に当てはまるなら、交渉に応じてもらえる可能性は高いでしょう。
需要の低い物件は交渉を拒否して入居希望者をまた探すよりも、交渉に応じてなんとか入居してもらったほうが利益になります。
大家としても一度入居者を逃してしまうとまた申し込み段階からやり直しとなるため、多少の条件なら飲んでくれます。
フリーレント交渉を行う
フリーレントとは一定期間の家賃を無料にしている物件を指します。
例えば「フリーレント1ヶ月」という記載があれば、入居後1ヶ月分の家賃を支払わずに住むことができるため、入居を遅らせたい人にとっては無駄な家賃を払わずに住むのでおすすめです。
初月の前家賃分が無料となるか、翌月の家賃が無料になるかは物件次第ですが、いずれの場合もお得になることは間違いありません。
交渉で入居日が遅らせられない場合は「フリーレントをつけてもらえませんか?」と交渉してみましょう。
1ヶ月分まるまるは無理でも、入居月分ぐらいは免除してくれる可能性があります。
契約せずにいつまでも入居してくれないよりは契約しているほうが大家としても安心できるので、人気の高い物件でなければ応じてくれることもあります。
まとめ
- 入居希望日が1ヶ月先なら今から部屋探しをすべき
- 退去予定物件だと入居希望日に間に合わない可能性がある
- 入居希望日は2週間程度なら融通が利く
- 入居日交渉は最大1ヶ月程度であれば待ってもらえる
1ヶ月後と考えると結構先のような話に思えますが、部屋探しから入居までのスケジュールを思えばすぐにでも部屋探しは始めるべきです。
最短で1週間~2週間あれば入居することもできますが、部屋探しにはどうしても時間がかかってしまいます。
すでに希望の物件を見つけたなら、とりあえず申し込んで入居希望日を早めに伝えておくとある程度考慮してくれるので問題ないでしょう。
あまりにも長い期間入居しないのは大家にとっても不利益となるので、数日程度の二重家賃なら許容範囲と考えておきましょう。